目次｜過去は過去｜過去なのに未来
| 2003年12月29日(月) | 独白 |
逃げ続ける。
生きる為に。
立ち向かう。
生かす為に。
立ち止まる。
滅びる為に。
理由を求め。
殺さぬ為に。
人は日々己を殺す
違う存在に創り代える
己が身を喰らい
己が身を延ばす
不変は堅く強きなれど
脆く不変のまま砕け散る
変化は柔軟にして不安定
何時しか望まぬ存在に変異する
心に牙もて突き立てよ
不変たる存在で変異せよ
僕の中には死の憧憬があり、
生の渇望が希薄であり。
同時に感情も緩慢に働くものでしかなく、
動かされている人形の感覚に満たされていた。
事実僕は被支配を望んでいる。
強い存在。
絶対者にして不変。
死。
その一方、失って来たものを輝かしく思う。
弱い存在。
不安定にして変わり続けるもの。
感情、生、ヒト。
輝かしい故に近づき難かった。
僕が日の光を畏れながら渇望したように。
どちらにいくのか、
僕はずっと逃げ続けていた。
でも、決める時はそこに用意された。
どちらを選んでもきっと僕は後悔する。
どちらかにさよならを告げて、僕は僕を探しにいく。
実を言えば、ドキドキしてる。
僕がどちらを選ぶのか。
