ビー玉日記
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2006年06月11日(日)  雨の日のおでかけ

朝から雨。
洗濯物を干すことに限って言えば残念な天気だけど、
こういう細い雨の日も悪くない。
雨の日に傘を差して出かけるのは結構好き。

午後、実家に帰った。
母(ガッコの先生)の学校の運動会が先日開催された際に雨で徒競走ができなかったため、昨日、徒競走だけが延期で開催されたそうだ。
私は子どもの頃、走ることだけは平均より少し速かったので徒競走は好きな競技だったが、友達の中には大嫌いだと公言する子もいた。
「せっかく徒競走をやらずに済んだのにわざわざやるなんて、嫌がる子もいたんじゃないの?」
と言ったら、やっぱり急に足が痛いと言って休んだ子もいたらしい。
そうだよねえ。
私だったら、マラソンであれば確実に同じようにサボったと思う。
最初から最後まで全速力で手加減をしないタイプの私は、短期決戦の短距離走が好きで、マラソンのように計画的に力を加減することが求められ、しかも長く苦しい競技は大嫌いだった。
今でもそういう性格は変わってない。
三つ子の魂百まで。

昼と夜と栄養補給をして帰ってきた。


そうそう、今日は大河ドラマで本能寺の変をやってました。
昨日、お昼の再放送を見て、明智光秀役の坂東三津五郎と織田信長役の舘ひろし、濃姫役の和久井映見が、なかなかよかった(偉そう)ので、今日も見なくっちゃと思った。
このドラマがはじまった時は配役が相当変わってると思ったけど、ここまで来たらそれぞれがかなりのハマリ役になっててよかった。
天下統一間近のキレた舘ひろしの信長と、生真面目で頑固な雰囲気の三津五郎の光秀の対立が、リアル。

信長は光秀の才能を認める一方で、光秀が自分をどこか見下しているのを見透かしてたんだと思う。
光秀は、ものすごくプライドが高くて、自分の才能を信じていて、自分が正しいと思うことに関しては絶対に譲らないで押し通すタイプだったのではないかと。しかも伝統的なシキタリや決められた手順なんかをすごく重んじる保守派。
信長は常識とか慣習にとらわれない革新派で、光秀のクソ真面目さが時にはうっとうしかったと思う。
「おれがいいと言ったらそれでいいんだよ! 黙って言うとおりにしろ」
みたいなイライラがいつもあって。
光秀は光秀でそういう信長のちょっとした態度から自分だけがイヤガラセをされているんじゃないかと思い込んで萎縮していく。
人を見る目が曇って信長の心が見抜けなくなっていく。
怒らせないようにするにはどうしたらいいのか、と自己保身に走れば走るほど信長を苛立たせる。
信長は精彩を欠く一方の光秀を奮い立たせるつもりがますます追い詰めていく。

……あー、なんか会社でもあるなあ、こういう図。
年の近い上司と部下って、うまくいかないんだよね。
しかも部下にそれなりの才能がある場合。
なぜか敵対してしまう。
上司は部下に過度の期待をして重荷を背負わせて、うまく仕事が処理できないときつく叱りつける。
部下は最初はおとなしくしていても、理不尽さに気付いて上司の管理能力を疑うようになる。
上司は部下の反抗的な態度に気付き、自分が上司として敬われていないことが気に障って更に無理難題を押し付ける。
仕事に関して言えば、男の人の方がプライド高いからなー。

話が逸れた。

本能寺の変。
火縄銃はそんなに早く連発できないだろう、とか。
坂東三津五郎の動きや台詞の言い回しがやや歌舞伎調で笑いを誘ったり、とか。(別に悪いということじゃなく、おもしろかった)
ちょっと気になったことはあったものの。
やっぱりベテラン俳優陣が揃っているだけあって、いい演技だったなーと思った。
(やっぱり偉そう)
好みで言えば光秀と濃姫のロマンスっぽい部分は好きじゃないけど。


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