Love Letters
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2008年07月28日(月) 待ちわびて…


 私達が泊まった旅館は

 お料理が美味しいことでよく知られています。

 私達はゆっくり時間をかけて、

 地元の新鮮な海の幸がいっぱいの夕食を堪能した後、

 温泉街に出かけました。



 私はこの日のために

 自分で浴衣を着られるように練習しました。

 自分の帯も持って来ていました。

 とは言え、

 借りた浴衣はサイズも大きくて、

 家で自分の浴衣を着たようには上手くは出来ません。

 ささっと手際良く着るつもりが

 思ったより時間がかかってしまいました。^^;

 ロビーで長いこと待たせてしまったあなたに謝って、

 夜の街に出かけました。



 今回は7月の三連休ということで、

 以前来た時よりもずっと

 夜の街は華やかに賑わっていました。

 私はあなたの腕にそっと手を絡めて

 お土産屋さんの灯で明るい街を歩きました。



 お部屋に戻ると

 既に二組のお布団が綺麗に敷かれていました。

 あなたが私の浴衣姿の写真を数枚取った後、

 私達は二つのお布団をくっつけて

 抱き合って眠りました。



 久しぶりに会った前の晩から

 私達はキスの一つもしていなかったので、

 浴衣を脱ぐことももどかしく、

 あなたの指先が私の肌をなぞっただけで

 私の身体は火がついたように熱く燃え上がるのでした。



 あなたの指が

 蕩けるその部分に滑り込むと、

 私の身体はますます熱を帯び、

 容赦ないあなたの視線に晒されて

 あっという間に登りつめていくのでした。



 甲高い叫び声と共に

 あっけなく逝かされてしまった私。




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 「今夜はもうこれ以上無理よ…。」


 真剣に許しを請う私を見つめて、

 ようやく開放してくれたあなた。

 前の晩の宴会の時から

 ずっとあなたを欲していた私の身体は、

 やっと大好きなあなたと繋がることが出来ました。



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小夜子

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