きまぐれがき
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初詣は平安神宮にするはずが、乗り換え駅で気が変わり、京都とは 反対方向の電車に乗って橿原神宮へ。
後方に見えるのが大和三山のひとつ畝傍山。
万葉集に、畝傍山を額田姫王にたとえて中大兄皇子が詠んだ歌が ありますね。
香具山は 畝傍ををしと 耳成と 相争ひき 神代より かくにあるらし いにしへも しかにあれこそ うつせみも 妻を 争ふらしき
神代の昔からそうなのだから、いまの世でも妻をめぐって争うのだよ、 などと勝手なことを言って、中大兄皇子は弟の大海人皇子から額田姫王 を奪ってしまったのでした。 お正月そうそうから、古代宮廷の華麗なる三角関係に酔ってどうする。 あやかりたいのか? 左に見えるぶら下がった板のようなものは、特大絵馬です。
その特大絵馬の前では記念写真を撮るべく長蛇の列。 しゅくしゅくとすすんでいく様子を少しだけ眺めてから参拝に。 うちの二匹の犬の分も、犬の気持ちになって願い事を頼んでおく。
今年も破魔矢の絵馬が可愛い。 この干支の木目込みもどきは日本で作ったものなのだろうか? 破魔矢についている鈴をリンリン鳴らしながら、昨年と同じこと を考え考え帰って来た。
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