おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月二十九日
なんともう木曜日なんですね。 炭材詰めをしていたからか、あっという間でした。
なかなか計画通りにいかない毎日ですけど、最近つくづく思います。 日に日に充実してるかな〜と・・。
自営なので、スケジュールも全部自分で決められ、怠けようと思えば怠けられるし、全部自分の責任なので、なんとも自制がきかない日々を過ごしているんですけど、亀のようにすこしづつ良くなってるように思います。
話が変わりますが、我が家の玄関にユリの花が咲きました。 とろ〜んとなるようなやさしい香りです。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月二十五日
今日は炭焼き委員会の定例会で、窯に20人近く集まりました。
ドラムカン窯の炭焼きのほかに、野点を立てて、ざっくばらんなお茶を楽しみました。 あまりに作法を度外視してしまったので、お茶を立ててくださった方には申し訳なかったですが、隣りで煙を出しながら、涙目で「けっこうなお手前で・・」と言ってるのはなんとも一興でした。 今度はすこしキチンとしたものをしたいです。
あと天然酵母のパン屋さんも来て、竹炭入りのパンを持ってきてくださったり、竹筒でインドの「ナン」のようなものを焼いたり、そうめんが出たり、けっこう食も楽しめました。 竹筒のはとってもおいしかったです。(自分が作ったからか・・) 竹筒の内側に生地を貼り付けて焼こうと思ったんですけど、油を忘れてしまったので、熊笹やホウの木の葉を下敷きに焼いてみたら、焦げつかず、その葉の風味も竹の風味も入って、甘みが増してうまいんです。
やっぱり食あっての命ですね・・。
<竹筒焼き>
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月二十四日 下弦
今日は久々に雨が降りました。 お昼過ぎに夕立のようにざっと降って、ぱっと晴れました。
その後がみずみずしてて涼しくて、とってもきもちよかったです。
窯の隣りの小さな作物たちも「ん〜助かった〜きもちい〜!」というような表情をしてました。
やっぱり水あっての命ですね。
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2001年07月12日(木) |
選挙の環境アンケート |
旧暦 五月二十二日
もうすぐ参議院選挙ですね。
二十になりたての頃は「たった一票だし」とか「無言のメッセージだ」なんて言い訳して、めんどくさがって投票しなかったのですが、自転車旅行から帰ってきたぐらいから、やっと意義を感じて投票し始めました。(ちょっとまともになってきたのでしょうか・・) しかし、誰に決めればいいかほんと迷いますね。
「ネットワーク地球村」という市民団体では、全国的に環境政策についての公開アンケートを実施したそうで、投票の際の判断材料の一つになると思って見てみたんですが、けっこう面白い。 よかったら皆さんも参考に。
参議院選挙の環境政策公開アンケート結果 http://www.chikyumura.org/saninsen.html
東京は特に無党派層が多く、その票をいかに取るかが焦点になるそうで、私みたいな無党派層、特に若い人たちの一票が大きく影響するようですね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月二十一日
梅雨明け宣言をしたそうですね。 そのだいぶ前から雨は降ってないですけど・・。
やっぱり人が決めてるものはそんなに正確でない時もありますね。 といいますか、けっこう人が決めてるものに信じすぎてしまうところってありますよね。 梅雨入りしたからって雨が必ず降るってわけでもないし、梅雨明け宣言したからってその日から必ず晴れるわけでもないし。 そうわかっていながら、梅雨明け宣言したしないって、けっこう気になってしまうんですよね。
これは他のことでも同じで、ふりまわされないようにしないと・・。 かと言って人を信じるなとは思いたくないし、むずかしい・・。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月六日 満月
昨日の部分月食はけっこう欠けたんですね。 夜10時半ごろは左上が五分の一ぐらい欠けていて、「部分月食だから、このぐらいがピークかな・・」と思って、いったん家に戻って日記を書いて、また外に出てみれば、半分ぐらい欠けているのでびっくり・・。 けっこう時間がかかるんですね。 それから、ぼ〜と長く見ていました。 大昔の人は月食は不吉の前兆と畏怖されていたそうですね。 でも実際はなにか意味があるんでしょうね・・。
炭の方は今夜から朝方にかけて精錬をします。 では、行ってきます。
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旧暦 五月十五日
順調に煙を出してます。 今夜の10時ごろに部分月食があるというので、外に出てしばし見ていると・・。 おぉ・・欠けてきました。 さっきまで真ん丸だったお月さんの左上が欠けてきました。 月は太陽に照らされて光って、地球でさえぎられて影っているなんて、単純だけど壮大だな・・。
地球はひとつの生命体とよく言いますけど、 そう考えると、遠い月に写っているあの影は私たちってことになりますね。
おさむ日記/炭焼き生活日記 〈竹炭・竹酢液の無限窯〉
旧暦 五月十四日
先日の日曜に「こども竹林プロジェクト」という行事があったということもあり、今回の炭焼きは乾燥期間が一週間以上と長くかけました。
この分だと窯止めは明後日の旧暦十六日の満月になりそうです。 月が満ちる時に精錬をかけるのは、なんともきもちいいです。
そういや旧暦って一日は必ず新月ですけど、満月は必ず十五日ではないんですね。 一日24時間って決めているけど、ほんとはその時々で微妙に違うんでしょうね。 あと、人の感じる時間ってその時々で違うのは、よーく考えてみると不思議ですよね。 時間ってあってないのかも・・。
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旧暦 五月五日 端午
今日は旧暦の端午の節句ということで、若竹の中のお水をいただきました。
今年出たての若い竹を切るんですが、いい炭にならないし、竹林にとっても若い竹をあまり切りたくないんですけど、3本だけ切らせてもらいました。
ん〜とてもうれしくなるお水です。 なんともいえない、かすかな甘みがうれしい・・。
今日はこの水を知り合いに配達に廻って一日が過ぎました。 自営ならではの時間の豊かさですね。(時間だけなんですけど・・) 古い言い伝えを真に受けるなんて変なこだわりなんでしょうけど、まあ縁起物ということで・・。
そういえば、昨日の日曜は地元で「竹炭ネックレス作り」の講習会でした。 炭のビーズと木や天然石やガラスのビーズを組み合わせて、みなさん個性がでてておもしろかったです。 いろんな発想が出てきて、とても参考になりました。 手づくりものって、やっぱりいいですね。
あと、昨日の夜、窯に火を入れました。 今回は日程上、乾燥をゆっくりと一週間かけようと思います。 ですので、よりヒビが入りにくくなり、いい炭ができやすくなります。 こうゆうところはノンキものの私にはほんと合ってるな〜と思います。
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2001年06月23日(土) |
旧暦の端午の節句には・・ |
旧暦 五月三日
こんな話を聞いたことありますか?
『旧暦の端午の節句に若竹を切ると、筒の中に水が入っている。 これを「神水」として尊ばれ、無病息災を祈願して飲んでいた。』
へ〜と興味を持ったので、昨年の旧暦の五月五日に若竹を切らせてもらって、この竹のお水を飲ませてもらいました。 なんのくせもなく、ほとんど水なんですけど、あまい・・。 竹の切りたての香りって甘いんですけど、それが水になったというか・・。 こころにしみわたるような・・。ほっとしました。
お水は筒に必ず入っているものでもなく、しかも一つの筒にちょっとしか入ってません。 きっとその一口だけがいいのかもしれませんね。
今年もたのしみです。 竹林のある方はいただいてみてはいかがですか?
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