きまぐれがき
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2004年10月08日(金) ああそういうことだったんだ......

画像を表示するはずのところの×、週明けまでにはなんとか元に戻
したいと思っています。。。。。。。。


「テレーズ・ラカン」をデヴィッド・ルヴォーが監督するとの記事をどこ
かで見たのは3・4年も前のことだっただろうか。
主演にケイト・ウィンスレットが決まり、ジュディ・ディンチの名前もあ
がっていたように思う。

tptでのルヴォー演出「テレーズ・ラカン」を思い出しては、映画化を
楽しみに待っていたのに、何時までたってもこれに関する情報はな
にも伝えられないまま、相変わらずルヴォーは舞台の演出に明け
暮れているように見受けられ、ケイトは2回結婚して母親になってい
た。

もう彼は映画への情熱が冷めてしまったのだろうかと、毎年のよう
にトニー賞の何らかの部門で候補にあがるのを喝采しながらも、恨
めしい思いでながめたりしていた。

それが、月が替わってすぐに買ったままバッグに入れっぱなしとなっ
ていたシアターガイドを、今頃になってパラパラと繰って見つけたルヴ
ォーのインタビュー記事で「テレーズ・ラカン」の映画化はおろか情報
が途絶えて久しい理由を、彼自身の口から語られているのを読んだ
時には、惜しいじゃないかと感じながらも充分に納得することができた。

やっぱりシナリオにつきるのだ。
納得するシナリオに仕上がらないのなら、長い年月に亘って温めてい
た作品でも「脇にどけよう。そうしないと何ひとつ前進できなくなるぞ」
と決意するのだ。
監督への情熱を失ったわけではなく、来年あたりに新たな企画の期待
を含ませてはいたが、妥協を許さない職人気質ルヴォーの選択、惚れ
惚れするね〜

しかしルヴォーが46歳とは.......
メルトイユ夫人役の役者が「これが、役者にしたいようないい男で」と言
ったのも頷けるルヴォー20代(すぐに30という頃だったような)の演出
「危険な関係」から、ずいぶんな時が流れたものだ。
ハッ!私のうえにも同じように時は流れて........ドッキンだ!



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