ときおり幸福感に包まれる。 外に出ている喫茶店のテーブルに、日差しが落ちてきたときなど。 ・「すばる」 7月号 (集英社) カバーコラボ 「歯型の理解」 山崎ナオコーラ×清川あさみ 掲載 (表紙の左隅のところ、よく見たら「ここに消えない会話がある」の一部が……。嬉しいです)。 ・「フラウ」 6月号 (講談社) 穂村弘さんに質問を書きました。 穂村さん大好きなんで。 ・「真夜中」 5号 (リトルモア) 短編「耳が伸びて」掲載 ・「フィガロ・ジャポン」 6月5日発売号 (阪急コミュニケーションズ) 「それでも恋するバルセロナ」についてのレビュー掲載 ・「アスペクト」5月号 PR誌 弄んだ本のアンケートに答えました。 (それにしても、このところ、ひとみしりをしてしまって、 いつも緊張しています。ほんとうにごめんなさい)。
6編の小説が収録された単行本『男と点と線』が発売されました。 「慧眼」 初出『文藝』(河出書房新社)2006年冬号 クアラルンプール 68歳の男 「スカートのすそをふんで歩く女」 初出『文學界』(文藝春秋)2009年3月号 パリ 22歳の大学生 「邂逅」 初出『新潮』(新潮社)2008年12月号 上海 32歳の会社員 「膨張する話」 『群像』(講談社)2006年5月号 東京 17歳の高校生 「男と点と線」 初出『新潮』(新潮社)2008年10月号 NY 42歳の男 「物語の完結」 『新潮』(新潮社)2008年5月号 ウシュアイア、ブエノスアイレス 28歳の小説家 という、文芸誌に発表してきた6つの小説が、収録されています。 世界各地を舞台に、様々な年齢の男女が物語をつむぎます。 旅行気分で読んでいただきたいです。 何と何と何、「セックスと嘘とビデオテープ」、「部屋とYシャツと私」のような題名の本を一度作ってみたかったので、 『男と点と線』という三つの言葉のタイトルにしました。 (東京近郊の書店さんでサイン本を作っていきます。 一冊ずつ、 作品中に出てくる一文、あるいは絵を書きました。 絵は、凱旋門を「トランクスですか?」と聞かれるなど、不評)。 ・WEB 本の雑誌 作家の読書道 4月28日更新 インタヴューが掲載。 (朝日新聞にも、短いバージョンが掲載されるらしい)。 ・「ヴォーグ ニッポン」(コンデナスト・ジャパン)6月号 4月28日発売 書く女が綴る、読む映画。 映画「ミルク」について書きました。 「ミルク」は面白かったので、おすすめです。 ・「波」(新潮社)5月号 4月27日発売 中村文則さんと対談させてもらいました。 ・蜻蛉玉さんの公演『すこし、とまる』4月29日(水)15時からの回で、 ポストパフォーマンストークのゲストでお喋りさせていただきます。 ・『文学2009』 (講談社)日本文藝家協会 編 『男と点と線』に収録している、「物語の完結」が入っています。
・『男と点と線』は30日発売だそうです。 (早いところでは、27日に並ぶそうです)。 僭越ながらサイン会をしますので、 読者の方とお喋りできたら、と思っています。 『男と点と線』(新潮社)発売記念サイン会 日時:5月15日(金)午後7時〜 会場:リブロ渋谷店 特設会場(渋谷パルコパート1 B1F) ・短編小説「耳が伸びて」掲載 『真夜中』リトルモア(No.5)4月23日発売 ・エッセイ「まだまだ歩く年頃だから」掲載 コールハーンとのタイアップ 「GINGER」幻冬舎(6月号)4月23日発売 ・「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーのゲスト、4回目。 「anan」(マガジンハウス)4月24日発売
・「FRAU」講談社(5月号) Musicのコーナーで、菊地成孔さんと対談させていただきました。 今まで、コンサートを聴いたり、サインをもらいに行ったりしていて、 一方的に見ている人と喋るのは、とても緊張しました。 すごく嬉しかったんですよ(1ページだけの短い対談なんですけどね)。 (ちなみに、「手」という小説は、スパンクハッピーの「フォーエヴァー・モーツァルト」という曲を聴きながら、書いたんですよ)。 菊地さん、かっこよかったですよ。
「自分の人生を作らなくちゃ」 と思うものの、 「どうしてみんながみんな自分の人生を生きなくちゃならないのか」 とも考える。 自分の人生にこだわらない人がいても良いのではないか。 たとえば、「芸術家は人生を生きなくても構わないのではないか」 と思う。 以下、お知らせです。 ・スケッチ風エッセイ「男友だちを作ろう」 第4回 「フリータイム」と並んで 『webちくま 』筑摩書房 4月10日更新 今回は、岡田利規さんにお会いしてきました。 ・アンアン(マガジンハウス)4月15日号 「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーのゲスト、2回目。 加奈子ちゃんと友だちになれたことは、今、すごく幸せだと思っています。
・東京新聞の文芸時評で、沼野充義さんが「ここに消えない会話がある」 に触れていました(3月31日付け)。 ・読売新聞でも、「ここに消えない会話がある」がとりあげられていました。 (3月31日付け、大分過ぎましたが)。 ・アンアン(マガジンハウス)4月8日号 「西加奈子×せきしろの短歌上等!」のコーナーに、 今月のゲストとしてお邪魔しています。 ・「考える人」(新潮社)春号 特集「ピアノの時間」の、 アンケートに答えています。 ・「早稲田文学フリーペーパー WB 」(早稲田文学編集室)vol.16 特集「教科書ってどんな? こくごへん」に、 エッセイを書きました。 新宿御苑でお花見をしました。 これは、自分が写真に撮られながら、 桜の写メを撮ったという、不思議な図式の一枚。 (たぶん、写真家の男の子がいろいろな作家の写真を撮っていた? のだと思う)。 見られつつ、見る、というのが面白いと思った。 お花見といえば、『カツラ美容室別室』という花見小説があるので、 今の時期に読んでもらえたらいいな(宣伝ですね)。 この本は、本文紙(普通は薄クリーム色が多い)が、ミルクリームロゼという名の薄ピンクの紙で、花見仕様なんですよ。
大学時代からの友だちの男の子が結婚式を挙げたので、 北海道にいってきた。 素敵な式だった。新婦さんはきれい。新郎は号泣していた。 おめでとう。 一緒に行った友だちは、これまた男の子だったが、 やっぱり、学生からの友だちって気楽で、 観光もしようということになり、 札幌でスープカレーを食べて、ジンギスカンを食べて、 せっかくだからと小樽まで行ってきた。 (写真は小樽運河)。 この男の子も、来年あたりには、つき合っている彼女と結婚するみたい。 みんな幸せになるといい。 というか、きっと幸せになるね。 男の子たちとは、淡い淡い友だちになっていくのかな。 私も幸せになる努力をしなくては。 私にもきっと、人生がある。 みんなが私を支えてくれていて、 仕事をちゃんとすることが一番の恩返しになるとは思う。 でも、仕事に人生を押しつけちゃ駄目だ。 人生の上手くいかなさを、仕事のせいにしたら、いけない。 稼ぐためじゃない、人生のためじゃない、 使命感で書く。 何かを得るために書くわけじゃない。 書いたら、その先に、もっと書くことが生まれる、 ということが、ごほうびなのかな。 以下、お知らせです。 ・連載小説「あたしはビー玉」最終回 ビー玉の墓 「星峡峡」幻冬舎(4月号) ・由紀さおりさんのアルバム「いきる/由紀さおり」の中の、 2曲に歌詞を書きました。
このように、茫漠とした頭で、日々が滑っていくのは、 世に聞く「オーバーワーク状態」ではないだろうか。 たいしたことはしていないが、人によってキャパシティは違うだろうから、ありうる。 秘書のような人か、アルバイトの人か、プロデューサーみたいな人か、 そういう人がいたら、 スケジュール管理と、メールの遣り取りと、どの仕事を受けるべきかの決定と、プロデュースと、広報と、ホームページ作りと、他の場所への移動手段と、FAXや郵便の管理と、経理と、交際と、ネゴシエーションと、 いろいろしてもらえて、きっとありがたいだろう。 どうしたらいいのか。 でもこの仕事量がいつまで続くかわからないので、やっぱり贅沢だろうか。 ともかくも、仕事は好き。 なんでもそうだと思うが、好きなポイントがある。 ・胸の中に浮かんでは消えるものを掬う。 ・ペンでノートへ、小説を書いていく(すでに、この時点で、お金がいらないくらいの、満足感がある)。 ・テキスト作り。 ・だめだしされたことに、期待されたこと以上のレスポンスができる。 ・ゲラの校正(テトリスにはまるように、夢中になる)。 ・装丁が仕上がっていく過程で「うわあ」となる。 ・本という形が見えてくる。 ・紙の匂い。 ・ページの触感。 ・書店の棚。 ・読者との出会い。 今は、4月に出る『男と点と線』が一番楽しみ。 (対談や、著者インタヴューなどの、雑誌の仕事ももちろん面白いが、 それも「本を読んでくれる人に出会えるかも」という気持ちが大きい。 本作りには、深い快楽がある)。
・『すばる』集英社(4月号)3月7日発売 小説「ここに消えない会話がある」掲載 前々からあたためていた話を、 力を入れて書きました。 ぜひ読んでいただきたいです。 (単行本『ここに消えない会話がある』を、夏に発売予定です)。 ・『文學界』文藝春秋(4月号)3月7日発売 長嶋有さんと山崎ナオコーラの対談が掲載 『ねたあとに』と『手』の出版記念の対談ですが、 私の読者でなくても、面白いんじゃないかと思うので、 ページをめくってみてはいかがでしょうか。 ・あと、『群像』講談社(4月号)の創作合評で、 「男と点と線」及び「スカートのすそをふんで歩く女」が、 取り上げられていました。 『手』の書評もありました。 ・「星星峡」幻冬舎(2009年3月号)2月末発売 小説「あたしはビー玉」 第9回 本気で文化祭 掲載 クライマックス。 ・「ダ・ヴィンチ」メディアファクトリー(4月号)3月6日発売 童話「モサ」 第3話 掲載 荒井良二さんとのコラボレーション ハリ登場。 ・「Voice」PHP研究所(4月号)3月10日発売 中俣暁生さんによる『手』の著者インタヴューが掲載 完璧なインタヴューをしてくださったので、 これは読んで欲しいです。 ・「パピルス」幻冬舎(4月号) 西加奈子さんと山崎ナオコーラの対談が掲載 加奈子ちゃんの『うつくしい人』の出版記念。 『うつくいい人』、面白いですよ。 ・「Riddim」OVERHEAT MUSIC 312号 I SHOT THE "GIRL" こだま和文さんの写真に、 西加奈子さんと私も一緒に撮ってもらいました。 ・「週刊読書人」3月13日発売 『手』の書評が載っていました。
・地球を旅する小説集『男と点と線』が、 新潮社から、 4月27日に刊行される予定です。 これまでに文芸誌各紙に発表してきた短編小説六編で、編み上げる本。 世界各地を舞台に繰り広げられる、人と人の出会いの物語で、ひとつの本を作り出します。 素敵に仕上がる予定です。 2ヶ月後を、楽しみに待っていただきたいです。 ・絵本『モサ』は、5月になります。 (おくれます)。 ・webちくま 男友だちを作ろう 2月13日更新 第3回 「わざわざパースを狂わせて」 こういうエッセイは得意分野のような気がしてきました。 真骨頂かも。 今回は、この連載のイラストを描いてくださっている、 のりたけさんとお話しました。 同い年トークの文章化で、かなり腕が鳴りました。 (あと書籍紹介のページ、更新しました)。
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