みゆきの日記
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今まで柴田さんに会えたとしてもすんなり日常に戻れたのに、 今回はなぜか引きずるのが長引いている。
まる2日間柴田さんのことばかり考えて過ごしてしまった。 あの9月のバンコクで恋に落ちた日のこと。 初めて結ばれた2月の夜・・・。
柴田さんが、私の中に初めて入ってきたときすごく「ぴったり」な感じがしたんだ。
「やっと入れた」って柴田さんが言って、 私は「うれしい」って言った。
そうしたら、柴田さんは「俺も」と言って私にキスした。
鮮明に覚えているその日のことを何度も何度も思い出す。 もう15年くらいも前のことなのにね。
一日中、胸を熱くさせていた。柴田さんの肌の感触をずっと思い出していた。 柴田さんに会い続けている限り、いつかこういう日がくることが私にはわかっていた気がする。 私は柴田さんを忘れられない。 柴田さんと一緒に生きていく人生がもしかしたらあったのかもしれないと思う。 今となってはもう遅すぎるわ。 私は不幸になる。
いつかきっとずーっと一緒にいられる日がくるって柴田さんは言った。 そんなことはまったく不可能なのに、なぜかそうなったらいいなと思う。 まったくありえないことなのにね。 そんな可能性を考えてみることもできないくらいに・・。
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