2003年07月09日(水) |
だけども問題は今日の雨。 |
ここのところ連日テレビでは、長崎での誘拐事件の報道が されていましたが、容疑者が上がり、犯行を認めたことで、 テレビのコメンテーター達が大騒ぎするほどの衝撃はないものの、 ただの興味本位の傍観者でしかない私ですら、なんともいえない 憤りと遣り切れなさに襲われました。
そんな気持ちの中、井上陽水の「傘がない」 の歌詞を思い出す。
空虚なようで根強い問題を抱えているようで、だけども実際には 自分自身が関与するもの以外は、無責任な傍観者でしかなく、 目先の瑣末な出来事ばかりに気をとられている、そんなもどかしさ。
誰がなにを言っても、所詮大上段に構えた理想論や、したり顔の 自分勝手な論理にしか聴こえない。 その中で、自分が何を言って、どう行動するべきなのかが、よく判らない。
なんだか切ないね。
友人のBサンが、サイトで日記を再開されて、 ひとりホクホク顔で喜んでおります。
人の日記を読むのが大好きなんです。 何気ない日常の中で、人がどんなふうに考え どんなふうに感じるのかを傍観するのは、 とても興味深い。
なんだか覗き見みたいですが。 そんな密かな楽しみ。
今日は七夕ですね。
牽牛織女の、1年に1度だけの逢瀬の日。 「かささぎ(鵲)」という鳥が、天の河に 白い翼を広げて橋となり、2人を逢わせてくれる、 といわれております。
笹の葉に色紙をゴテゴテ飾り付けて、煩悩にまみれた お願い事を短冊に書いて吊るしたりしますが、 あれは江戸時代以降の風習だそうで。
古くは平安時代に、中国から牽牛織女の伝説が伝わり、 織女が、機織りが巧みであったことから、裁縫が上手く なるよう女の子がお祈りする、「乞巧奠(きこうでん)」 という行事が、日本の七夕の原点といわれています。
裁縫の上達をお願いしていたのが、いつのまにか、 女の子の教養全般にお願い事が広がって、楽器など 芸事の上達をお祈りするようになっていったらしい。
さすがご利益宗教、八百万の神を祭る日本人。 なんでも頼んじゃおう、という強欲な姿勢は昔から健在です。
ところで、天の河って、牽牛が喉の渇きに堪えかねて、 瓜を割ったら汁が止まらなくなって出来たと、マンガ日本昔話で 子供の頃に見た記憶があるのですが。
なんか、ベトベトしそうだね。
とうとう、宝塚観劇デビューを飾りました!!
ヅカファンのKさんの熱心な宣教活動のおかげで、 ここ数ヶ月で、ビデオを数本見せていただき、その後 ネットという現代文明の生んだ偉大なる利器のフル活用で、 自主勉強を重ねてまいりましたが、いよいよ、生宝塚デビューです。
東京宝塚劇場での、月組公演。 「花の宝塚風土記/シニョール ドン・ファン」
宝塚の公演は、劇(ミュージカル)と、ダンス中心に構成された いわゆるレビュー・ショーの2本立てが基本。 上演順序は、劇→レビューが多いようですが、場合によっては レビューが先に行われることもあり。今回は、レビューの方が先でした。
そして、いちばん最後に、フィナーレ。 お馴染みの大階段を、シャンシャンと呼ばれる飾りを手にした タカラジェンヌたちが、歌いながら降りてくる、アレです。 トップ・娘役トップ(場合によっては、他の人気がある人も)が、 デッカイ羽根を背負って降りてくる姿は、華やかで圧巻。
私のヅカ師匠のKさんは、もともと星組贔屓の方なので、 今まで見たビデオも、概ね星組の公演で、今回観た月組に 関しては、ほとんど基礎知識がなかったのですが (トップとトップ娘役の名前くらいしか知らない) 2階席の一番後ろでも、やっぱり生は迫力が違います。 予備知識なんかなくても、充分、華やかな異空間を堪能できました。
レビューの「花の宝塚風土記」は、和物なので、 着物を着て、日本舞踊をベースにした踊りが中心でしたが、 民謡などを取り入れて、想像よりテンポのよい進行。
日舞モノは、あまり人気がないそうなのですが、 一糸乱れず整然と揃った群舞や、裾を長く引いた着物を、 鮮やかな裏地を見せつけるように翻して、男役が闊歩する姿は、 押さえるべきツボをきっちり押さえていて、観ていて清々しくなるほど、 非常に格好いいです。
メインの「シニョール ドン・ファン」は、軽いミステリー仕立て。
宝塚の作品は、基本的にお抱えの脚本家の人たちが書き下ろした 作品が主なので(たまに、海外ミュージカル作品とかもやる)、 客層をきっちり把握した、一昔前の少女漫画テイスト溢れる内容や、 登場人物(主に男性)の設定が多い。
要するに、多少、話の筋に矛盾があっても、登場する男性が格好よくて (格好いいの基準も、少女漫画的)、押さえるべき決め台詞や決めシーンは やりすぎなくらい、きっちり押さえて、ヒロインとそれなりにハッピーな エンディングを迎えれば、オールオッケー、という、一種ご都合主義的な 世界なのです。
そういう乙女の陶酔の世界に、不都合な疑問に目を瞑って浸ることが 出来る人のためのものなので、やたらと粗を探したがったり、 理論的で現実的なものばかりを追い求める人には、全くもって不向きな 世界ともいえる。
ミステリー仕立てでも、犯人探しや謎解きよりは、登場人物の 一挙手一投足に、どれだけ反応できるかにかかっている訳です。
今回の作品も、ミラノのファッションブランドの帝王 「ドンファン」 が主人公。女性にモテモテの気障な伊達男だが、秘密の暗い過去を抱えている。
もう、この設定からして、一条ゆかりの昔の漫画にありそうですけど、 月組のトップ、紫吹淳 という人は、 アクの強い、濃いキャラクターを演じるのが非常に上手な人なので、凄い嵌り役。 現実の男がやったら、確実にひいてしまうような、気障ったらしい 仕草や台詞を、これでもかってほどに確信犯的にてんこ盛りに盛り上げて、 ビシバシ期待を裏切らずにキメていく様は、ある種爽快です。
ドンファンの旧友でありビジネスパートナーでもある、ロドフォス役の 汐風幸 が、微妙にガクトっぽくて、ツボでした。
予想通り、話の流れとしては、納得出来かねる矛盾点もありましたが、 それも気にならないほど、テンポとパワーに溢れていて、面白かった。
やっぱり長い歴史の中で培われた技術や様式というのは、凄いです。 これが伝統の強さなのか、と思う点が多々あったし、女子供を相手に して、子供だましの脚本が多いと言われようが、乙女の綺麗な夢の世界を 演出しようという、頑ななまでに徹底した信念に、プロのエンターテイメント の力を、思いきり見せ付けられた気がします。
或る意味、凄く潔い世界観です。ますます好きになりました。
会社の女の子に、夏物バーゲン が始まっていると聞いて、 (病に臥せっていた為、全く気づかなかった。不覚) さっそく定時退社して、行って参りました。女の戦場へ。
とりあえず、カットソー、キャミ、7分袖カーディガン、サンダルを 購入したものの、最大の目標であったはずの、スカートをゲットできず。 パンツはいくらでも売ってるのに、スカートはあんまり種類が出てない。
ウエストがゴムじゃなくて、フレアが広がりすぎず、柄が可愛くて、 シルエットが綺麗なスカートが欲しいのに、最近の女子はスカートを あまり穿かないらしい。
夏物のバッグも欲しかったんだけど、軍資金が底をついたので、 ひとまず撤退。日を改めて、軍資金の調整をして、再出陣の予定。
ところで本日、アメリカ独立記念日は、知人のお誕生日なので、 「おめでとう」と電話したところ、「プレゼントは?」 と 聞かれましたので、
「あー、とりあえず、私?」 とお約束でおざなりな返したところ、
「毎年そう言うよね。」 と、人間的成長がないことを 言外に指摘されました。悪かったよ。面白味のない女で。
昨日休んだ分、バリバリお仕事して、8時半くらいに 帰りましたら、最寄の駅に着いた時点で、見事な土砂降り。
大き目の雨粒が、吹きすさぶビル風に煽られて、当たると結構痛いよ。 当然のことながら、傘などという文明の利器の持ち合わせはなく、 ものの見事にずぶ濡れになって、帰宅の途についたのでありました。
ところで、唐突な話題変換ですが、みなさんは座右の銘がございますか?
私は、鶏口となるも牛後となる勿かれ を 座右の銘としており、どうせなら人生をかくの如く生きたいものだと、 常々考えておりますが、とある知人に、
それって、ショボイ負け犬の遠吠え人生ってことだろ?
と指摘され、お前らしいと嘲笑されたことは、人生最大の恥辱として、 しかと胸に刻み込んでおります。
埃っぽくも生ぬるい雨に打たれて、ふとそんなことを思い出しました。 確かにショボイわ。私の人生。
とうとう、風邪でダウン。 本日は、会社も病欠です。
風邪薬を飲んで寝ていたのですが、 風邪薬って、体調が悪いときに飲むと(体調が良ければ飲まないが) 変な夢や幻覚を見ませんか?
今日も、ウトウトと夢と現の間を彷徨っていたら、 緑色のシャツを着た若い男性が、枕元で歌ってました。
「ドナドナ」とかそういった類の、短調で抑揚の少ない曲。 こっちを見下ろしながら、無表情でずっと歌ってました。
あと、内容は覚えていないのですが、 何かに追われて逃げていて、自分の叫び声で目が覚めた。
なんなんでしょう。本当にあの薬はただの風邪薬なんですか!?
とりあえず熱は下がったので、明日から社会復帰します。 あんな幻覚と遊んでたら、こっちの世界に戻れなくなっちゃうよ。
2003年07月01日(火) |
夏風邪は××がひくもの。 |
という訳で。
7月早々、夏風邪をひきました。
毎年この時期には体調を崩しやすいんですが、 今年も例年に漏れず、風邪ひきました。
幼少の頃より冷房のない生活に慣れていたから、クーラーに弱いのね。 咽喉の痛みと腫れ、咳、頭痛と発熱。症状的には倒れるとか意識混濁とか 酷い症状は出ないのですが、とにかく長引きやすいので、皆さんも御自愛の程を。
2003年06月30日(月) |
センチメンタルジャーニー。 |
うわーん!!!
昨日スーパーで買ってきた、「生チョコミニドーナッツ」(推定1袋8個入り) 2つだけ食べて、残りは今日のデザートに楽しみにしてたのに!!!
妹に残り全部食われた。
ジョリー(誰だ)と僕とで半分こね、って約束したのに…!!!! ちょっと目を離した隙に、私の分まで食べやがった。くっそ〜。
「この世は弱肉強食。美味いものがいつまでもあると思うなよ。」 (何処かで聞いたような台詞だな)って不敵な笑みで言われても…。
プチブルーな心を慰めるため、脳内感傷旅行へ旅立ちます。
昨日の夜テレ朝に、B’z が出演してましたね。 世界水泳のテーマソング繋がりで、デビューから15年間の ビデオクリップダイジェスト流していましたが。 懐かしすぎて、涙出るかと思いました。
私たちの世代は、中学生くらいの頃に、B’z黄金期だったので、 彼らの曲は、一種の一般教養になっているので、大抵の人は歌えるね。
デビュー当時は、松本がTMのサポートメンバーだったこともあって、 デジタルロック路線、ダンサブルな曲が多かったですが(衣装も凄かった) 最近はすっかり、マッチョ系になっちゃって。(短パンは如何なものかと)
でも、稲葉サンは、相変わらず喋ると可愛いぞ。 見た目は体育会系でも、結成当初から、メンバーのノリは 文化系ですね。同じ部活の先輩後輩の関係みたい。 2人とも、話すと理知的だし、穏やかな雰囲気だからかしら。
高校生くらいの頃に、男の子同士で、妙に仲のいい人たちが いますが、あの関係に似ている気がするんですよ。 趣味が似ていて、いっつもつるんでて、登下校も一緒、みたいな。 ある種女の子には不可解な仲のよさ。なんなんですかね。あれは。 踏み込めない何かを感じるので、個人的には物凄く不思議です。
TMにもB’zにも、メンバー間のそういった「内輪」の空気を 感じて、その不可侵の仲のよさが、よかったりしたんだけど、 accessまで行って、女の子のファンにも判りやすい方向で、 大々的に戦略として提示された時は、正直ちょっとひきましたね。
成人男性が、おおっぴらに、お互いを「チャン」付けで呼ぶのはね…。
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