このところ部活がらみでいろいろあった。(具体的には生徒に発表予定の3/21まで秘密) 年度末ということもあり、図書室業務でも殺伐とし、校務的な面てせも殺伐。しかも定演に向けて生徒と真っ正面からの衝突している最中、にである。
そんな殺伐した中で、 同僚が所属するオーケストラの演奏会に行ってきた。 パウエル作曲のファゴット協奏曲もやるという。
指揮者の命令に、団員全員で応える。 合奏の喜びは、これじゃないかと思う。 一人一人の奏でる音が調和し、音はフカフカの毛布のように私を包み込んでくれた。 なんだか泣きたくなる、そんな感動を覚えた。
私はどうして音楽が好きなのだろうか。 音を奏でるのがどうして好きなのだろうか。 そして、今、その通りなのだろうか。。。
そして最近指揮者を見ていたか? いや、見ていない。 いつもに比べて譜面にかじりつきというわけでもないが、見ていない。 どこか遠くを見ていたのだろう。 以前は指揮者が何を求めているのか、瞬時にわかった。ただ私の技術がついていけないだけで。 それが今は何を求められているのかわからない。
疲れていたのかもしれない。
このところ本当に殺伐としていた。生徒はかわいい。たまに怒ることもあるが、真っ正面からぶつかることは怖くない。そんなことはなんていうことはない。 意図せぬ力が働き、ペースを乱され、心を乱される、ほん小さな出来事がいくつも続いた。
殺伐とした日々の中で、忘れていたものを思い出させてもらった。
いつも思うのは、「音楽を楽しもう」と口にするようになったら、おしまいだ、ということだ。 「楽しむ」より一瞬一瞬に発生する響きを大切にしたい。
ちょっとメランコリックにふける今日この頃。
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