紫
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私が綴った言葉たちのコードを探してくれました。
ふたりでいっしょに音合わせをしていると、どうしてもここが小樽のような錯覚を覚えます。
あぁ、私は以前、小樽でこの人と今日と同じようにギターのコードを拾っていたっけ。
妙に懐かしい気持ちでいっぱいになり、こそばゆいくらいうれしくなり。
あぁ、この人は、小樽のあの宿を知っている人だ。
ここがどこかがわからなくなったところで、会場に向かいました。
会場にも、小樽の宿でいっしょにいた友たちがいました。
ここに、この場所があるから、こうしてあの時の仲間と同じ時を過ごすことができるんだ。
そんな思いでいっぱいになり、この場所に感謝せざるをえません。
そんななか、今日の会が開会しました。
今日は、先週の日曜日に結婚した友の披露パーティー。
友たちのお祝いに、その友たちがマジックや歌を贈ります。
もちろん私も歌います。
愛であふれるこの場所で、大切な人のために歌えることの喜びを私は知っています。
おめでとう。
比較することではないけれど、今までに出席した披露パーティーや結婚式の中で、いちばん、うれしいふたりになりました。
ホントに、おめでとう。
おめでとう。
何回でも言います。
おめでとう。
いつも「上から目線」で強がりばかり言っていた人。
私があいさつに行くと、ぽろぽろと涙をこぼして泣いてくれました。
あぁ、やっぱり不安なんだな。
私がつねにそばにいるから、あんなに強がったことばかり言えていたのかもしれない。
そんなことを思いました。
最後にいろんなことを学びました。
ありがとう。
これからも、生きて。
残された人生を、生きて、ください。
私はこの3週間で、何ができたのだろう。
なんにもできてなーい……。
おやすみ。
おたふく風邪のワクチンを接種してきました。
ちくっと。
予防接種をするたびに、思い出すシーンがあります。
それは、幼稚園のとき。
日本脳炎の予防接種だったと記憶しています。
当時から負けず嫌いだった私は、注射を見てもしても、絶対に泣かない!と決めていました。
泣かない、というのは、今も昔も泣き虫な私には難しいこと。
泣かないために、腕に力をふりしぼり、こぶしをギュッと握って、お医者さんの前に行きました。
「わぁ〜、力が入っているね〜。もっと力を抜いてね」
そんな言葉に耳を傾けることなく、さらにギュッとこぶしを握りました。
何度かそんなやりとりをして、あきらめたお医者さんは、私の腕に針をプスッ。
………。
……………。
い………、痛……いっ(涙)!
でも、泣きませんでした。
だって、隣の列では、いつも私をいじめにくる男の子が、わんわん、わんわんと大声を上げて泣いていたのです。
泣くもんか!
もちろん、今日も泣きませんでした。
今日の注射はそれほど痛くなく、腕の力は十分に抜いていたことと、一生を通して負けず嫌いな性格も一助していると思いますが、それより、私にすぐうしろに並ぶ二十歳の友が、「痛くないよ、すぐ終わるよ」と私をなぐさめてくれていたからだと思います。
おたふく風邪。
これでもう、ひと安心です。
あとは、ハシカくらいかなぁ。
おやすみ。
ちょっと、つらい。
告白の仕方で、とある人と盛り上がりました。
その人は余命いくばくもなく。
でも、生きる気力は人一倍。
そんな人と、「告白」の仕方で盛り上がるのも、なんだかなぁ、という感じですが、でも、いいのです。
その人曰く「やっぱり告白は、直接言いたいなぁ」
私「そうですね」
その人「顔を見て言わないと、よくわからないしなぁ。返事はメールでいいんだけどね」
私「メールでいいんですか?」
その人「メールでいい。でも、自分の気持ちはメールでは伝えたくない。相手がどんな表情をするのかもみたい。それが、愛につながる瞬間や」
恋から愛。
デジタルではわからない。
アナログでしかわからない。
やっぱり私も、アナログ人間でいたいな、再度思ったのでした。
2008年05月18日(日) |
誰に伝えればいいのか |
駅で待ち合わせをして、ぼちぼち会場に向かいました。
会場には、見知った顔がちらほら、ちらほら。
あぁ、この雰囲気。
みんなが正装をして、きょうのことを喜んでいる。
今日は、友の結婚式です。
去年、ずっと看病してきたご母堂を亡くすという人生の悲しい場面に直面し、でも、愛する人を認識して、今日のこの日を迎えた友。
あぁ、おめでとう。
チャペルで友が式場に入ってきた瞬間。
胸が詰まって、瞳がくもって、じっくりと友を見つめることができなかったけれど、しっかりと歩を進めていることはわかりました。
あぁ、ホントにおめでとう。
つらいつらい時期を過ごし、そして、そのつらい気持ちを支え共有してくれる人を見出した友に、これからもお幸せに。
彼と彼女を知る人たちみんなが、とてもいい顔をしていました。
友の幸せを喜ぶ顔。
みんなが望んでいたんだよ。
みんなが、あなたのその笑顔を見たかったんだよ。
チャペルの式の後、出席していた仲間たちと中華を食べに行きました。
ひとりの友を通して、いろんな面々が顔を集めることがとてもとてもうれしくて。
あぁ、私はこんなステキな日にここでこの仲間たちといることができて、とてもとても貴重な1日だなって、すべてのことに感謝して。
どうも、ありがと。
おめでとう。
ありがとう。
おやすみ。
思いがけず、エンドウマメをもらいました。
これで、また豆ごはんが食べられます。
うれしい。
どうもありがとう。
ありがとうありがとう。
母も大喜びでした。
豆ごはんが大好きです。
豆ごはんが好きになったのは、ごく最近です。
子どものころは、大嫌いでした。
でも、今は大好き。
母の作る豆ごはんは絶品です。
父は、お弁当に豆ごはんが入っていたら、そのお弁当を仲間のお弁当と交換してまで、母の豆ごはんを食べさせたそうです。
「うまいだろ?」
そう自慢しながら。
最近は、近所の百円農家でエンドウ豆が売られなくなったそうです。
今年はなんだか育ちが悪いみたい。
今年は、あんまり食べられないのかな?
豆ごはん。
寂しいな……。
うぅ〜ん。
おやすみ。
病院から戻ると、友から、誕生日の贈り物や持参品がいくつか届いていました。
わざわざ届けてくれるなんて。
ありがとう。
覚えていてくれただけでうれしいです。
絵はがきを探しました。
でも、いい相手が見つかりません。
絵はがき。
探している時間が幸せです。
ありがとう。
健康で、ありがとう。
生きていて、ありがとう。
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