そよ日暮らし の そよふぉとノート
もくじだよ|きのうへ|あしたへ
いつもなら冬眠準備をする季節。 ことしはすこし勝手がちがい 眠るのは 先延ばしにして もうすこしもうすこしって動きたがっているみたい。 みたりきいたりみつけたりふれたりしたいものがまだ いくつも在ったような気がして。 雪の降らない霜月もいいないいなと思って歩く枯野道。 これから出会うきびしいさむさやさみしさを よりうつくしくイメージしつつ それなのに 矛盾しながらどんよくに ぬくもるふゆをさがしていたり。 (2008年11月18日) 夜にわずかに積もった雪がうれしくていついつまでも雪夜の散歩。 (2008年11月22日) ほんのすこしの雪だというのに こんなにも こんなにもまた細胞のひとつひとつがあたらしく まるで生まれかわれるようなみずみずしさをもらってしまう。 (2008年11月23日) ほんとのところは かさかさで ハンドクリームとリップクリームが手放せないこのごろ。 みずみずしさなんてことばを使うのは おこがましいことこのうえないね…と思いつつ(^^♪ あたらしい冬がうれしくてたまらないこのごろ。
2008年11月16日(日) |
霜月の落葉松林(からまつばやし)。 |
まだあたらしいものなのに もうすでに、ずいぶんとながいこと温めてきた……と思えるような そんなものたちだけがもつ やさしくありがたくなつかしい感じに とりかこまれています このごろ。 晩秋は、とどこおりなくすばらしくおわり あしたかあさってくらいには わたしの吸い込む空気はぜんぶ ぜんぶがぜんぶ ほんかくてきな冬のくうきになることでしょう。 すーはーすー。 撮影したての写真にあれこれ手を加えては じぶんのきもちにより近づけてしまうこのごろ。 (写真は、旅先にて 2008年11月7日撮影。)
2008年10月28日(火) |
まもなく終わる十月を |
まもなくおわる十月を 惜しんで游ぐ葉っぱたち。 着陸を ためらうような 空へと 向かいたいような 海にまもなく降る雪をここでみとどけたいような ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− 拾い集めた葉っぱの押し葉を窓に貼り、耳を澄ませて過ごす休日。 きこえてくるのは、 すばらしく すこしかなしく ふたしかな そして可笑しな葉っぱの会話。 この秋の葉っぱがみんなこころから なにもかにもをうけいれて あかるくそしてあたたかく すやすや眠れますように(お祈り)。
風があんまりつよいので、 外に出たならかんたんに このもやもやとした邪知は 吹き飛ばされることでしょう。 ……と、かんがえて あさいちばんに家の近くの公園に行ってきました。 風があんまりつよいので、 ひとっこひとりいない公園。 遊具も風もひとりじめ。 これはスケッチ ・・・ではなくて、写真をスケッチ風に加工したもの。 ほんとうは、木の葉と一緒に吹き飛ばされてゆく邪知を しっかり撮影したはずなのに みてみると、風も木の葉ももやもやもいっこもなにも写っておらず カラフルなのどかさだけが写し出されていたのでした。 きつねにつままれたような・・・。 ほんとうは、もやもやなんてどこにもなくて はじめから、のどかな今日であったのかもね。 もうにどとよくないゆめをみませんように(お祈り)。 ・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− ここからしたはいつもどおりのふつうの写真。 このごろのきせつのきもちをぞんぶんに 撮ってのこせたような気がしてうれしい感じ。 いい日。
( 秋なのに 冬のにおいが するね )
( するよね )
手帳から、こんな会話が聞こえてきたので
おそるおそる声のするページを開いてみてみると
このあいだ、挟んだばかりの押し葉ふたりの声でした。
そんなわけでスキャナーで
葉っぱと声をとりこんで
ポストカードをつくってみました。
だいすきな秋と冬とがまざりあう
いまの季節がとてもたいせつ。
だいじにだいじに丁寧に、その日その日をゆくつもり。
なんとなく やっと ようやく すこしずつ よゆうがでてきて
あそびごころも戻ってきました (よかった) 。
ではひきつづき、よい秋をおすごしください。みなさまへ。
【メダル】 / 2008.09.15 【渇】 / 2008.10.05 【訴】 / 2008.10.07 【沈黙】 / 2008.10.07 【周】 / 2008.10.07 【地下】 / 2008.10.14 【おやすみ】 / 2008.10.14
【勇】 / 2008.10.15
春から参加させていただいていた「題詠blog2008」
昨夜なんとか完走することができました。
最後に投稿した11首の中から、いくつかの歌に写真を添えてみました。
秋特有のあれがきて
はがゆさがスンとほどけてゆくような
ばらんすのよい朝でした。
気温は10℃。いいかんじ。
・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−
昨日まで
道ばたという道ばたにエゾノコンギク……なんて思って見ていたのだけれど
どうやらそれはまちがいでした。
帰化植物のユウゼンギクやウラギクや
紫色のヒメジョオンまでまざりあい
みんなで群れているらしく。
じっくり観察しなくては……と、手折って家に来ていただいた野菊さんたち。
エゾノコンギクかどうかを見きわめるには
「葉のくびれ」とか「葉の心形の基部が茎を抱いているかどうか」
ああそして「花びらは20枚以下か以上か」などなどであるのだけれど
ああなんか、図鑑とならべてみているうちに
いろんなことが揺らぐのでした。
国籍も種類も由来も何年草かということも
彼女たちにはなんかかんけいなさそうで
おもいおもいにただ群れて
ただただ揺れてきもちがよくて
ただそれだけでいいんだけどな
と聞こえるような。
そんなわけでこの秋は
「しらべない しりたがらない たださない」
というようなメアテを持ってゆこうかなっと思ったしだい。
いい日。
のんびりすごせた休日でした。 初心にかえるというような、そよそよとしたこころもち。 まなうらに凪ぎのみどりときいろのせかい。 カメラを向けるといつもはすぐに飛び立つ鳥も 今日はたいそう無防備で。 いつもはなんかなんとなく高みで揺れているような カツラの葉っぱも今日はずいぶん気安くて。 庭にはシロツメクサが揺れ その向こうではネルがお昼寝(うしろの茶色がネルの背中)。 せっかくだからとくべつに、ポートレイトも載せてみませう。 2008年7月5日土曜日の水辺をお散歩中のネル(柴犬13才) 日々是好日。ほんとうに。
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