ごみ箱

2006年01月11日(水) 風邪、そして帰国

彼がサンフランシスコに出張だった。
いつもは海外からでも連絡があるけど、たった一泊3日の出張なので今回はないだろうなぁっと思って帰りを待っていた。
昨日帰ってくるはずだったので、メールをしてみる。
いく前から風邪をひいたといって少し心配だったのだけど、
結局行きの飛行機の中で倒れ意識がなくなり、車椅子に乗せられてホテルまで運ばれたらしい。
それでもミーティングには出て、次の日帰ってきた。
やっぱり連絡がなかったのには理由があったんだ。
その話を聞いたとき正直青ざめた。
きっと彼が重態になってももちろん私のところに連絡くるはずもなく。
きっとなんで連絡してくれないのかな。飽きられたかな、うざがられたかなとか道でもいい勘繰りをして、知らないうちに彼は危ない状態を彷徨っていたりするのかもしれない。
心配しても心配損だななんて冷静に考えていた。
成田エクスプレスの電車の中から電話してきたかれは、元気な声だった。
きっと辛かっただろうに。
私は何もできないし、別に何も望まれていない。
悲しいけどコレが事実。

そしてそれから少したって考えたこと。
奥さんと子供。彼が大黒柱なのに、こんなにきつい仕事をして、
一番辛いのは家族のはず。
もしかしたらまた海外赴任になってしまうかもしれない。
それでも先はわからないから子供を中学に入れ、家を守る妻。
一番心配してるのは彼女なんだろうな。なんてしみじみ思った。
そして彼が重態になったら悲しむのは子供なんだろうなと。
私は所詮他人事でしかないのかも。
あの紙切れ一枚の力はすごい。
私は好きだけど愛しているわけじゃない。
愛の力はきっと偉大なんだろう。

電話を切るとき、今週末私に時間ができたことを伝えた。
もちろん病み上がりなので無理に会おうといいたくなかったので、
それとなく伝えておいた。
次会えるのは2月で、きっとNY。
それなら回りの目を気にしなくてすむし、気兼ねなく朝まで一緒にいられる。
それのほうが私には都合がいいかも。
朝帰りを気にする彼の姿はやはり心が痛むし、
なんとなく知り合いがいないかどうか確かめるようなそぶりを見せる彼は痛々しい。
帰りのハグに力がこもっていないのはきっと気のせいではないはず。
日本にいる限りきっとそうなんだろう。

彼が海外赴任になるかも、しかも単身赴任かもなんて話をこの前した。
その時結構ラッキーなんて思っていた私。
救いがたい…
海外にいるほうが彼と会える時間が増えると思ったんだ。
彼も僕がもっと会いに凝れる回数が増えるからいいななんていってた。
まぁ口先だけだし、実現性にも少々欠けますが。

前の不倫相手は、私のことを大事にしてくれた。
大事にされすぎて怖くなって別れた。
私は離婚されても結婚できない。
奥さんとも、子供とも対面していたので、
顔が浮かんできて、彼といるとき、彼と奥さんがどんな会話をしてるかが用意に想像できた。
いつも彼の実家に泊まっていたので、
彼が奥さんとあまりいい関係でないことも知っていた。
これはある意味救いだった。
もし奥さんとの関係がうまくいっていて、
しかも私と浮気していたら辛くてあんなに長い間一緒にいなかった。
今回は彼が全く奥さんや子供のことを話したがらないので、
私には彼がどんな私生活を送っているかが想像できない。
家庭円満なのかも。
それだったらわたしはこの関係続けたくない。
体だけの割り切った関係でもなく、
将来を真剣に見据えた関係でもない。
どちらかだったら考える余地はあるけど。
こんな宙ぶらりんな関係だったら自分の神経すり減らすだけ。
割に合わないよね。

どちらにしろ、長続きする関係ではないからなぁ。
彼は今年一年、最低でも続ける気だけど、
私は自信がないぞ。
まぁいいか、とりあえずは風に身を任せ、様子見で…


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