竹生嶋圖(ココをクリック) (+キー、−キで拡大縮小できます)
「竹生嶋」で検索していて、筑波大学付属図書館のサイトで見つけた古地図です。明治より前に出版された木版画のようです。
鬱蒼とした森と竹やぶの中に、弁天さんの拝殿を中心に多くの社寺が描かれ、清水寺のような舞台も見られます。
島の周囲には、何隻かの舟(船頭さんが櫓をこいでいますね、背景の舟は物資運搬のためでしょうか帆走しています)にのりこんだ竹生島詣をする善男善女が描かれ、当時、信仰の島であったことがうかがわれます。
特徴的な岩には荒神岩、大黒岩、明星石といった名前がつけられ、本島の先の小島には、伊勢の夫婦岩のように注連縄が張られ、最上部にはお社が建っています。
小島は湖の底から突き出していて固定さてれいて、本島は浮いているために、流れてしまわないように注連縄で結ばれていたという言い伝えがあるそうです。
江戸時代の娯楽でもあった寺社詣の様子がうかがる、ほのぼのとした絵図ですね。
形 態:地図1枚 ; 28.2×42.4cm (折りたたみ14.0×19.2cm)
別書名:竹生嶋之圖
注 記:和古書(明治より前に刊行された図書)として記述対象資料毎に書誌作成
木版無彩図
書き外題: 竹生嶋之圖
2009年07月03日(金) |
きょうも夏を見つけました |
3、4日前からジーという蝉の声が聞こえ始め、ラジオのバックグラウンドノイズのように延々と鳴き続けています。
起き抜けに、離れの2階から琵琶湖を眺めると、子鮎の群れが湖面に浮き、小さなさざなみが立っていました。
中庭で作業していると低空飛行中のオニヤンマに接近遭遇。
夕方、マキノ駅前の商工会館にでかけると、合歓の花が満開状態。
毎日毎日、新しい発見がある海津です。
今日から奈良漬粕の出荷を始めました。
7月末くらいまで待ってもらえれば甘みも旨みも乗るのですが、気の早い方が結構おられるので、蔵元から見て「まあ、そこそこかなあ」くらいの状態での出荷です。
去年までは昔ながらの粕袋を使っていたのですが、あまりに袋が薄く底の部分のシール加工(熱圧着部分)が稚拙なため、粕のエキスが染み出してきてカビたりするので思い切って冷凍食品用のナイロンポリ袋(−40℃冷凍可、95℃30分ボイル可)に変えました。
槽(ふね)で搾ったり、機械絞りでも吟醸粕の比率が増えたため、全体的に柔らかくエキスの多い粕が増えているにもかかわらず、県内の蔵元さんのほとんどが昔ながらの粕袋を使っておられます。
アルコール分を含む粕エキスの浸透力は水よりも強く、多かれ少なかれ液漏れのトラブルを経験しておられるはずなのですが、わざわざ蔵元の側が手間をかけて二重包装して対応しておられ、袋に対する欠陥をことさら言い出したりしないところはお人好しというか何というか。
出入りの資材業者さんに聞いてみても、旧来型の粕袋を製作しているメーカーに対するクレームは、ほろよいが初めてだそうです。
日本酒業界というのは、なんでこんなに鷹揚なのでしょう。
旧来型の粕袋。シール幅はわずか2ミリ程度。シールの端が凹状になり小さくちぎれているのが分かりますか(検品するとほとんどがこんな状態でした)。
こちらは新採用の粕袋、シール幅は10ミリ以上。端もしっかり圧着しています。
午前中、ボランティアで「あったか市」のチラシ作り。
マキノ町の小売業活性化を目的に4年前から、毎月1回マキノ駅前でやっている催事で、ほろよいもメンバーです。
発足当初から、生鮮食料を取り扱っている小売業の方の参加がなく、食品加工業者が中心になって運営しているため、他の朝市とは少々趣が異なっています。
取り扱い商品は、地酒や燻製、鯖寿司や赤飯、ダシ巻きなどなかなか面白いラインナップなのですが、地元の消費者さんは、やはり野菜や魚、肉などがふんだんにあった方がアピール力があるようで、最近ちょっと売上不振が続いています。
7月5日の朝10時からやっておりますので、よろしければのぞいてみてください。
2009年06月28日(日) |
スコップ三味線とトランスフォーマー! |
店番をしながら少しばかりネットサーフ、とあるサイト(ここはサブプライムローン破綻の危険性を、現実になる半年以上前から指摘しておられた伝説のサイトです)で「スコップ三味線」を知りました。
これはもう弦楽器ではなく打楽器ですね。こういう地方のブームが大手マスコミ(のフィルター)を経由しないで、全国に伝わるのはけっこうなことだと思います。
ヤフーでは「トランスフォーマー!(!も必須)」と検索すると、映画の面白いキャンペーンサイトが立ち上がります。
ネットの可能性ってアイデア次第。まだまだ面白いことができそうですね。
辛口純米生原酒とにごり酒の大ファン、和歌山のMさんから分厚い封書が。
「和歌山の旨い地酒は『黒牛』くらいであとはちょっと。竹生嶋と出会ってしまてからは、こればかり飲んでおります」とおっしゃるのが口癖になってしまったMさんは、すでに製薬会社を退職し晴耕雨読の生活をしておられます。
よく滋賀にも遊びにこられるのですが、縁あって弊社にお立ち寄りになり、いくたびかお話するうちに意気投合してしまいました。
文面は、和歌山の龍神温泉で、ひと晩語りあかしませんかという魅力的なお誘い。
Mさんは話題が豊富でお話がうまく、ほろよいとしても望むところです。7月半ばにお伺いしてきます。
急に暑くなったものですから、からだも少しバテ気味でちょうどいい骨休めになりそうです。
びわ湖高島観光協会の夏のポスターができあがってきました。
撮影場所は朽木の針畑地区、緑さわやかな小川の中に、5人の子供さんが、おそろいの赤帽をかぶって赤と青のシャツ。白い虫取り網もアクセントになって、カメラマンさんやりましたね“Good job”です。
ひこにゃんも大津光ル君もいませんが、高島は「みんなのいなか」です。夏休みにはスイカを食べにきてください(おとうさんには枝豆がまってます)。
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