Diary?
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猛暑の中、家の中も猛暑なので外に出る。猛暑のせいか、土曜日にしては行く先々がいつもより空いている。気になりつつも女子が群がっていて近寄ることのできなかったジェラート屋さんに、一人も並んでいない。ジェラートの世界大会で賞を獲ったという噂のジェラートを食べてみた。美味だけど暑いからばくばく食べちゃってもったいなかったかな。
ジェラートで元気が出たので、図書館と古本屋2軒まわり、さすがに疲れたので帰ろうと歩いていると、路地裏のエコでロハスな感じのギャラリー?セレクトショップ?が開いている。通りかかって開いているのを見たのは初めてだったので、多少怯えながらも入ってみる。エコでロハスな器や雑貨が揃っていたのだが、私の目は入り口に置いてある「吉野番茶」に釘付けだ。
日々番茶を飲んでいるのだが、いつも買っていた京番茶が最近ピーコックに置いてなくて、そろそろなくなるのに困っていたのだ。ピーコックがイオングループに買収されてから、店内がどんどんトップバリューで埋め尽くされていく過程を悲しい気持ちで見守っている。関西メーカーの普及品が手に入る、貴重な場だったのにな。
それはともかく、いわゆる「落ち葉系」の番茶を探し求めていたところに、こんなところで出会おうとは。お店の人に焙じ香の強さなど質問してみたら「冷たくしたのがあるから飲んでみます?」と言っていただいて、試飲。焦げ臭くなくて、ちょっと枯れた落ち葉っぽい香りもして、がぶがぶ飲む私にはぴったりのお茶だ。これからこれにしよう。でもこの店いつ開いてるんだか。
その後スーパーにも寄って、なんだか増えてきた荷物を抱えて「ああビールが飲みたい、カフェに寄って帰ろうかなー」と考えながら歩いていると、酒屋の店頭から「カナダの地ビールデース、試してミマセンカー」と微妙な片言で声をかけられる。ふらふらと吸い寄せられると、中国系カナダ人のお兄さんが出張販売をしている。飲ませてもらったら、クラフトビールらしい強い味で気に入ったので2本購入。すると「クジヒイテクダサーイ、何がイチバンほしいデスカー」見ると専用グラスと細々した景品が置いてある。「そりゃグラスでしょうよ」とクジを引くと、見事にグラスが当たった。お兄さんが「マジで?マジで?」って動揺してる。
そんなこんなでいろんな小さな幸せが降り注いだ一日で、嬉しいようなこの先が不安なような、そんな日でした。帰り道は荷物が重くてひーひー言ったが。
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