まさかこんな更新のまれな日記(?)を見てる人はいないと思うから、 ネタばれとか腐発言上等でいこうかね。 久しぶりだし☆
もうもうもうもう…!!!!×∞
お前ら大好きだーーーーー!!ってくらい、エンブリオンメンツが好きでたまらん。 いきなりクライマックスから話しちゃうけどね!! ヒートはやっぱり裏切っちゃったけど、「お前は何も知らずに氏ね」とか 殺してないのに「サーフは俺が殺した」とかさー。 これ絶対何か隠してるよねっという態度。 喋るのもやっとのサーフが声を振り絞って自分の名を呼ぶ姿に、 振りおろそうとした手が止まる描写が…。 ヒートもサーフのことやっぱり…としか思えない。 お互いに大切に思いすぎてて、ヒートは自分の知った「真実」をサーフたちには知られたくないから「何も知らずに氏ね」という発言に至ったと考えてますよ。 自分が汚れ役になる覚悟があるんでしょうね。 そこまで強い意志をもつヒートが、 大切なサーフや仲間を殺してまでも隠したい「何か」って何だろう。
ゲイルはゲイルで自分も苦しいのにサーフを癒そうと必死に手を伸ばすし、 誤解とはいえ瀕死のサーフを見て激昂して「私と戦え!」とか、 血が出るくらい唇かみしめて必死にサーフを助けようとするとか。 物質世界に再生されてからの彼は、本当に感情豊かになったと思う。 相変わらずサーフ至上主義だけど。 でも、本当に本当にゲイルはゲイルでサーフのことをとても大切にしている。 ヒートとは違う形で。 サーフはゲイルに対してちょっと冷たい、と思うこともあったんだけど、 きっとそれってサーフの我儘とゲイルがビショップという他のメンバーとは違う立ち位置にいたせいかもしれない。 2巻で大好きなシーンがあって、 サハスララ最上階でサーフがゲイルに手を差し伸べるシーンがある。 そこで初めてゲイルがサーフの手を取るんだけど、 今までゲイルはその手を振り払ったり拒絶してたりしたんだよなー。 「目に奇妙な光を浮かべて」ってあるんだけど、 きっとその時にサーフに対してゲイル自身が特別な感情を持ったのかもしれない。 「愛」とか「尊敬」とか腐った意味だけでなく。 ゲイルが手を胸に当てて、サーフに首を垂れるしぐさがとても好き。 なのでサーフ、ゲイルにもっと優しくしてあげてーー(切実)
アルジラも虚構の都市を見つめて「ジナーナ…」て呟く姿や、 シエロの「やっぱり嫌だ!」って駄々こねて地下に住んでる人たちを助けに行く姿とか! 彼らは本当に純粋で、パーフェクト・アスラと呼ばれる恐ろしい悪魔でも 酷く人間的で魅力にあふれている。
敵である、眞は最後はとても悲しい終わり方だった。 両親の虚栄と虚飾を満たす道具として生まれ、 常にそれを自覚する日々を送り、 人を憎み世界を憎み愛することを知らずに育った眞ちゃん。 人間の倫理という輪から外れた彼が、 同じく輪から外れた孤独に育った一畿にシンパシィを感じたのは当然だったのかもしれない。 彼に必要だったのは傷をなめあうことのできる存在だったのだろうと思うと、 「悪魔」と称された彼の性質が酷くアンバランスなものに感じた。 きっとそうなるであろうと予想しながら螢ちゃんを一畿に紹介した心理はなんだったんだろう。 自分は一畿に選ばれないことを彼は知っていたのだろうか。 ならばこの世で一番憎くても、自分と同じ形を持っている螢を代理とすることで、 自分が愛されていると慰めていたのだろうか。 そんなことプライドの高い眞ちゃんがするだろうか。 そこまでして一畿を側に置いておきたかったのだろうか。 やり方をたくさん間違えていることに彼は気づけなかった。 一畿に拒絶され、ヒートに拒絶され。 絶望のうちにようやく流した涙も塵となって、 求めた人の似姿に踏みつぶされた最後。 彼の魂はどうなるのだろう。
そして、サーフ。 美しく強い人形達のリーダーでありながら、散ってしまったお人形。 ジャンクヤードではリーダーユニットが撃破されれば、 戦いは終わりメンバーたちは勝利したトライブへ下るけど、 もうそのジャンクヤードはない。 ジャンクヤードは戦場だったけど、彼らにとっては「母胎」だった。 エンブリオン=「胎児」、 というトライブ名はそのままサーフたちのことで、 戦いしか知らない「胎児」の優しくも残酷なゆりかごだった。 その胎児たちを引っ張って精神面を支え続けて来たサーフがいなくなったら、他の胎児たちはどうなるんだろう。 彼が最後に見た光景はどうなるんだろう。 彼はジャンクヤードでいろんな人に手を差し伸べて抱きしめて来たから、 彼が抱いて来たものが無にならないことを祈るしかない。
っていうか、セラフになるのかな、やっぱ。 …んー、それは…ヤダな…。 セラフというキャラは好きなのですが、サーフ単体が好きなので。
そういえば、やっぱり4巻を読んで思ったのですが、 サーフは確かに眞ちゃんのアバターを元に作成されたんでしょうけど、 そのきっかけになったのは螢ちゃんじゃないかな、と。 眞ちゃんがEGGに召集された時にはすでに螢ちゃんの大脳はEGGに贈られることは決まっていたようですが、 えーと3巻どこ行った!!!! EGGラボでは謎の彫像が眞だと判断されて眞ちゃんが招聘されたけど、 セラにとってはどちらでもよかったんじゃないかな、と。 もしくは螢ちゃんを呼んでいた可能性もある。 普通の人間と違ってデザイナーズチャイルドは遺伝子情報を操作して誕生するので、 より「情報」としてはセラや神に馴染みのあるものなかなとか思ったり。 上手く書けないけど。 生身(アバターはあれど)の眞より、 結晶化してより高度な情報体としてつねにセラの近くにあった螢ちゃんの方が、 よりサーフの形成に影響を与えたんじゃないかな、って思う。 螢ちゃんはいつもびくびく兄の陰におびえていたけど、 一畿が観た深層ではその隠された強さを表していたし。 その強さがサーフに影響してるんじゃないかなーて考えてます。
あ、3巻のラストに出て来た銀髪のサーフのような青年も気になるので、 5巻になったらその謎も解けるのかな、と。 どちらにしろ10月で最終巻かと思うと待ち遠しいような寂しいような気持ちになります。
はぁ、…ヒトサフ(ゲイサフ)読みたいよ←え?
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