見ていると辛い。 |
津波で被害を受けて、1人で帰って来た小学生の男の子。
大変な思いをしているのだろうと、見ていて胸が痛む。 そしてもっと胸が痛むのは、彼がとてもしっかりとしていること。 悲しいだろう、寂しいだろう、どんなにか不安だろうと思うのに、 マスコミや周囲の人に、ちゃんと接している。
もっと感情を出してもいいんだよ、自分を押し殺さなくてもいいんだよって思う。 登校する時にカメラを向けられて、きゅっと口を結んで歩いている彼を見て。
いやきっと彼はホントにいい子で、無理なんてしてないのかもしれない。 きちんとした親御さんに、しっかり育てられたのかもしれない。
こんな風に感じてしまうのは、私自身に傷があるから。 子供なのに、子供らしく振舞えなかった苦しかった自分がいるから。 彼の事とは一緒にしちゃいけないのかもしれないね。
きっと彼は、今必死で自分を保とうと頑張っているのかもしれない。 一度崩れたら、もう立ち上がれなくなってしまいそうで。 これはあくまでも、私の憶測なんだけど。
いつか肩の力を抜ける日が来るといいね。
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2005年01月16日(日)
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