Small Talk 〜雑談〜

2014年12月08日(月) スリランカへの道

甲状腺摘出後にリンパに転移していたことが
わかったけれど、リンパごと切除していたし
その後の採血でも大丈夫そうで、
胸を撫で下ろしている。

アーユルヴェーダ講座を受け終わる。
気持ちを大事にすることはわかったし
気持ちや感情を大事に生きていた。
身体のケアは、してきたことがない。
むしろ、肉体が嫌いだった。
目先のおしゃれ、目先の快楽、
上辺だけ取り繕うこと、
上辺だけで楽しむことが
身体へのご褒美の世界だと思っていたし
実際、そういうもので溢れかえっていて

だけど、命を活かすケアなら
目先ではなく、根幹から耕すような
それをケアというのなら、やってもいい。
そういう、根っこを活かすようなものを
探していたのだ…
セルフエスティームを上げるのもそうだった。
しっかりと「生きる」ということ。
滋養を持って、生きること。

ノーケアで、よくここまで持ったもんだ。
痩せる為だとか、動く為に
身体を酷使したことはあるけど
ケアはどうしていいのか、わからない。
どうしたらいいのか、わからない。
最近、加齢を感じるようになってきた。
もう20代とは全然違う。

この国で、女1人、
身体に消化しやすい食材を採り、
消化しやすい身体になり、
溜めたものを出し、循環させながら生き、
かつ、仕事もする、というのは…

アーユルヴェーダで、焙煎していない胡麻油を
火にかけてクリアにしてから、皮膚に塗布すると
物凄い速さで、吸収していくのだ…

それは5分で、心臓まで行き渡るのだとか。

スキンケアひとつ取っても
食べ物ひとつ取っても
人が関与している物が、合成している物が多すぎる。
人が作り出してしまったものばかり。
人の手が加わっていないものが、殆どない。

自然から離れて、人がこねくり回して作った物に
内側も外側も囲い込まれて
自然を忘れて、自我が肥大して、
日中空も緑も風も感じられなくて、そんな場所で
私は、私達は、壊れていく。滅びていく。
多分、自滅していくのだと思う。
人の技術に胡座をかき過ぎて、不自然になる度に、
自然を蔑ろにしていく度に、ガンになったり、
アレルギーやアトピー、不妊といった形で、
人は結果的に、自然によって、
淘汰されるようになっているんだ…


食品ならコーシャやハラル、
化粧品ならエコサートなど、厳しい規定があるけれど
コーシャやハラルは宗教的な定めで、昔からの物を
昔からの素材を、
人が合成したのではない物を摂るようにと
なるべく身体に無害であるようにと決める事で
命としてのヒトを、
自然に近い状態のヒトであり続けることを、
守っているのかもしれない…と思うこの頃。

この間、近所の農園のビニルハウスから
ふわっと土の香りがした時、ホッとしたんだ。

佐藤初女さんの講演会。
人は半分は自然に委ねられている。
余熱で置くと美味しくなる。
落ちつかせて馴染ませる時間。
近々、ポール・スミザーさんの講演会にも行く。

年末年始は、スリランカ。
緑の島で、自然を感じて、毒を出す。


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