twitterも書いております。
『ミライの源氏物語』のAmazonページはこちらです。
『微炭酸ニッキ』  山崎ナオコーラ

(新たなご依頼をいただける場合、あるいは、既刊の作品についてご質問をいただく場合も、
拙著の刊行がある出版社さん宛てにメールにてご連絡をいただけませんでしょうか?
転送してもらえますので、私から返信します)。

冬は、お茶がおいしくて、良い
2009年02月08日(日)

以下、お知らせです。

・短編小説「男と点と線」掲載
『新潮』新潮社(3月号)2月7日発売


・短編小説「スカートのすそをふんで歩く女」掲載
『文學界』文藝春秋(3月号)2月7日発売


・童話「モサ」第2話 掲載
荒井良二さんとのコラボレーション
「ダ・ヴィンチ」メディアファクトリー(3月号)2月6日発売

去年の夏頃、どうも作家の五月病みたいなのになって、
(5年目にして)
一文書こうとするだけでぐじぐじ泣く、という感じの時期があったのですが、
冬になってから、ぐんぐん意欲がわいて、
すっかり元気です。
(季節としては、私は夏が好きなんですがね)。
(発表が重なっても、書いている時期は別々だったりするので、いそがしくはないのです)。
書く喜びを感じます。



ところで、『人のセックスを笑うな』の文庫の重版がかかって、今、40版になったようです。
単行本が9版、文庫が40版。うわあ。
こんなに淡々とした小説が、ここまで読まれるとは……、びっくりです。



『手』
2009年02月05日(木)




梅の花が、もう咲いていました。


以下、お知らせです。

・小説「あたしはビー玉」 第8回掲載
「星星峡」幻冬舎(2009年2月号)

連載小説の、11か月ぶりの掲載です。

休載していたのは、出版社側でちょっとした変化があったので、「その変化があるなら、ちょっとお休みしてから書いてもいいですか?」と私がお願いした、というのが理由です。
でも、もちろん、ずっと幻冬舎さんとの関係は良好です。
秋には単行本化する予定です。
これまでの分を読み返してみたら、自分でも意外なほど面白かったので、今から本作りの腕がなっています。



・『』文藝春秋(1月28日発売)

単行本を刊行しました。

(表題作は、私の今までの作品と違って、毒があるので、
これまでのものを好きになってくださっていた方が離れていくのでは、
とびくびくしております。
でも、書き下ろしの「お父さん大好き」は、
面白いのではないか、と思います)。


帯文は「日本のロリコン文化を批評する、新しいファザコン小説が、ここに誕生! おじさんは可愛い」にしました。

誤解のないようにここに書いておきたいのですが、
「日本のロリコン文化」というのは、外国などで一般的に言われる「日本のロリコン文化」のことです。
本当の小児性愛のことではなくて、いわゆる「若い女性好き」のこと、「二十代前半の人を”可愛がる”」という文化のことを指しています。

つまり、決して、
「アニメだとか想像だとかで趣味として楽しむ」「頭の中で空想する」ということは指していません。そういう知識はまったく持っていないので、私には意見する権利もないと思います。だから、そういうことに関して、私は何も書いていないし、発言もしていません。

そうではなく、
現実社会の中で、二十代前半の女性を重宝する、という風潮が、会社だとか行政だとかにあって、
そういう雰囲気に対する批評(批判ではない)として、「おじさんは可愛い」と言い張る、という話なんですよ。


それから、私は谷崎潤一郎がものすごく好きで、
「吉野葛」だとか「「少将滋幹の母 」だとか、いろいろな作品で扱われる、
母性憧憬というものに惹かれて、自分にもこういうことが書けたらいいのに、という思いがありました。

つまり、異性に、異性の親を、見ないわけにはいかない、というのが、面白いな、と。

あと、金子光晴も大好きで、
金子も、異母との特殊な関係の中、やはり母親というものに対する屈折した憧れを持っていて、
晩年は、長年の相棒の森三千代と、若い詩人の大河内令子との間で揺れ動きます。
そういうエピソードに興味があって、こういうことを書きたいな、と思いました。



私は読者と友だちに向かって生きる
2009年01月24日(土)

以下、お知らせです

・エッセイ「この世の誰もが、めくっている」
『真夜中』リトルモア(No.4)1月22日発売

巻頭エッセイを書かせてもらいました。



・webちくま「男友だちを作ろう」1月23日更新
第2回 「月とお粥」

第1回の会田誠さんからうってかわって、
第2回は高円寺のお粥屋さんのマスターに会いにいきました。

これは、自分でもかなり上手く書けた失恋エッセイのように思うので、
読んでいただけたら、とても嬉しいです。 



『指先からソーダ』
2009年01月05日(月)

突然ですが、



朝日新聞土曜版beで連載していたエッセイ、
『指先からソーダ』は、
男性女性ともに、年齢問わず、
いろいろな方に、
面白く読んでいただけるのではないか、と思います。




私の著書だけでなく、
他の現代日本作家の本も読んでみて欲しい、と思っています。
自分の作家活動が、書店が盛り上がる力の一助になったらいいな、
と考えています。



いつまでも公転
2009年01月03日(土)

みなさんのこれからの一年が素敵に過ぎますよう、祈っています。

少なくとも、「本があるから大丈夫」。
(私の著作に限らず、世界にはたくさんの本があるから!)。


私は、純粋に一途に素直に生きる。すべての人と向かい合う。


さて、2009年に本を何冊か作ります。
今までにない間隔での刊行になりそうですが、
前々から準備していたものを、順番に出版していくので、
丁寧に作り込んだ本をお届けします。



年末年始、たくさんの人に会っていますが、「完全なる休日」はない。
それでも仕事が終わらない。ありがたいことですがね、仕事があるということは。しかし、仕事のこなし方がわからない。ああ。続けられるのか、作家活動!?


以下、お知らせです。

・「ダ・ヴィンチ」メディアファクトリー(2009年2月号)1月6日発売

荒井良二さんとのコラボレーション
童話「モサ」第1話 掲載

はじめの何話かを連載して、4月下旬に絵本にして出版する予定であります。
(先月の朝日新聞のインタヴューで、「3月刊行」と先走って言ってしまってごめんなさい。4月になりました)。


・NHK BS2「週刊ブックレビュー」
1月10日(土)8:30〜9:24放送
(1月11日(日)23:45〜0:39再放送)
「おすすめの一冊」のコーナーで、『シラノ・ド・ベルジュラック』を紹介します。



苦しみについて
2008年12月26日(金)

2008年が暮れていきます。

みなさんは、どんな年でしたか?
私の2008年は、今までの人生の中で一番、悩み苦しんだ年でした。


みなさんにも、いろいろな感想があるのだろうな、と思います。
その感想を決して否定することなく、次へいきたいですよね。



以下、お知らせです。

・「ブレーン」宣伝会議(2月号)12月26日発売
青山デザイン会議:
「普通」の感覚が新しい

須賀厚一さんと、廣川玉枝さんと、私の、鼎談が掲載されています。

他の分野の方とお話できて、新鮮でした。


・「男友だちを作ろう」という、企画を始めました。12月26日スタート。
男の人に会いにいって、スケッチ風にエッセイを書かせていただきます。
毎月、一回更新です。
WEBちくまでやります。
第一回目は、おそれ多くも、会田誠さんに、会いにいきました。



見えない
2008年12月10日(水)

約束ってなんだろう。
見える約束、見えない約束。
私は約束を、まもりたい。


以下、お知らせです。

・朝日新聞 「be−extraBOOKS」
(新聞の真ん中に挟んである、別刷りのもののようです)
11日(木)に、インタビュー記事が載ります。
素敵な記事にしてくださってました。


・JALの機内誌「SKYWARD」に、
福岡の紀行文を書きました。
12月に飛行機へご搭乗の際、よかったら読んでみてくださいね。


・先週一週間、私は人生に迷ってニューヨークへ行っていたのですが、
そのとき、「本、あるかな?」と、
タイムズスクエア辺りにあった紀伊國屋書店へ寄ってみました。
すると、置いてくださっていたので、挨拶したところ、
数冊ですがサイン本を、
あと、POPも書かせてもらえました。
外国に本があるなんて、嬉しいものですね。
ニューヨーク在住の方、どうぞよろしく。



不幸と俳句
2008年11月29日(土)

・「國文學」學燈社(12月臨時増刊号)
「不幸と俳句」
尾崎放哉についてのエッセイを掲載。

(福岡のトーク&朗読会にいらっしゃってくださった方々、
どうもありがとうございました。
西加奈子さんは、やっぱり素敵な人ですね。
「長い終わり」に書いたマンドリン曲の、
作曲者の方が来てくださっていて、嬉しかったです。
みなさんに会えて、良かったです)。



『29歳』
2008年11月14日(金)

「最大多数の最大幸福」というのは本当だろうか?


以下、お知らせです。

・『29歳』日本経済新聞出版社(11月14日発売)

私と、柴崎友香さん、中上紀さん、野中柊さん、宇佐美游さん、栗田有起さん、 柳美里さん、宮木あや子さんの、
8作品が入っている、アンソロジー。
装丁は名久井直子さん。
日経ウーマンで、「AGE 29」として、リレーで連載していたものの、書籍。

その中の1編、「私の人生は56億7000万年」は、
本好き書店員が主人公。

・あと、今月オープンした新宿西口のブックファーストに、
福永信さんのフェア台があって、
そこで配布している「ふくながしんぶん」(手書きのコピー。面白い!)に、
私が描いた福永さんの似顔絵がちょこんと載っています。



トークのことなど
2008年11月08日(土)

昨日、野間文芸新人賞の選考会がありました。
受賞作は、
津村記久子さんの『ミュージック・ブレス・ユー!!』です。

今回は、私の著書である『論理と感性は相反しない』も候補にあげてくださっていたので、
過程を楽しませていただこうと思い、
ここ3日間ほどで、他の候補作4冊を読みました。
全部面白かったです。
それでも、「もしも……」と考えると「『論理と感性』を作るのに携わってくださった方々が喜んでくれただろうな」
と思えて、結果を聞いたときに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかし、もっと大きい目で見れば、
誰の作品でも、読者が増えたり、文学史に影響を与えたりして、
文学シーンが盛り上がるのは、
素敵なことだ。
せっかく賞の選考を行っているのだから、
たくさんの人に野間文芸新人賞を知って欲しい。
津村さんの作品、私も好きです。



以下、お知らせです。

・『文學界』文藝春秋(12月号)
小説「手」掲載 


・『新潮』新潮社(12月号)
短編小説「邂逅」掲載


・『文藝』河出書房新社(冬号)
柴崎友香さんの特集に、質問を書きました。


・「ダ・ヴィンチ」メディアファクトリー(11月号)
(先月号です)
穂村弘さんと豊島ミホさんと西加奈子さんと私で、歌会をしました。


・柴崎友香さんの『フルタイムライフ』河出文庫(11月4日発売)
解説を書かせていただきました。


・福岡の「Tremolo cafe」にて
11月22日(土) 
朗読&トークイベント「説教をしてもひとり」
を開きます。西加奈子さんと私で話します。

1部 17:30開場 18:00スタート
2部 20:00開場 20:30スタート いずれも¥2000/1ドリンク




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