連日の積雪で、いよいよ屋根雪が場所によって1メートルを超えるところがでてきました。
マキノでも雪の多い小荒路や北牧野では、軒が雪の重さで折れてしまった家が続出しています。
子供たちは雪合戦やら、かまくらがつくれると大喜び(もう2階建てのかまくらがつくれるくらい降っているですよ本当に)ですが、大人は除雪に疲れ果てています。
ほろよいの蔵は昔ながらの太い梁が縦横に組まれた建築で、少々の積雪にはビクともしませんが、もう一晩同じ調子で雪が降れば、ちょっと危ないかなあと思う程になってきましたので、気になるところだけ雪落としをしました。
仕込みの蒸し米取りが終わったあと、営業の小林君とお昼までの作業でしたが、体が冷え切ってしまい、午後は昏々と寝てしまいました。まだ少し年末の疲れが抜けていないようです。
2006年01月01日(日) |
めでたさも中くらいなりおらが春 |
あけましておめでとうございます。
今日は朝から飲んだくれておりました。 去年のことは去年のこと、仕切りなおしてがんばらねば!
まだ年末の疲れがとれず全身がダルイ(特に肩こりがキツイ)ですが、明日は道の駅で甘酒サービス、海津3区の総寄(そうより)とイベントが続いていきます。
酒造の方は、吟花、雪花、吟醸、花嵐、大吟醸、純米大吟醸と手間のかかるものが目白押しです。
今年もおいしいお酒を造ってまいりますので、なにとぞよろしくおつき合いください。
2005年12月31日(土) |
今年最後のサプライズ! |
きのうの一件で今年のサプライズは打ち止めかと思っていたのですが、大晦日にまたまた大事件!
近くのお得意様が「廃業宣言」されました。
ずっと湖魚の佃煮加工所と酒販店を経営されていたのですが、数年前に御店主が亡くなり息子さんが佃煮部門、店主の奥さんが酒販店を継いでおられました。
熱心な息子さんは佃煮のほかに珍味類の生産加工にも手を広げられ、たくさん取引先を増やされたのですが、配達主体の酒販業の方は先細りで経費もかさむということで今年限りで廃業を決断されました。
ほろよいがこの業界にはいったころ、御店主は御健在でバリバリ商売しておられ、年末年始で1.8リットルビン500本以上を販売する有力酒販店だっただけに、とてもさみしい思いがします。
こんな調子で御得意先が減っていくのは残念ですが、後継者がいない酒販店さんがほとんどなのですから、これからもこの傾向が続いていくと見て対策を考えねばなりません。
「都会志向」ではなく「地元重視」で経営してきたわが社も、思い切った舵取りが必要になってくるでしょう。
弊社にとって、売上ベスト10にはいるクラスの酒販店さんが、昨日「自己破産」の手続きを開始されました。
社長さんが今年倒れられ、息子さんと奥さんががんばって切り盛りされていたのですが、どうにもならなかったようです。弁護士事務所から来た書類を見ると、けっこうな負債をかかえておられた様子です。
このお店にかぎらず、最も売らねばならない12月なのに、最盛期と比較すると情けなくなるような仕入れしかしないお店がゴロゴロしています。
「いい原料米を仕入れ、良質な日本酒を消費者に提供したい」というメーカーの思いとはうらはらに、既存の酒販売チャンネルの弱体化は目を覆うばかり。一体、酒の業界というのはどうしてここまで劣化したのでしょうか。
気やすめにもなりませんが、西洋の諺を一発!
「最も寒く暗いのは夜明け前」
最初の納品分が完売したのか、二三日前から「初しぼり」の追加注文がはいりはじめました。
大雪のせいか、今年は少し販売ペースが遅めで、容量も1.8リットルビンから720mlビンへのシフトが感じられます。
お歳暮も吟醸や純米など単価の高いものは720mlの注文が多くなってきました。1.8リットルビンでガボッ、ガボッと出て行くのは気持ちのよいものですが、そうは問屋がおろさなくなりました。
1.8リットルビンが標準的容量だった日本酒の世界も、着々と小容量化しているのを実感します。
今日も1日中、雪・ユキ・ゆき!いったいどうなっているのでしょう。
お正月準備でお客様の購買意欲旺盛な時期に、出足をくじく雪が白い悪魔のように見えてきました。
ときならぬ大寒波も一段落。朝から真っ青な空が広がっています。
寒さもゆるみ、早朝、湖岸やマキノの山間の集落には冷涼なモヤがかかりました。 「忙中閑あり」といいましょうか、マキノをひとまわりしてとった写真です。
ご笑覧あれ。
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