おてんきや日記
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2005年01月19日(水) ふたりのお母さん

4歳の長女は、私と一緒に布団に入って眠ることが当たり前の生活を送っていました。
妹が生まれるまでは……。

生後8カ月の二女は、夜になると泣きぐずり、
おっぱいを飲んで、しばらくの間だっこをして、それからやっと眠ります。
眠っても、2〜3時間後にはまた泣いて起きるので、
私の布団に一緒に入って添い寝しています。
妹と反対側の、私の隣で寝ているおねえちゃん。

「お母さん、こっち向いて」
「ごめんね、わこちゃんがねんねしたらね」
「わこちゃん、もうねんねした?」
「もう少しよ、あと少しだからね」

おねえちゃんは、布団の中でじーっと妹が寝るのを待っています。
どんなに眠いときでも、お母さんがこっちを向いてくれるまでじーっと待っているのです。

妹が寝て、反対側にいるおねえちゃんのほうを向くと、
うれしそうににこにこして体を擦り寄せてきます。
そして、真ん丸の目をして言います。

「ねぇ、お母さん。手をつないでトントンして」

片方の手をつないで、もう片方の手で優しく体をトントンとたたいてあげると、
すーっと目を閉じて眠ります。
時には小さな声で、今考えていることをそっと教えてくれたりします。
ひとしきり聞いてあげると、満足そうに眠りにつきます。

お母さんは、おねえちゃんと妹の、ふたりのお母さんになったのです。

一生懸命おねえちゃんになろうとしているんだね。
そういうのも、ちゃんとちゃんと分かっているからね。


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