きまぐれがき
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2004年01月02日(金) よき日でした

 

初詣は平安神宮にするはずが、乗り換え駅で気が変わり、京都とは
反対方向の電車に乗って橿原神宮へ。




後方に見えるのが大和三山のひとつ畝傍山。

万葉集に、畝傍山を額田姫王にたとえて中大兄皇子が詠んだ歌が
ありますね。

香具山は 畝傍ををしと 耳成と 相争ひき
神代より かくにあるらし いにしへも 
しかにあれこそ うつせみも 
妻を 争ふらしき

神代の昔からそうなのだから、いまの世でも妻をめぐって争うのだよ、
などと勝手なことを言って、中大兄皇子は弟の大海人皇子から額田姫王
を奪ってしまったのでした。
お正月そうそうから、古代宮廷の華麗なる三角関係に酔ってどうする。
あやかりたいのか?
左に見えるぶら下がった板のようなものは、特大絵馬です。




その特大絵馬の前では記念写真を撮るべく長蛇の列。
しゅくしゅくとすすんでいく様子を少しだけ眺めてから参拝に。
うちの二匹の犬の分も、犬の気持ちになって願い事を頼んでおく。




今年も破魔矢の絵馬が可愛い。
この干支の木目込みもどきは日本で作ったものなのだろうか?
破魔矢についている鈴をリンリン鳴らしながら、昨年と同じこと
を考え考え帰って来た。


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