日々楽しい中。
私には憂鬱の種があった。
それは仕事。
私の本業はOL。
ある日、キャバの仕事でビラ撒きをしていた時。
見たことのある人達が近付いてきていた。
それは
紛れも無く
社長。
慌てて隠れてみたものの、どう考えてもバレバレ。
しかも、社長が入って行ったのは隣のビルのスナック。
何で今まで気付かなかったんだろう。
隣のビルのスナックの名前の領収書。
何度仕事で見かけた事か。
それ以来、会社に行きづらくなり
キャバの仕事が楽しい事もあり
私は仕事を無断欠席するようになった。
そんな私を見兼ねた裕が私に一喝した。
「どっちも宙ぶらりんなら、どっちか辞めな。」
4歳も年下の裕に叱られた。
だけど、彼の言う事は最もで。
私は裕を見直すと同時に会社を辞めた。
そして、週3日だったキャバをレギュラーにした。
堕ちていく。
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