おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十七日
今日は快晴の春日和でした。 玄関の梅の花も満開になってきて、なんともいえない甘い香りがたちこめて、ほっとしました。
家を出る瞬間にいい香りがすると、とっても勇気づけられるというか、元気が沸きます。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十六日 春分
今日は二年前に他界した父の発ち日でした。
父はほんとにやさしい人でした。 やさしすぎて、何かとはっきりと口に出して言えない性格でしたので、ストレスも溜めてこんでしまってたようで、胃がんを患って亡くなりました。
末期になってからガンとわかり、病院にそのままかかるか、自然な治療をするか、ガンを本人に告知するか、いろんなことを母と姉と、また父とも話し合いました。
私は自然な治療が一番いいものだと思ってましたので、それを強く薦め、告知のことも本人が知って自分で選択するべきだと思って、母と姉と長く議論しました。
それもこれもすべて私の思い通りにならなかったです。 何がいいかなんて誰かが決めつけるものではない、と思い知らされました。
私の「思い通り」は自分の思い上がりだけで、なにも父のことを考えたことではなかったのです。 父は自分の想いのままに過ごしました。 そこがとっても大切だったんですね。
告知は結局しなかったのですが、今思うと、父の場合は知らなくてよかったんだな、とつくづく思います。それもどっちが正解だなんてないんでしょうけど。
この梅の咲く、春の分け目の日に、父のことを振り返って、いい父を持ったことを再確認しました。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十五日
今日は菜食仲間のその友人から電話がかかってきて、いろんな話をして楽しかったです。 手紙だけのやりとりだけで、電話では初めてだったのですけど、声の口調からとても話しやすく、長話をしてしまいました。
菜食の人ってなんでこんなやわらかい感じの人が多いんでしょうか。
学生の時(7〜8年前)から菜食の人に縁があって、肉食と菜食の違いなどいろいろ話を聞いていたんですけど、とても理屈では腑に落ちず、「いいんだろうけど私は菜食なんて無理だろうな」と思っていたんですけど、結局最近になっていろいろ見て回ったりしたら、肉類は食べたくなくなってしまってました。
魚類も食べたくなくなって2年くらいになりますが、去年の夏のきゅうりのおいしさにびっくりしたこと(食を味わうことの喜びが多くなりました)以外は、心身ともに変わってないように感じてます。
理屈的には栄養とか精神のバランスとかを考えると、なんでもバランス良く食べた方がいいんじゃないかと考えてる方なんですけど、感覚的には受け入れられないんです。 だからいつも「菜食だからってなにがいいんだろう」と思っています。
今日もいろいろ興味深いお話をたくさんしてもらって、おもしろくて為になったんですけど、やっぱりお話だけじゃ腑に落ちないところが多いです。
やはり菜食は菜食を続けてやっと体とこころで理解できるのかもしれないですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十四日
毎月第3日曜は窯で炭焼きの会(西多摩フォーラムの炭焼き部)の定例日になっていますが、今月は土日続けての炭焼き講習会でしたが、正直言うと二日続くと自営の私は結構つらいです。
と、ぼやいておきながら、その時はすっかり楽しんでいるんですが・・。
ま、あしたがんばります!
はやりの歌が売れるのもわかりました・・”あしーたーがあぁーるぅーさぁー”。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十三日 上弦
今日と明日は西多摩自然フォーラム主催の炭焼き講習会が窯であります。 その参加者の中で木炭の空気清浄機を作っている社長さんがいらしてて、その話は面白かったです。 水が液体から気体に気化しますが、その時に「気化熱」と言って外気から熱を奪うそうです。木炭に水を湿らせておけば、その作用も強くなって、クーラーを使わず、部屋の温度を30度から25度ほども下げてしまうそうです。面白いですね。 普通のクーラーは熱を変換して、部屋の外に熱を出すだけですが、これだと熱を外には出さず、ほんとに熱をなくしてしまいます。
これは都心部で問題になっているヒートアイランド現象に対してとても有効なものです。詳しくはこちらのホームページへどうぞ。
(株)マップ http:/village.infoweb.ne.jp/~map/
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十二日
炭は高温で焼きあげると、硬質になり、電気を通します。 この炭を最近は「通電性がある」ので、「通電炭」とも呼ばれています。
硬さ世界一の備長炭の電気抵抗は限りなく0オームに近く、とても通電性があります。 かたや竹の炭はというと、焼き方次第ですごく差が出てしまいます。 最近ようやく自分の竹炭を測ってみたら、ペンダントにするくらい硬いなと思っていたものは10〜30オーム、最高で3オームでした。
電気を通すと何がいいかと言いますと、通電性のある炭は空気中に浮遊しているイオン分子の中のプラスイオンだけを引き込んで、空気中にマイナスイオンを増やす作用があるからです。 そもそもプラスが多すぎてバランスが欠けていた(酸化)ところにマイナスが増えてバランスが整った(還元)ということになるのですが。 この還元状態の空気は人体の副交感神経に働き、こころを落ち着かせます。
ん〜日記だかなんだかわからなくなってきましたが、そうです、数値的には少し自信を持っていいかな、と思ったわけでした。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月二十一日
今日は吉祥寺に出かけました。 アクセサリーの新しいアイデアのパーツの買い物です。
のんびりして、あせって、からまわりして・・。 で、またのんびりして・・。
それでもすこしづつ事が進んでいるようです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
2001年03月14日(水) |
お風呂の竹炭ミツロウ |
旧暦二月二十日
今日のお風呂は電気を消して、竹炭の粉入りの蜜蝋を灯して入りました。
これは竹炭ミツロウの作者の黒須さんのおすすめでして、腰まで浸かる半身浴でゆっくりと炎を見つめていると、甘いミツロウの香りも手伝って、心からほっとしました。竹炭を入れると炎が違うようです。
ミツロウは空気をきれいにすると言われてますけど、アロマ効果もあるんですね。
見つめていられるし、お風呂のロウソクはとってもいいですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十九日
埼玉の入間市の小さな喫茶店で作品展が始まりました。 と言っても、私もほとんどいませんし、今回は宣伝もほとんど喫茶店まかせで、ほそぼそと開いてます。
また日の出町の「きりん館」に常設で竹炭アクセサリーをたくさん置かせていただくことになりました。ありがたい。
ようやくアクセサリーなどの創作のイメージやアイデアがポツリポツリと降ってきて、種からむずむず芽が出てきた、というかんじです。
春ですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦二月十八日
いそがしいのに日記を書きたい・・。 ここまで毎日書いてると一日空かすのが嫌になりますね。 もともと三日坊主タイプなんですけど、続いてます。
今日もアクセサリーづくりでした。 こつこつと行きたいものです。
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