おじいちゃんが入院した。 軽い脳梗塞の疑いで経過観察の為。 そういえば、昨日の夜中、自分でも調子がおかしいようなことを言っていた。 そのときの顔色が青白いというよりは妙に黄色っぽくて、 とりあえず病院に行くように話していたけれど、まさか入院とは。 おじいちゃんは割といつでも具合が悪そうにしていて、 そのくせ大病や入院はしたことがないという、 低いラインの健康を保ち続けている人だった。 だから今回もいつもと同じくらいにしか思っていなかったんだ。 母からの「じいじが入院することになりました」というメールを見たとき、 現実味がわかなくて呆然としてしまった。 家に帰るとおばあちゃんがあわただしく入院のための準備をしていて、 お父さんが病院へ向かうための車を用意していて、 やっぱりおじいちゃんは家のどこにもいなくて、 漠然とした不安だけがモヤモヤと私の中にあった。 こうしてパソコンのある洋間にいると、 「ストーブつけないのか」「寒かったらひざ掛け使えよ」 と必要以上に心配症のおじいちゃん。 うるさく感じるときもあるくらいなのに、いなくなると寂しい。 ロビンも、階段を上る音がするたびに玄関に向かっていって吠えている。 早ければ来週にも退院できるみたいだけど、待ち遠しい。
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