紫
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惰眠をむさぼりました。
何度か、父の夢をみました。
夢のなかでは、父はもうこの世にいない設定で、私は、父がいつ消えてしまうか冷や冷やしていました。
父の独特の口調が夢の中に広がり、母が、普通に父と会話をし、夢だとわかっていながらも、私は、あの瞬間を思い出し、悲しみを再現せざるをえませんでした。
1年経っても、やはり、私のなかでは、悔しい思いでいっぱいです。
おやすみ。
2008年03月14日(金) |
思いがけず、茶色い袋 |
帰りがけに、友がふらりと寄ってきました。
ホント、ふらり、と。
飲みの誘いか?と思い、財布と相談しないと……と思った矢先。
「これ、持って帰って」
茶色いナイロンの袋を渡されました。
「え?」
意表をつかれ、すっとんきょうな声を出しながら、袋の中をちらりとのぞきました。
「あ……」
深夜、家に帰り、テーブルの上に袋の中身を置いておきました。
おそらく、明日の朝には位牌の前に供えられていることでしょう。
どうも、ありがとう。
もうすぐ二十歳になる友が、この春、ひとり旅に出ようとしています。
「原チャリで淡路島を一周する」
友のそんなセリフを聞いてしまったからには、いてもたってもいられなくなった私。
「とほ」と「FREE」というひとり旅を応援する雑誌をあげました。
そして旅の地図として「ツーリングマップル」をすすめておきました。
その翌日。
さっそくツーリングマップルを購入してきた友。
行動が早い!
行き先も、淡路島ではなく、高松と徳島にしたそうです。
友の中で広がる旅。
とても楽しそうです。
ただ心配なのは、原チャリ。
ちらりと「18切符」の存在もすすめておきました。
さりげなくさりげなく。
旅の後押し。
そうして、もうすぐ新しい旅人が誕生します。
「行ってらっしゃい!」
きょうは、おしまい。
去年。
友の母が亡くなりました。
その前に、私の父が、思いがけず亡くなりました。
友の母と私の父が亡くなった経緯は、まったく違います。
それでも、親がいなくなった、という事実は、事実、です。
ときどき。
思います。
私は。
あのとき。
結婚。
していたほうがよかった?
今日は「東京大空襲」の日だそうです。
広島も、長崎も、そして、知覧も訪れた私。
でも、東京大空襲や、大阪大空襲を物語る場所には、訪れたことがありません。
その場所を物語る資料館。
あったら、訪れてみたい。
いえ、訪れなければいけない、と思っています。
おやすみ。
胸くそ悪い。
きのう書いたその「mixi(ミクシィ)」の日記の話。
なんだかんだと言い訳していましたが、ホントは。
ある後輩の「死」を、とある後輩の日記で知ったからです。
あとで聞けば、白血病だったとのこと。
ホントに、残念でなりません……。
その後輩は、ある意味、「会社の先輩」。
そしてその後輩の同期の上司として配属された私。
転職したてで、どうしていいかわからなかった時期に、その彼女は私に言いました。
「私の同期は、ちょっと癖があるけどいいやつなんです」
同期思いの彼女。
そして、介護の仕事をしたい、と言って会社を辞めていった彼女。
そして、こんなその彼女の死に対して、こんな日記があった。
『あなたが無駄に生きた今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたかった明日である』
「無駄に生きた」というのはひっかかるけれど、「痛切に生きたかった」という明日。
大事にしようよ。
無駄な毎日は、ないよ。
きっと。
「mixi(ミクシィ)」という、とあるサイトがあります。
ごく数人の友を招待しておきながら、私は実はあまりこのサイトに好意的ではありません。
でも、ある意味、便利なので、籍を置き、ときどき日記をしたため、コメントを読み、「あぁ、そうか」とうなずくのみ。
メインの日記は、やっぱりこの「エンピツ日記」です。
個人的な理由ですが、日記に対してコメントはいらないからです。
でも。
やっぱり。
特定の人に読んでほしいことはmixiに書かざるをえません。
その「マイミク」の中に私が考える「特定」の人以外の人がいても仕方ありません。
もう、やめようかな。
そんなことを考えていたら、きょう。
「ミクシィ、招待してください」
大事な友からメールが届きました。
これまで2度ほど、珍しく私がミクシィに誘った友。
もうしばらく、続けてみようかな。
だって、使い方は本人次第だもんね。
おやすみ。
ふらり、と帰り道。
十数メートルほど前を歩く友たち。
これから、どこかに飲みに行くのでしょう。
歩くのが人より少し早い私は、追いつこうと思えば楽に追いつける距離ですが、なんとなく歩調はゆっくりめ。
彼女たちには、彼女たちの会話があって、私は邪魔者かな。
そんなネガティブな思いが心をよぎり。
ふぅ。私、疲れているんだな。
前を歩く友たちが、門を出て、駅の方面ではない路地の階段を降りていく姿が見え………、あ……。
ひとりが振り返り、私と目が合いました。
「今、帰り? 今から飲みに行くけど、いっしょに行くーー?」
それから、楽しい時間が数時間。
おおいに笑いました。
あぁ、誘ってくれてありがとう。
なんだかうれしい夜になりました。
おやすみ。
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