無理矢理日記

2002年07月10日(水) スイカの食べ方。

スイカを今年初めて食べました。
去年も食べてなかったような気はします。
目の前に差し出された赤く甘いであろう果肉を見つめると、志村けんを連想させました。
どうしたんだろう、幻覚かなあ。
早く食べなければいけないような強迫観念も感じるよ。
おもむろに食べはじめるのですが、実はおれはスイカという食べ物がとりたてて好きではありません。
それは1にざらざらとした食感であり、2に前述の志村けんであり、3にはなんといっても縦横無尽なまでに広がるその種子であるのです。
まるで小宇宙を形成するかのような勢いで埋まっているこの種は堅く、一般に食するものではありませんので、おれも例に漏れず食しないわけですが、いかんせん数が多い。
そこでおれのとる手段は少なくとも見える部分の種をフォークなりスプーンなり、あるいは指などでほじくりだし、そうして真っ赤っかになったスイカをがぶりとやる、一般にいわれる「女々しい食べ方」なのですが、これにも問題はあります。
おれは女々しいとか言われるのが中途半端に嫌なので、フォークなどを使わずに、この種を指でほじることがしばしばですが、このような作業をしていると、指が果汁まみれになります。
また、表面の種をほじりだした跡、その奥にまた黒い種の影が見えることがあり、「かようなところに残党がおったか」とさらにほじると、径が指大であるトンネルがいくつかスイカに穿たれることになり、非常にみっともないです。
あまつさえその作業に没頭していると、指どころか掌全体、下手をすれば肘のあたりまで果汁でべとべととなり、「おかあさ〜ん」だとかの悲痛なうめき声をあげることになるのです。
そうして指をべとべとにしながらスイカにかぶりつくと、ときどき駆除しきれなかった種が紛れ込んでいることがあります。
豪快にむしゃむしゃとやっているとこれに気付かずに「がりっ」っとなってしまい、なんだか変な顔をしながら、うええ、とよだれと一緒に分断された種子を吐き出すことになるのです。
したがってそろりそろりと紛れ込んでいる種子に気をつけながら食し、種子の存在に気付いたら口の中で種子と果肉を選り分け吐き出すという作業を随時実行する必要があるのですが、おれはスイカを食べ慣れているわけではありませんので、以下のような事態が起こり得ます。

むしゃむしゃびちゃびちゃ。
もぐもぐ。
んっ!(種があるのに気付いた)
もそもそ。(口の中で選り分けている)
ぺっ。(吐き出した)
あっ!(吐き出したのは果肉の方だった)
がりがり。

おれにはスイカ向いてない。



2002年06月29日(土) 冬のライオン。

ワールドカップの影響であるのか、キャプテン翼の話題が絶えません。
キャプテン翼というのは、もう10数年も昔に流行った漫画でありまして、この時期のジャンプ黄金世代マンガは非常に郷愁と笑いを誘うのであります。
同時期のマンガには男塾やキン肉マンや北斗の拳などがあり、いずれもツッコミどころ満載な仕上がりになっております。
友人のかたりくんなどは話すたびにこれらのマンガのストーリーやエピソードを驚くほど事細かに記憶しており、その漫画に対する記憶能力を発電かなにか世の為に活かせないかと考える次第です。

さて、キャプテン翼の話をしていたら、ファミコンゲームキャプテン翼をプレイしたくなりました。
さっそくエミュレーターを起動し、遊んでみることにしました。
無駄なところで行動力抜群です。
子供の頃、1はプレイした記憶はありますが、今回やってみたのはスーパーファミコンの4でした。
はじめると翼くんはいきなりブラジルのサンパウロFCにいました。
いきなり1試合目が始まります。
なになに、操作は1の頃とほとんど変わっていないな・・・。
キックオフ。
味方のボールから始まります。
しばらくドリブルして翼くんにパス。
翼くんのおなじみドライブシュート!
キーパーとどかない。ゴール!
変わってねぇな、このゲームも。
案の定、ほかのFWにボールを渡して超ゴール至近距離から撃ってみてもことごとく止められました。
得点能力のまったくないFWはなんのために存在しているのでしょうか。
1試合目は練習のようなものだろう、2試合目くらいから手ごわい相手に違いない。
ロベルト、敵の情報を教えてくれ。敵を知りまず己を知れば百戦して危うからずだ。
「じょうほう」をチェック。
ロベルト「ドトールとアマラウがちゅうしんのまもりのチームだ」
ロベルト役にたたねー。

実はこのゲームにはオールスターモードというのがあり、そのモードではこのあとゲームに登場するであろう有名キャラクターを自由に使ってプレイできるのでした。
そちらをプレイしてみることにします。
とりあえず我がチームはおれが知っているだけの有名人を盛りこんでみました。
シュナイダー、翼、日向、ディアス、ピエール、ナポレオン、カルロ・・・。
気付けばDFはキーパーよりシュート阻止率がいいと評判の石崎くんただひとりでしたが、確かこんなゲームです。
とりあえず、ボールを持ったらその場でシュートするという戦術で戦ってみることにしました。

敵のキックオフで試合開始。
三杉くんのドリブル。
日向くんが三杉くんについた。
日向くんの強烈なタックル!
ああっと、日向くんボールを奪った!
日向「くらえ!おれのライトニングタイガー!」(センターラインより自陣側)
敵のDF、ブロックにいく。
ああっと、DFふっとんだ!
敵のDF、ブロックにいく。
ああっと、DFふっとんだ!
森崎くん、パンチング。
ああっと、森崎くんふっとんだ!
ネットを突き破ってゴール!

敵のキックオフ。
三杉くんと岬くんのワンツー。
(三杉君のパスワークとドリブルであっというまに自陣のゴール前)
ディアス君が三杉くんについた。
ディアスくんのタックル。
ディアスくんボールを奪った。
ディアス「ドライブシュート!」(自陣のゴールライン)
敵のDF、ブロックにいく。(5メートル以上飛びあがりながら)
しかしとどかない。
敵のDF、ブロックにいく。(5メートル以上飛びあがりながら)
しかしとどかない。
森崎「そうなんどもぬかれてたまるか!」
森崎くん、パンチング。
しかしとどかない。
ディアスくんのシュートがネットにつきささったー!

クソゲー。

こんなHPを見つけましたので、キャプテン翼に興味のある人はどうぞ。
キャプテン翼選手名鑑


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