今月21日に、マキノ町逢坂峠にオープンする「道の駅」の下見に行ってきました。
地元の農産品や農産加工品を販売する物販部門に、米粉パンの製造や、ソバの製麺加工、レストランもあるぜいたくな施設です。
現在小売酒販免許も申請中で、免許がおりれば「竹生嶋」も販売することができます。
小さ目の冷蔵ショーケースを置かせてもらって、カップ酒はもちろん、本醸造や、純米、純米吟醸など万全の貯蔵管理で販売しようと考えています。
今年はマキノ町でも新規の小売酒販免許が取れることになり「ピックランド」や「さらさ」など観光拠点には積極的にお酒を販売してほしいのですが、申請書類を結構つくらねばならないので、簡単にはいかないようです。
一般の消費者さんの購入意欲が今一歩なので、どうしても観光需要に期待してしまいます。
ここのレストランのテラスから見おろす琵琶湖の景色はすばらしく、おいでになった折には、ぜひお茶を飲みながら御休憩ください(おサルも1日に何度か出没するらしいので、イタズラされぬよう気をつけてくださいね)。
全国あちらこちらの里に熊が出没しニュースになっていますが、いよいよわがマキノにも現れました。
先日からマキノの雑木林で目撃されていたのですが、今日は、ほろよいの住む海津地先の山すそのお寺近くで熊が目撃されました。
蔵からは直線距離で400メートルくらいのところで(ニホンザルは日常茶飯事くらいにおいでになる場所なのですが)クマはさすがに初めてです。
昼間から防災無線で、夕方には区長さんが有線放送で注意を呼びかけておられました。
冬眠の準備のために食べ物を求めて里にでてきたのでしょうが、こんな里に出てくるのは、山中に食べるものが少なくなったからでしょうか。
鉄砲の餌食になる前に、山中にかえってくれるといいのですが。
2004年10月03日(日) |
純米酒フェスティバル2004秋 |
↑お手伝いいただいた黒沢さんです。今回はノートパソコンを持ち込んで、ほろよいが撮りためてきた酒造りや米作りの写真や、マキノの自然を写した写真をスライドショーでご覧にいれました。
フルネットさんが主催する、純米酒フェスティバル2004秋に参加してきました。
今回は10回記念ということで、いつも2部制のところが3部制となり、2時間半の会が3回行なわれ、のべ1700人の参加者でにぎわいました(休みをはさみながら午前11時から午後9時までの労働となりいささかこたえましたが)。
ほろよいの蔵もはじめて純米酒フェスティバルに参加してから3年目となり、無名ながらも、何人かのおなじみさんがブースにやってこられるようになり、東京近郊の酒販店さんとも数店ですがお取引がはじまりました。
竹生嶋を気に入っていただいたお客様に対し、「今日がはじめての東京デビューで、お取引している酒屋さんがないんです」といっていた最初の回にくらべ、「東京なら、このお店とこのお店が弊社のお酒をお取り扱いです」と言えるようになったのは格段の進歩です。
いつも一人でブースを切り盛りしているほろよいを見かねて、黒沢さんという「雪花」が大好きなお嬢さんがお手伝いを買って出てくれ、いつもより楽に長丁場をこなすことができました(一人で接客していますと、せっかくブースの前にとまってくれた他のお客さんに声をかけられず、みすみす売りこみのチャンスを逃してしまうことがよくあるのです)。
それもこれも、竹生嶋を売るために前向きに種を植えたきた結果だろうと思います。出展料や交通費、滞在費なとバカになりませんが、マキノでじっとしていてもお酒は売れません。あらゆる機会をとらえて前向きの行動をとっていかねば未来はないように思います。
↓3部制で1600人が参加した純米酒フェスティバル。若い女性のグループもけっこう おいでになり、ほろよいはうれしくなりました。
なんとか月末が越せました。
9月は日本酒にとって中途半端な季節(暑くても海やら山やら消費者さんが遊びまわる8月の方がまだマシ)で、思うような売上ができず、資金的にとってもタイトな月でした。
10月ともなれば、またまた酒造の準備がはじまります。12月上旬に「初しぼり」を発売するには、遅くても11月上旬には酒母を立てねばなりません。今月中にあれこれ気になっていることを済ましてしまわないと。
貧乏ヒマなしとはよくいったものです。
8月のはじめ、こんなお酒の注文をメールでいただきました。
実は、いとこの娘が生まれ、名を「雪花(せつか)」といいます。 両親の赴任先のドイツで1昨年に生まれ、昨月日本へ帰ってきました。 御社の純米吟醸「雪花」のことは、両親も知ってはいるのですが、 なにせドイツでは入手も難しく、今回、日本にいるので、送ってあげようと思っております。季節柄、あるのかないのか、分かりませんが、あれば、私といとこへ1本づつ送ってください。
さっそく雪花ちゃんの御両親のもとに「雪花」をお送りしたのですが、その御注文主さんが、本日弊社にお見えになりました。
なんでも、町内のホテルでイギリス車を愛好する人たちの集会があって、はるばる佐世保から車を運転してこられたそうです。
生酒を中心に何種類か店頭できき酒していただき、雪花ちゃんについていろんなお話を聞かせていただきました。
お酒の取り持つ縁というのは、味なものですなあ。
2004年09月24日(金) |
ゆく川の流れは絶えずして |
↑パネル交換のため看板屋さんに持っていく「栄とこ」の看板、これが見納めです。
大将が上海に栄転したために閉店した「栄とこ」の次の御主人が決まりました。什器や造作を触らない「居ぬき」という形で、経営者の交代です。
今度も和食を中心にお酒を飲ませるお店だそうで、来月5日(大安)オープンとのことでした。
いくら「居ぬき」とはいえ、お店の名前は変わりますので、看板屋さんにたのんでスタンド看板のパネルを入れ替えねばなりません。
店舗引渡しの際の谷口さんのお口添えもあり、お酒は「竹生嶋」のラインナップをある程度まとめて御取り扱いいただけるということで、看板のパネル入れ替えの経費は弊社もちとなりました。
初期投資が有効に働くよう、がんばって「竹生嶋」を勧めていただきたいと願っています。
新しいお店の名前は何かって? ほろよいはもちろん知っていますが秘密です。 ちょっとビックリするような斬新なネーミングなので、乞う御期待!
久しぶりの金紋本醸造のビン詰。
レギュラー酒の売れ行きはあいかわらず悪く、2時間半ほどかけて720mlを150本、1.8リットルを1000本ほどビン詰めしました。この時期で普通に売れて、だいたい1ヶ月分くらいの在庫です。
ほろよいは検ビン係で、ビン詰めを終えた製品を検査し、異物の混入やらヒビ割れのチェックをやっています(65度くらいの熱酒をビン詰めするので、熱衝撃で時たまヒビ割れたりすることがあるのです)。
順調にビン詰めが進み、半ばまで終えたところ、どこから現れたのか大きな黄色スズメ蜂が充填機の上をブンブン飛び回っているのを発見しました。
お酒の匂いに惹かれたのでしょうか、刺激しなければ悪さはしないとはいうものの、刺されたら大変です。
一番近くにいた、充填係の竹縄さんを後ろに逃がし、小林君とほろよいで追いまわし、なんとか窓から追い出しました。
のどかな風景とはいうものの、HACCP(ハサップ)にまじめに取り組んでいらしゃる食品関係の皆さんから見たら、目をむいて驚かれるでしょうねえ。
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