Love Letters
DiaryINDEXpastwill


2007年08月04日(土) どうしても会ってしまう


 もうあなたの気持ちはかなり冷めていたと思います。

 それでも別れられないから、

 情熱を奮い立たせて会うことになりました。

 
 「初めてこのお店に行く時は小夜子と行こうと思う。」


 あなたがそう言ってくれた洋食屋さんへ行きました。

 こじんまりとしたアットホームな感じのお店で、

 味も期待していた通りとても美味しかったです。




 ホテルに着くとすぐに

 二人でベッドに転がりました。

 今までと変わらないキス。

 あなたと唇を重ねて、抱き合って…

 別れの予感が遠くへ薄れていくのでした。




 お部屋に差し込む明るい日差しの中で

 あなたと愛し合いました。

 身体に刻み込まれた

 5年間の愛された記憶…

 あなたの動き一つで

 私はすぐに満たされ、濡れてしまうのでした。




 抱かれた後にあなたに横を向かれるのが恐い…

 そんな臆病な気持ちであなたに抱かれたことが

 今まであったでしょうか。




 あなたを求める気持ちは

 関係が穏やかだった頃よりもずっと強いのに、

 それを全て曝け出すのが怖くて




↑エンピツ投票ボタン
 身も心も全てあなたに委ねられた頃と

 何も変わらないセックス。

 唯一つ違っていたのは、

 愛してるって言えなかったこと。

 愛してる?って聞けなかったこと。



0574 W.S.R

人気サイトランキング


↑エンピツ投票ボタン
My追加


小夜子

My追加