後ろ向きの中にも光明あり(子会社黒字化) - 2003年03月15日(土) 本日は白石の結婚式2次会打ち合わせで、昼に大崎に行った。で、夕方4時くらいに打ち合わせを終え、横浜に向った。まあ横浜に向ったのは他でもなく、出社するからなんですけど、恥ずかしいからみんなには言わず、幹事頭の梅香だけにボソッと「横浜行くんだよ」とあたかも約束があるかの如く言って、挨拶も適当に、そそくさと湘南新宿ラインのホームに向った。 電車に揺られている時、やるせなさの様なものに襲われて、何か体全体グッタリした感じになってしまった。仕事はかなりの部分任されて、私なりに一生懸命やっていて、遣り甲斐も感じているのだが、何か友達と会った後に仕事に向うのって、やっぱり俺ってあんまり面白くない人間なのだろうか、とか思って。 会社に着くと、何人かが休日出勤していた。その中には後輩Hも含まれている。彼は会社の野球部に入っているが、「今日は雨だったんで練習休みです」とのことである。その他、最近受注したオマーンのプロジェクトの大将や、その下の先輩エンジニアも出社していた。 机について、パソコンの電源を入れて、昨夜やり残したままの仕事を開始する。昨夜やり残した仕事はパキスタン子会社の提出してきた図面のチェックで、昨夜は計算のチェックでベルリッツに向ってしまったのである。月曜から彼らが仕事を開始するには、月曜の昼までにこれを彼らに送り返さなければならない。 上モノと言う、地面から上の構造物設計を担当している私には、私の直下に15〜16名ほどのパキスタン人スタッフを抱えていることになる。彼らには計算や図面作成の指示を投げるほか、彼らの作った計算書や図面をチェックして、それを客や鉄骨工場、それから工事業者に提出する。3年目の今年、私は構造物設計と言うカテゴリーにおけるカテゴリーチーフを任されており、ハッキリ言って悪戦苦闘している。何しろ、指示を出すモノやその結果上がってきたものに対し、パキ人スタッフは月に2500時間程度の時間を費やしているのである。その成果物たるモノを面倒見るのは、かなり大変である。 と言い訳をズラズラ書いて、土曜出勤は仕方ないと言う風に持って行こうとしている時点で既に消極的な自分に、今日は妙に嫌気がさした。横で違う自分が話しかけるんですよ。「結局能力無いだけなんじゃないの?」と。 ああ。 毎日パキスタンの仲間達と悪戦苦闘している訳であるが、そんな後ろ向きな私を救うニュースが、実は昨日知らされた。 パキ子会社昨年度決算黒字化! パキ子会社が設立されたのは、私が入社した2000年である。それ以来、この会社はずっと赤字が続いていた。だが、創立3年で50万ドルの黒字を出すことが出来たらしい。50万ドルって6000万円くらいなんで、こんなもんで喜んでいる私は低レベルなのかも知れないが(ああ、嬉しい中にも後ろ向きな自分がいる)、この調子で黒字を出して、どんどんボーナス上げていこうぜ。俺のボーナスは増えねえけど、仲間のボーナスが増えるのは嬉しいぜ。 - ホワイトデー - 2003年03月14日(金) 今日はホワイトデーであるが、会社で貰った義理チョコのお返しを忘れてしまった。貰った方々に「すいません、アメ買ってないんですよ。」と言うと、アメなどいいからビールを奢れと言われた。 しかし、本日はベルリッツと言うこともあり、焼肉屋に繰り出した部の人々を横目に、私は横浜西口のベルリッツに向ったわけである。 まあベルリッツも今日で終わりだけどな。まあ通した感想としては、動機付けにはなったかなと言う感じである。 - 大統領大変です、いつの間にかフセインの髭がダリの髭のようになっています - 2003年03月13日(木) 再来週の日曜に、大学時代のサークル同期の結婚式があるのだが、週末はこれの打ち合わせとかが土日両日入ったりして、幹事は大変である。って、私も司会やったりするんで幹事の一人なんだけど、先週は土曜は小林の四十九日、日曜は会社の人とスキーに行ったんで、まあ幹事のくせに会合には出ていない。因みにスキーは男4人、女3人で行ったのだが、全組カップルで、余り1は私である。悪かったよ、どうせ邪魔者で。 今週末は両日とも幹事会合があるのだが、司会をやる私は進行の工程表を把握しておく必要がある。既に幹事頭が流れをエクセルで作っているのだが、そこで気付く点があった。 私と、さらに同じく司会をやる津沢(旧姓高橋)のセリフを、作成者である幹事頭が書いているのである。メールには(分かっているとは思いますがセリフを丸暗記する必要はありません)と書いてある。 いや、丸暗記どころか、普通ここまで事前に考えねえだろ。てゆうか、こんなの事前に考えてもらう必要のあるアドリブ利かん奴は、司会なんて出来ねえだろ。 とは言え、ここまで書いてもらうと流れと要点は良く分かる。工程表はここまでやりゃ間違いはねえな。 - 春の映画特集 - 2003年03月11日(火) 昼飯食った後に文房具屋で修正液を買ったのだが、その時なんとなく「ぴあ」も購入した。 今週号のぴあの特集は「あなたにぴったりのGW映画大特集!!」と言う気の早いものであるのだが、その中で「これは」と言うものをここで紹介したいと思う。と言っても、GW中に公開の映画だけではない。 1. ばかのハコ船 山下敦弘監督・山本浩司主演の本作はGW中に公開予定。この二人のコンビは山下監督の前作「どんてん生活」以来である。どんてん生活に関しては感想文を参照されたし。 前作において、人生のけだるさを見事に表現しきった(?)山下監督であるが、今回も前回の主演山本浩司を起用して、メガホンを取ったようである。 ぴあの紹介文を見てみる。 「東京で夢破れ、故郷で怪しげな健康飲料を販売しようとするカップルの悲哀を見つめたフシギな感動作。」 山下作品におけるキーワードが二つ挙げられている。因みに「感動作」がキーワードになるかは分からない。となると、もうこれら「二つ」が何なのかは容易に想像できるだろう。ズバリ、「怪しげ」と「悲哀」である。そうか、前作どんてん生活も、怪しげな悲哀を表していたのだろうか。 紹介文は続く。 「ダメな人間のダメな部分から目をそらさず、真っ直ぐに見つめたのは新鋭、山下敦弘監督」 そう、ダメな部分から全く目をそらさない、いや、直視もいいところと言うほどクローズアップする。 GWはこれで決まった。って、これ以外無いのかよ。 テアトル新宿にて公開予定。 2. 旧ソ連産 奇想天外!! 空想科学映画集 特集映画のコーナーにあった旧ソ連のSF映画4作品を、今週土曜に池袋の新文芸坐にてオールナイト上映するらしい。オールナイトは調布のパルコ調布キネマで邦画4連発観て以来やったこと無いが、今週土曜か...うーん、土日は白石の結婚式打ち合わせとかあるんだよなぁ。 3. その他気になる映画 (1) 女はバス停で服を着替えた 戸田菜穂主演。必ずしも私のセンスと合った選択をする訳ではないが、何故か観に行ってしまう渋谷のミニシアター「ユーロスペース」にて公開。面白いかどうかは微妙だな。 (2) 全日本プロレス劇場 スクリーンで見るプロレスは一体どんな感じだろうか?スクリーン上で武藤と川田が激突する様は、観てみたいと言う感じが起きないでもない。下北沢で上映中。 (3) D.I. 4月中旬頃公開予定のフランス映画か?イスラエルのナザレ(イエスの故郷だな)に滞在することになった主人公だが、恋人はパレスチナ解放機構統治下の土地に住むため、イスラエルには入って来れない。という訳で、彼ら二人は検問所の駐車場でデートをすることになるとか書いてある。うーん、これも上映館はユーロスペースか。結局俺ってユーロスペースで上映している映画見る回数が一番多いんじゃないの?別にユーロスペースのセンスは私に合っているとは思わないんだけど。 (4) 中野武蔵野ホール 私の心をガッチリ掴む映画を上映する映画館世界一である、中野武蔵野ホール。かつて「ボスニア」と言う大作を私に放って以来、この映画館で上映される映画を見てハズレと思ったことは無い。とは言っても、やっている全てがそういうわけでもない。この映画館は定期的に「任侠モノ」や「ロマンポルノモノ」を特集したりするので、こう言うのは観に行こうとは思わないな。で、今は任侠モノオンパレードですわ。うーん、ちょっと足が向かないな。 という訳で、たまには久しく観ていない映画でもどうですかね。 - 今日思ったこと - 2003年03月08日(土) 今日は小林の四十九日だった。いつものように詳細などは書かず、今日思ったことを書いてみようと思う。 四十九日は死者が家から完全に出る節目であるらしい。今日を境に、小林は我々のもとから遠いところに行くことになる。だが、私にはそうは思えなかった。 遺骨を埋葬して、読経が続く中参列者全員が焼香を上げる中、私は新しい墓石を眺めながら、何となく小林が永遠の命を得たような気がしていた。永遠と言うのは大袈裟かも知れないが、彼は今日参列した人の全ての中に、生き続けると思えてならなかった。つまり、俺にとって小林が本当に死ぬのは、俺が死んで俺の意識もこの世から消える時じゃないのかな、と思ったのである。それまで、小林は私の心の中に生き続けるだろうし、今日来てた一番の親友の原田の心にも生き続けるし、ご家族や親戚、それから他の友人達の中でも生き続けるだろう。私達一人一人の中の小林が本当に亡くなるのは、私達一人一人が死んだ時である。 何だかキリスト教のような考え方ではあるが、今後も小林と生き続けたいならば、我々は出来るだけ長く生きる必要がある。 別に気休めでこんなこと言っているつもりは無い。俺は本当に今日そう思ったんだ。 -
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