■朝、ドライヤーを消して、テレビ画面を振り返った瞬間に、ちょんまげ姿の人が目に入りまして、 む?斜め後ろからのアングルではあるけれど、この頬骨と顎の線はどこかで見たような… と思ったら、ホントにクサナギさん@綱吉だったのですね、Hちゃん。
サル、イヌときたら、来年はキジか。はたまた桃太郎侍か。
んー。
時代劇は嬉しい。嬉しいのだけれど、殿様よりも、もっと刹那的な眼差しが見たい。
んー。
まぁ、キレイな額が見れるんだから、良しとするか…(贅沢モノー)
■今夜はシアターコクーンで『赤鬼(日本語バージョン)』。 タイ語バージョンを見たのは、一体何年前だったっけ? 日本語バージョンは初演を見逃していたので(チケット争奪に敗れたんだね)、初見です。
大雑把に印象を語るならば、タイ語バージョンは神話、日本語バージョンは実話。 私にとって、ですけども。 私にとっての異国の言葉で語られるタイ語バージョンは、それだけに観念的な印象が強く、 自国の言葉で語られるタイ語バージョンは、生々しく迫ってくる。 でも、アプローチの違いはあっても、濾過されて、胸の中に沈むものは同じ。
小西真奈美嬢は、やっぱり舞台の人だと思いました。 脆いように見えて強靭な体。高く低く変化する声音。 テレビドラマで彼女の持ち味を生かした役柄は『深く潜れ』くらいしか思いつかないもんなぁ。 カーテンコールの140°のお辞儀がとても強くて美しかったのが印象的。 大倉孝二氏も良かったけれど、野田さん本人が久しぶりに役者として楽しげに見えたのも嬉しい。
でもって、開演前、目の前に某有名女優さんが1分間ほど佇むというオマケつき。 すんごい小さい頭で、すんごい綺麗な顔で、すんごい肩が薄くて、すんごい首と腕が細くて、 本当にお人形のようでしたよ。中学生のクサナギさんじゃなくても、ウットリですよ。 あぁ、瞳、洗われるが如し。美しいってことは、それだけで善なのかー。あうー。
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