海津ほろよい日記
湖畔の酒蔵 ほろよい社長の日常

2004年03月29日(月) 梅は満開



ここ1週間で、春が急接近してきました。

ほろよいの御先祖が眠る共同墓地に生える、樹齢200年以上といわれる「清水のアズマヒガン桜」は真っ赤なつぼみがふくらみ始めました。もしかすると今週末にはそこそこ見られるようになるかもしれません。

海津大崎の桜は、だいたい清水の桜から1週間くらい遅れますので、10、11日位が見頃のようです。

今、海津の町は、あちこちの庭や野で梅が満開です。

海津の名刹「願慶寺」の老紅梅も、本日満開をむかえ、夕方には少し散り始めました。




2004年03月28日(日) 黄綬褒章

「萩乃露」の蔵元、福井弥平滋賀県酒造組合連合会長が「黄綬褒章」を授章され、お祝いの式が「琵琶湖ホテル」であって行ってきました。

偉いさんが沢山やってきて延々とスピーチをする、華々しいセレモニーは苦手なのですが、ほろよいが連合会の需要開発委員長を務めていた12年間、福井連合会長は、予算面や、人的な根回しなどで、強力に支援していただいたので喜んで出席させていただきました。

国会議員のお歴々や、地元名士のスピーチが終わった後、乾杯となって祝宴の始まりです。さっそくメインゲストの席には、いろんな人が殺到して、名刺交換やら杯のやりとりやらがはじまります(なんと皆さんソツのないこと)。

ほろよいももっと社交的にならんといかんのですが、どうもこの光景の一部に取り込まれるのは、御免こうむりたいと思ってしまいます。

いつも一杯やっている若い蔵元さんやら、いろいろ需要開発事業でお世話になった年配の蔵元さんやらとお酒を交わしながら楽しいひとときを過ごしました。



2004年03月23日(火) はっ、早い!

めでたく光ファイバーと愛機がつながりました。

ほろよいはコンピューターは道具だと考えていますので、わけのわからない分厚いマニュアルをめくりながら何時間もかけて設定や接続をするくらいなら、手数料がかかっても専門家におまかせすることにしています(単なるメカ音痴といわれればそれまでなのですが)。

新たに購入した19800円なりのルーターから現在使用中のハブを経由して、デスクトップ2台とブックパソコン1台が光ファイバーにつながりました。

すでにお気に入りに登録したホームページにアクセスすると、スピードの違いはやはり歴然としています。特に音の出るHPや、画像の多いHPでも、ストレスなしに閲覧できます。

というわけで、光ファイバー接続記念に、ほろよいのお気に入りのHPから、国内のHP1つと、国外のHP1つを御紹介いたします。どっちも画像やら、アニメが多いので光ファイバーになってダウンロードがあっというまになりました。

国内のHPはココ
「過去のモノたち」の中の「OHUZIM」や「散る」、表紙にタイトルのある「北の国」など、時事物のフラッシュムービーパロディが秀逸です。

国外のHPはココ
アメリカのパロディをテーマにしたサイトですが、ユーモアーのセンスがちょっと私たちとズレていると感じるものや、ちょっぴり残酷なもの、御婦人にはいささかアクが強いものありますので御注意のほど。

表紙にタイトルのある「dune?」や「Gulf War2」、sci-fi中の「TheEx Files」や「Trek Wars」、movies中の「This one is for grown ups only」(例のクリントン・スキャンダルの立役者モニカ・ルインスキーもどきと、リンダ・トリップもどきが「星条旗よ永遠なれ」をバックミュージックにダンスをします。男子専課ですので御婦人の入場は相応の覚悟が必要です)はアメリカ人らしいあっけらかんとしたユーモアー感覚があって、ほろよいとしては好きです。





2004年03月22日(月) 四合?四号?

石、斗、升、合、勺ってわかりますか?

尺貫法時代の容量の単位です。
お酒の世界では「一升ビン」などといい、いまだに普通に使われています。

基本的に10進法で、1升を基準にすれば
1升が1.8リットル、10升が1斗で18リットル、100升が1石で180リットルになります。

ちなみに年配の蔵人さんは、9000リットル級のタンクを50石タンクなどといまだにおっしゃいます。

「あなたのお蔵は何石つくってますか?」「うちは500石です」といえば、
90.000リットル造っていることになり、一升ビンで5万本の生産をしているという意味です。

逆に
1/10升が1合で180ml。1/100升が1勺で18mlとなります。

ちなみに4合ビンとは「4合(720ml)入る」ビンのことであり、「4番目の大きさ」などという意味の「4号ビン」ではありません。

お酒に関するホームページなどを読んでいるとでたまに4号ビンなどという記述が出てくるのですが、これは単なる変換違いでしょうか?それとも意識的なのでしょうか?

老婆心ながら御説明まで。





2004年03月21日(日) だれもいない蔵

きのうまで蔵人の皆さんが作業していた蔵は、今日からはガランとしていて、生酒のタンクを冷やす冷水機のコンプレッサーの音が響いてくるだけです。

社員の小林君と早藤君は日曜でお休み。11月の蔵入り以来、誰かが蔵にいたのですが、今日は吉田家の家族のみとなりました。

正直いって、四六時中、他人が同じ屋根の下にいると気をつかってしまうのですが、今日はだれもいないので、そこはかとした安堵感のようなものが湧いてきます。

造りが終わったと思ったら、いよいよ春の観光シーズンがそこまできています。今日はお天気もよく、気の早いハイカーやサイクリング、ドライブのお客様がけっこう弊社の小売部門に御来店になります。

ほろよいはお昼2時間ほどお昼寝をした以外は、店番と商品出し、そしてお待たせしている小売店さんへ新酒の発送準備をしました。

どうやら、ゴールデンウイーク終了まで完全休養とはいかないようです。



2004年03月20日(土) お帰りになりました。

本日、西尾杜氏が能登へお帰りになりました。

22本のモロミをすべて絞り終わり、酒袋や絞り機の濾布も大方洗浄を終えました。
残り少しは、早藤君があと数日程度かかれば終わってしまいそうです。

これをきちんと済ましておかないと、次の造りのときカビが生えたり、変な匂いがお酒に移ったりして大変です。

いちばんホッとしているのは母上と愚妻の女性軍で、蔵人さんたちの朝飯や、夕飯の心配がなくなり(昼食は給食を頼んでいますので献立を考えなくてもいいのですが)緊張が解けたようです。

さて、あとは冷水マットや、サーマルタンクで冷やしている純米吟醸やら吟醸の生酒のビン詰めやら、火入れです(一部は手をつけたのですがまだまだ先は長い)。桜も今年は早く咲きそうで、作業が待ったなしになってきました。



2004年03月17日(水) ヒカリがやってきた。




ほろよいの住む海津も、いよいよk-opti.comのサービスエリアに入り、光ファイバーの端末が本日設置されました。

ISDN(64Kb/sec)から一足飛びに、光ファイバー(最大100Mb/sec)で、超快適インターネットライフのはじまりです。

インターネットを始めた当初はISDNで充分納得していたのですが、画像やら、音声やら、ソフトのダウンロードやらをはじめると、ISDNでは遅すぎてラチがあきません。

工事にきた電気屋さんと光ファイバーの話をしていると、実際に引き込むコードを剥いてみせてくれました。

黒くまっすぐ伸びているコードの中には、光ファイバーそのものを牽引する直径1ミリほどの針金が入っていて、細く頼りなげに見える青と黄のテグスのようなものが光ファイバーだそうです。

今回は青のファイバーだけを使用し、黄色は予備だそうです。こちらの方は将来テレビなどに接続して新しい展開を考えているとのこと、さすが抜け目ありませんですね。


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