Love Letters
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私達が泊まった旅館は
お料理が美味しいことでよく知られています。
私達はゆっくり時間をかけて、
地元の新鮮な海の幸がいっぱいの夕食を堪能した後、
温泉街に出かけました。
私はこの日のために
自分で浴衣を着られるように練習しました。
自分の帯も持って来ていました。
とは言え、
借りた浴衣はサイズも大きくて、
家で自分の浴衣を着たようには上手くは出来ません。
ささっと手際良く着るつもりが
思ったより時間がかかってしまいました。^^;
ロビーで長いこと待たせてしまったあなたに謝って、
夜の街に出かけました。
今回は7月の三連休ということで、
以前来た時よりもずっと
夜の街は華やかに賑わっていました。
私はあなたの腕にそっと手を絡めて
お土産屋さんの灯で明るい街を歩きました。
お部屋に戻ると
既に二組のお布団が綺麗に敷かれていました。
あなたが私の浴衣姿の写真を数枚取った後、
私達は二つのお布団をくっつけて
抱き合って眠りました。
久しぶりに会った前の晩から
私達はキスの一つもしていなかったので、
浴衣を脱ぐことももどかしく、
あなたの指先が私の肌をなぞっただけで
私の身体は火がついたように熱く燃え上がるのでした。
あなたの指が
蕩けるその部分に滑り込むと、
私の身体はますます熱を帯び、
容赦ないあなたの視線に晒されて
あっという間に登りつめていくのでした。
甲高い叫び声と共に
あっけなく逝かされてしまった私。
「今夜はもうこれ以上無理よ…。」
真剣に許しを請う私を見つめて、
ようやく開放してくれたあなた。
前の晩の宴会の時から
ずっとあなたを欲していた私の身体は、
やっと大好きなあなたと繋がることが出来ました。
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小夜子
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