ドラマスペシャル『海峡を渡るバイオリン』。 原作を読んでいないし、予備知識は当日昼間の密着番組のみだったので (それも、たまたまテレビを点けていたら、やおら始まったのです)、 過度な期待はしていなかったつもりなのですが。なんて言うんでしょうねぇ。 終わった瞬間に、 あら、私、今、「あれ?」って顔してないか?してるよねぇ。むー。 って感じで。
なんなんだろか。 クサナギさんもカンノちゃんも熱演で、野や山の風景は枯葉さえも瑞々しく、 なのに何で、私は肩透かしを喰らったような顔をしてるんだろか。
聞けば、70分ほどカットされたシーンがあったとか。 陳さんの人生は3時間ぽっちで語れるようなレベルでは無かったということなのでしょか。 いや、でも、誰の人生だって、3時間ぽっちで語れるわけはないのです。 でも、それを語れるのが優れたドラマだということなのでしょか。
続いて見たスマステ、シンツヨのラブラブお喋りは可愛らしかったけれど、 「泣ける俳優」という「称号」が「レッテル」に変わってしまう危険もちらほら。 杉田監督の言う「変わろうとしている時期」という意味には、 「泣ける俳優」という逆レッテルをクサナギツヨシがどう乗り越えていくのか、ということも含まれているのかも。 と、99%当たってないのだけれど、勝手に解釈してみました。はい。
あぁ、あと、『新選組!』の軍服榎本@クサナギさんは美しかった。 なんかこう、ブリキ缶のフタに焼き付けて、宝物を入れておきたいような風情でしたね。
え?
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