今日は、会社の女の子2人と、鍋食べに。 やっぱり、冬になったらとりあえず鍋でしょう。
Kサンに去年の冬連れて行ってもらった、「磯善」へ。 新宿で鍋っつったら、絶対ここがお勧め。 http://r.gnavi.co.jp/g121400/
基本的に居酒屋さんなのですが、鍋メニューが充実していて、 何種類か、小サイズ(1〜2人前)と大サイズ(2〜3人前)の どちらかをチョイスできるのが、とっても便利。
今回は、味噌ベースで魚介類たっぷりの「磯善鍋」と ホクホクのジャガイモ、ぶつ切りの鮭に、バターがのった「石狩鍋」 それぞれ、小サイズを注文。
「磯善鍋」の方は、自分たちで具を鍋に入れなければ いけなかったのですが、ここでみんなの動きが一瞬止まった。
鍋奉行がいない…。
複数人で鍋に行けば、必ず1人は、はりきって仕切ってくれる 鍋奉行がいるものですが、(マーフィーの法則) 今回はなんと、前代未聞の、鍋奉行不在の鍋
結局、連帯責任ということで、適当にみんなで 具を突っ込んでいきましたが、普通に美味しかったです。
料理スキル不足で、鍋についても語るべきポリシーなど皆無、 美味しくいただければ、いいじゃないか、という私には、 ある意味気安くて楽しい鍋でした。
個人的に言わせて貰えば、鍋について細かく言う人って、 普段、炊事をあんまりしない人が多い気がする。
実際には、単純明快な簡単料理のはずなのに、なぜか リーズナブルかつ手間をかけない迅速さがモットーの家庭料理とは 一線を画す、拘りある男の料理系だよね。鍋って。
いやはや、今年も残すところ、あと1ヶ月ですね。 年末は慌しいと一般的によく言われますが、
いや、マジ忙しいって!
会社帰りに、週2・3度は通院するため、 なるべく残業はしないようにしてるんですが、 今週は連日居残り。目も疲れるし、肩と首はがちがちだし、 足はパンパンだし、夜、寝つきが悪いんだよね。
冷えと肩凝りと腰痛で。
肩凝りと腰痛も極めると、夜寝苦しいくらい辛いんだよ。 また、重い冬布団に変えたから、余計肩が凝るんだよ。 軽くてあったかい羽根布団が欲しいなあ。
そんな訳で、即効性のある暖房器具(?)として 我が家では布団乾燥器がフル稼働中。
低温やけどには気をつけて。
2003年12月01日(月) |
長い国境のトンネルを抜けると。 |
昨日の夜、NHKのアーカイブスを 途中から見てたんですが。(結構好きなの)
川端康成がノーベル文学賞を受賞した時の モノクロのインタビュー番組だったんですけどね。
NHKのアナウンサーらしき男性と、川端康成、 そして何故か、私の愛する三島由紀夫の3ショットなのね。
三島もノーベル文学賞候補に挙がっていたし、 その関係なのかもしれないですけど、ちょっと意外な組み合せ。 お家の庭(川端邸かしら)に椅子を出して、野外の寛いだ 雰囲気でのインタビューでした。
受賞から2・3日後のインタビューだったようだけど、 取材が殺到していたようで、川端サンはちょっとお疲れモード。
もともと人見知りして、あんまり話すタイプの人ではなかった らしいので、私が見ていたインタビュー後半は、川端さんに アナウンサーの人が話を振っても、会話が途切れがち。
代わりと言っちゃあなんだけど、まあ三島が喋ること喋ること。 三島は目立ちたがりだし、明朗で、育ちのよさからくる鷹揚さも 感じられる話し方が出来る人なので、文壇の尊敬する先輩を 自分なりに、フォローしようとしていたのかしら。
ストックホルムで行われる授賞式に参加する話でも、
「(体調を崩すといけないから)寒いのが、心配ですね」
とポソポソ喋る川端サンに、当時はまだ珍しい海外旅行経験者だった三島が、
「北の方が、(流行病の心配がある)南よりはいいですよ」
とか一生懸命喋りかけるのね。 で、アナウンサーも雑じって、ちょっと話が弾むとね、 川端さんはほとんど話さないんだけど、 もの言いたげな目で、じっと三島を見つめてるの。
川端サンは、痩せていて小柄で、目がすごく大きい人なので、
おじいちゃんチワワみたいで、可愛いぞ。
2人とも、日本の文壇を代表する大作家だけど、 かたや装飾的でありながら荘厳な文章、かたや抽象的かつ 奥ゆかしい日本の美意識の塊のような文章を書く作家。 人となりは創りだす文章にも表れるものなんだなあ、としみじみ実感。
でも表現や個性の違いはあっても、根底には通じ合う部分が きっとあったんだろうなあ。 奇しくも、同じように自分で命を絶つ道を選んでしまった 生前の2人の和やかな談話に、色々感慨深いものがありました。
またまた上野の国立博物館へ。
今日は、大徳寺の狩野派の襖絵と、ダイヤモンドジュエリーという まったくもって正反対のブツを、一度に観ようという欲張りツアー。
まずはダイヤモンドジュエリー。 16世紀あたりから、現代までのダイヤモンドを使った ジュエリーを、時代毎に展示。
昔のヤツほどすっごいよ。あまりの大きさにガラス玉にしか見えない。
でっかいわ、重そうだわ、ぶ厚いわ、何処に着けるか判らないわで、 あんな宝石をジャラジャラたくさん着けてた昔の貴婦人は、 ナリはか弱く強い風にもよろめきそうに見えるけど、 結構な力持ちだ。少なくとも、私よりは部分的に筋力ありそう。
古今東西、老いも若きも、女性とカラスがヒカリモノに弱いのは 変わらないようで、ガラスケースに張り付くように眺める観客の 大半が女性。なんだか普通の展覧会より、変な力強いオーラが。
さてさて、溜息混じりにダイヤモンドを堪能した後は、 モノトーンが織り成す侘び寂びの極地、狩野派の襖絵ですよ。
あら??? キラキラど迫力の宝石を観た後のせいか、なんだか いつもよりくすんで地味にみえるわ。 つうか、観客年齢層もあからさまに高いわ。
本来、ちょっと距離を置いて眺めるべき襖絵ですが、 会場のあまりの混雑振りに、みんな至近距離で犇きあって 鑑賞していて、遠くからじっくり眺める、なんて夢のまた夢。
なんだか、ありがたみも薄れるわね。
でも、狩野永徳の力強い筆は、素人の私にも 凄い迫力で迫ってきて、見応えありました。
そんなこんなの国立博物館ですが、そんな感想も吹っ飛ぶ 今日一番の驚愕。
常設展示の、源氏物語の有名な「車争い」の場面を 描いた屏風の前で、解説を読んでいた、大学生らしき 若いニーチャン2人連れの、馬鹿でかい呟き。
「なあ、この”ゴソクジョ”って男だよな。 源氏ってホモなの??」
ゴソクジョ??ご息女???
…御息所か!!!!!!
六条御息所を読めない上、源氏がホモとは如何なる了見か!! (いや、ある意味正しいのかもしれないけどさ)
日本人の国語力低下をまざまざと感じた一瞬。
今日は仕事が長引いたので、会社の近くでちょっと遅めの晩御飯。 お昼によく使う、新宿2丁目のカフェなんですが。
私以外、客は全て男(カップル率高し)。
しかも席に着いた途端、同行者が電話の為店の外へ。 なんだか妙に気まずい気分のまま、ほぼ満席の店内、 女一人で待つこと10分。
あんなに場違いでいたたまれない気分になったのは、初めてだ。
自分の小心者さ加減を再確認しました。
つうわけで。風邪ひきました。
風邪ひいて寝ているっていうのに、給料日直後のため、 冷蔵庫はおろか、またもや米びつまで空なので、 この飽食の日本にありながら、プチ飢餓状態。
…結局病院行きがてら、買出し。 ついでに、妹に焦がされた豚汁リベンジ。
仕事から帰ってきた妹は、ホクホク顔で食ってましたが、 ヤツがあんなに憎く見えたことはない。
せめて病床の姉に、リンゴをすってくれ。げほ。
先日、うちの愚妹が、鍋を焦げつかせまして。
ついでに、プラスチック(?)製のお玉も焦がして 家中、妙に香ばしいような、微妙且つ如何とも形容し難い 臭いが充満中。
そのせいかどうかは不明ですが、咽喉の痛みが 酷くなったので、今日は姉妹ともちょっと早く 会社から帰ってきて、徹底的に消臭掃除。
カーテンや布団などの布製品に、特に臭いが ついてしまったので、全部外して洗濯。
姿見の木枠や、木製の棚も結構臭うので、 風通しのよい場所において、さらに拭き掃除。
ガッタガッタ奮闘すること3時間、強力炭消臭剤の 効果もあって、なんとか臭いは薄れてきましたが、
窓全開で、寒いのなんのって。
明日も咽喉が痛かったら、それは臭いのせいではなく風邪だ。
今日は大学時代の先輩が結婚されたので、2次会出席。 先輩らしい、勢いのある明るい会で、奥さんもすごく可愛くて 幸せっていいな、と、素直に思いましたよ。
最近、結婚の神様から見放されていたような 私の周囲でも、ちらほらと結婚の2文字が聞こえて くるようになっているので、そういうお年頃なんだなあ、と しみじみ思う反面、うかうかしてられねえ、と焦りも 感じたりして、まあ複雑な胸中を察してください。
そんな中、私の王子様は、何処かしら。と可愛らしく言ってみたら、
「そういう台詞を、獲物を狙う肉食獣のような ギラついた目で言うのはやめてくれ」
と諭されました。
まずは羊の皮を被れってことだね!!(違うから)
…誰が考えたんだ。まったく。 そして、別にウケ狙いな訳じゃなく、 この日を選んで入籍するカポーが結構いる、 というのも驚き。そんな羞恥プレイの一環みたいな。
まあ、私にはまったくもって関係のない日なので、 夕方から徒歩で新宿にお買い物へ。
久しぶりに一人で買い物に行ったんだけど、 ストッパーになる同行者がいないせいで、 まあ、買った買った。 財布に入ってた諭吉4人が、一気にいなくなった。
スカート2着に、ロングブーツ、手袋を購入。
そして、いちばん欲しかったはずのマフラーは 買えずじまい。なんだかな。
2003年11月19日(水) |
フジヤマゲイシャハラキリニッポン。 |
今日は水曜日、レディースデーということで。 映画が1,000円なので、観に行ってきました。
例のアレですよ。片言の日本語炸裂の、「KILL BILL」
タランティーノは、実はあんまり作品観てないんですが。 「パルプフィクション」を、大学の英語の授業の ヒアリング教材として、ちょっとだけ使ったんだけど、 もともと英語の苦手な私には、モノホンの外国人が話す英語は 早口過ぎる上、スラング多すぎて壊滅状態だったので、 なんか個人的にも観る気がしなくなっちゃったのよね。
で、気になる内容ですが。
映画観て、あんなに笑ったのは久しぶりだ!!! すっごい面白いよ。 タランティーノは、本当に日本カルチャーが大好きなんだなあ。 キッチュなセンスでぶっ飛んでて、でも凄く構成も練られている、 日本のサブカル映画を観ている感じだった。 (あんな完成度は、日本の映画じゃありえないが)
外国人から見た、間違った日本文化観、というよりは、 外国からの文化や情報に埋もれて育った、若い世代の 日本人からみた、古い日本映画の世界観、の方が近いか。 かなり自分なりに咀嚼解釈して、捩っちゃってますが、 愛に満ち満ちてます。リスペクト!!
ユマ・サーマンやルーシー・リューの片言日本語も 確かにおかしいけど、二人のタイマン勝負のBGMに
梶芽衣子の「修羅の花」流す、その感覚が凄すぎる。
つうか、パンフレットにも書いてあったけど、 梶芽衣子が好きなのね。タランティーノ。
昨今流行りの、続き物の映画は、ロードオブザリングもマトリックスも ハリポタも観ていない(というか観たくない)私ですが、これは続編も 絶対映画館に観に行く。
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