思考過多の記録
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会社への完全復職のためのリハビリ出社を始めて、もう4ヶ月と少しが経過した。当初は午後の2時間だった出社時間も、3時間にまで延びている。何とか今月末までに4時間、つまり、午後まるまる出社できるようになることを目指している。
「出社」といっても、特に仕事をしているわけではない。「休職」扱いなので、会社も仕事をさせることができないのだ。もし仕事をさせるとなると、僕自身は規定の就業時間中は拘束されることになり、リハビリにならない。一方、会社も僕に賃金を払わなければならないのだ。 通常の仕事ができないため、デスクでは本を読んでいることが多い。 あとは、PCを使って社内、社外のネットワークに接続して、いろいろと情報収集をしている。
たかが3時間、しかも仕事でもないのに、家に帰ってくると結構疲労している。 普通に働いていた時は、よくもまああんな長時間労働で死ななかったと思ってしまうほどだ。とはいえ、カウンセラーさんに言わせれば、 「治ってしまえば、今の状態のことの方が遠い出来事に感じるようになる」 とのことである。
困ったことは、体の疲れもさることながら、頭の疲れがとれないということだ。 具体的に言うと、まとまったことが考えられない。というか、考えをうまくまとめられない。また、あることを集中して考えることがまだ難しい。 だから、こういう文章もなかなか書けない。 病気になる前、また抗鬱剤を大量に飲んでいた時には全く苦にならなかったのに、今ではこうしてある程度の長さの文章を書くことがとてもおっくうだ。
これはとても困る。 僕は、こうして文章を書くことで自分を表現してきたし、ある種のストレス発散にもなっていたのだ。 だから、文章を書く時には頭の中にアドレナリンでも分泌されているのではないかと思えるくらい、文を紡ぎ出すことは楽しく、快感だった。 それが今では、半ば苦痛である。 そして、そんな状態にいることが、僕をいっそう滅入らせる。
早くこの状態を脱したい。 今のままでは、脚本もまともに書けない。アイディアはあるのに、それを形にする気力と集中力がないのだ。だから、それは明確な形にはならず、ふわふわとそこらへんを漂っている。そうこうしているうちに、同じようなアイディアを思い付いた誰かが、形にして発表してしまう。 言いたいこと、書きたいことは山ほどあるのに、それを形にできない。 言葉を生み出すのが苦しいなんていう日が訪れるとは、思ってもいなかった。
早く、元の自分に戻って、今溜まっているいろいろな思いに形を与えて、そこら中に書き散らしたいものである。
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