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一人ぼっちで屋上〜焼きそばパンを食べたい♪ - 2004年02月20日(金)
この星のこの場所はリップクリームくらいのガードで 壊れそうになりながら光の中進化していく まだLesson&Lunch…
何故か頭から離れません、もっちです。
久しぶりに本を買いました。 銀色夏生「これもすべて同じ一日」 本、というか詩集です。写真と一緒に詩が書かれてるやつです。 なんか沁みます。切ない気持ちが透明な言葉で書いてある感じ。 もともと、詩集てのは嫌いじゃなくて、どっちかというと気軽に読める分、下手な本よりか好きだったりするんです。高村光太郎の「道程」とか持ってましたし。「ぼろぼろな駄鳥」がすごい好きでした。寺山修司も好きでした。姉貴の本棚から勝手に持ち出しては怒られたり。 作詞をやる(やりたい)身としては、言葉の使い方や、韻の踏み方とかリズム感とか、すごい勉強させられたりするけど、そういう技術的な面だけじゃなく、なんだろう、直に来るものがあるんですよね。「突き刺さる」って言うと鋭角的な表現になっちゃうけど「沁みこむ」じゃ表現しきれない感じ。言葉って面白い。
ぼろぼろな駝鳥
何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。
動物園の四坪半のぬかるみの中では、
足が大股過ぎるぢゃないか。
頚があんまり長過ぎるぢゃないか。
雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。
腹がへるから堅パンも食ふだらうが、
駝鳥の眼は遠くばかりを見てゐるぢゃないか。
身も世もないように燃えてゐるぢゃないか。
瑠璃色の風が今にも吹いてくるのを待ちかまへてゐるぢゃないか。
あの小さな素朴な顔が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。
これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。
人間よ、
もう止せ、こんな事は。
半分愛して
半分愛してください
のこりの半分で
だまって海を見ていたいのです
半分愛してください
のこりの半分で
人生を考えてみたいのです
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