2004年01月29日(木) |
犬は吠えるがキャラバンは進む。 |
今、私の中でもっともアツいイベント。 それはバセットハウンドに囲まれる会。 http://www.ne.jp/asahi/basset/hound/oshii_basset.html
一部の押井守ファンには知名度の高い犬種ですが、 一般的な認知度はそれほどでもないバセット。 まあ、一般受けする外見とは、なかなか…。
ちなみに、こんな外見。↓ http://pet.nifty.com/cgi-bin/zukan/dog_shosai.cgi??&bango=30 「肥満体で胴長短足のビーグル」 といった感じですか。
もともと猟犬なので、それほど無駄吠えしないものの 一旦吠えると鳴き声が五月蝿く、それなりの運動量も 必要になるので、都会での窮屈な暮らしに向かないため 日本の住宅事情では飼いにくいらしい。
性格も頑固で気難しくてちょっと怠け者で、 初心者向けとは言いがたいのも、日本でイマイチ人気が ブレイクしない原因なのだとか。
ただ、主人には大変懐く忠実さと、思慮深くも見える 奥深い性格と独特な風貌から、コアなファンが多い。
そんなバセットハウンド。 今は犬が飼える状況ではないですけど、歳を取って 生活に余裕があったら、郊外の一軒家で飼ってみたいですね。 現時点では、ものすごく壮大な夢物語ですけど。
ところで、私が是非ともバセットを飼ったらしたいこと。それは
弛んだ身体の皮をムニムニ撫で回す。
なんでも、バセットの弛んだ体の皮は、 一度触れたら病みつきになる感触 らしいですよ!
今日の衝撃ニュース。
ハルウララに、武豊が騎乗。
ハルウララといえば、出走以来、102戦全敗 という 輝かしい記録で人気ブレイクの、もはや生きた伝説といっても 過言ではない、迷馬 ですよ。
それにどうして、あの武豊。 なんでも高知県競馬組合の、「何とか一勝させたい」という 親心らしいですが。
まあ確かに、すごく話題性があっていい宣伝になるし、 或る意味その無謀ともいえる夢の実現には、これまた 生きた伝説であり、歴史にその名を刻み込むであろう、 名ジョッキー・武豊が、もっとも高い可能性を持っている のかもしれませんが。
でもさ、せっかくこれまでの無勝記録で人気者のハルウララ、 ここで武が乗って勝っちゃったら、「やっぱ、武豊は凄いね〜。」 ってことにはなるだろうけど、なんかちょっと面白くないよな。
負けちゃったら負けちゃったで、「やっぱ武でも駄目だったか〜。」 だけならいいけどさ。
頭に赤鉛筆差した、俄か競馬ファンのニイチャンとかが、 「そもそも武が強いと言われてるのだって、騎乗する馬がさ〜」 とか、したり顔で言ったりするのかと思うと、なんとなくムカつくじゃん。
別に私は馬券買ったこともないし、競馬ファンじゃないけど、 武豊は凄えって、先日密着ドキュメントみて、改めて感動したんだよ。(安直)
まさに、ハルウララと武豊、二つの伝説の一騎打ちですな。 どちらが勝つんでしょうか。
どっちが勝っても、両者ともにメリットが少ない気がするんだけど。
最近、美味しいものを食べたい欲求が高まってまして。 美食への欲求って、他分野の欲求不満が転化されて 発露することが多い気がするので、あんまり大っぴらに 言うのは、自分の恥部を曝け出す心持がするのですが。 そんなのは私だけでしょうか。
まあ、それは置いておいて。 やっぱり美味しいものの食べ歩きの同伴者は女性の方が、 感性の不一致を感じずにすむので、ストレスが少ないと 思うのです。
要するに何が言いたいかというとね。
ラーメンは、私の感性にあわないと思うの
ラーメンだけは、美味しい不味いの判定基準が、 私の舌では判らないし、どんなに美味しいと評判の店でも、 一度たりとも美味しいと思ったことがない。
ちなみに、そんな私の一押しラーメンは、
ちりめん亭の、菜湯麺。
…所詮、私の味覚はその程度です。
最近、意識的に読書をするようにしてます。 そんな訳で、今日の本 向田邦子 のエッセイ 「父の詫び状」
向田邦子のエッセイや作品って、いたって平々凡々な、 古きよき日本の一般家庭の日常の風景から、好奇心旺盛で、 豊かな感性の筆者が捉えた、どこかユーモアに溢れた 見過ごしがちな小さな発見が面白さなんだと思うんですが、 今回、ちゃんと読み返してみたら、作品全体から感じる 明るい雰囲気とは裏腹に、暗く辛い体験が日常の影に 頻繁に見え隠れしていて、なんだか意外に思いました。
もともと、向田邦子が生きた時代が、戦争という 死と隣り合わせの状況を体験し、その終焉によって 急速な復興と豊かさを獲得するという、まさに 「死と再生」そのものの時代だったというのも 一因なのでしょうが。
お正月に特番ドラマで、山口智子主演で、「向田邦子の恋文」 を放送していましたが、あれも飄々として美人でありながら カラッとした雰囲気、という、私の描いていた「向田邦子像」の 表層からは見えない、影の部分の話だったよなあ。
陳腐な言い方ですが、明るさや楽しさは、その後ろに 背中合わせになっている、悲しみや寂しさや痛みがあればあるほど、 厚みと輝きが増すのだろうし、説得力も生まれてくる気がします。
向田邦子の描く世界のユーモアは、痛みや苦しみを 十分知った上で、日々のなにげない日常に見出すことができる 楽しみであり幸せなのでしょう。
そういった奥深さのある人間に、私もなりたいです。
居間でうだうだとネットサーフィンしていたところ、 妹がものすごい勢いと形相で、自室から出てきまして。
「あんなふざけた不愉快なドラマ、ありえねえ!!」 と、それは鬼のような剣幕で息巻いております。
「アナタが観てたら、たぶん100回以上突込みが入るね!!」
憤懣やる方ない、というのは、こういうことなのね、と 思わずにはいられないほど、妹を苛立たせたドラマは、そう!!
月9 「プライド」
だって、野島脚本で木村さんだよ。 ウチら姉妹の神経を逆撫でしないはずがないじゃん。
しかし、なんだかんだいいながら、結局45分強 観続けたんだから、それはそれで策略に嵌ってるよ。妹よ。
怖いものみたさならぬ、不愉快なものみたさ。 「来週からは絶対観ないね!!」って言ってたけど、 観るね、ありゃ。
姉は今クールは、「ドールハウス」 観ます。 http://www.tbs.co.jp/dollhouse/
あとは、「白い巨塔」で、弁護士ミッチーだな。
土曜日の深夜、NHKで5年ほど前の宝塚の舞台放送が あったので、標準ビデオ録画して鑑賞したのですが。
あまりの駄作っぷりに、直視できず。
仮にもトップお披露目公演だというのに、なんなんだ。 この衆人環視の羞恥プレイのような劇とショーは。
仮にもこれで食ってる、成人女性がだよ。 あんな支離滅裂な粗筋で、奇天烈なコスプレしたうえ、 学芸会みたいな歌とダンス踊ってるんだよ。 震える指で早送り再生ボタンを押し続けたさ。 (それでも最後まで見たのは、私の愛だね)
確かに宝塚ファンって、脚本云々の出来より、 ご贔屓のスターさんの格好よい姿がどれだけ見られるか に重きを置く人が多いけどさ、あれはちょっとやりすぎだよ。
「ミレニアムチャレンジャー」(ショーのタイトル)って、
あれで安くないチケ代を客から巻き上げる そっちがむしろチャレンジャーだ。
前々から思ってたけど、宝塚って宣伝とか、外部への アピールがすごく下手なんだよねえ。
身内みたいな固定ファンと、暗黙のお約束事の多い観劇マナー。 チケットも気軽に知らない人が取れる感じじゃないし、 すごく閉鎖された世界。
だからこそ、一度その世界に足を踏み込んで 本当に嵌ってる人は、多少の粗も愛で乗り切れるんだろうけど、 ビジネスなんだから、もっと品質の保証をして欲しいよなあ。
色々と勉強(?)の甲斐がありまして、私も多少は 詳しくなってきて、好きなスターさんとかもいるけどさ、 (NHKの放送は、まさにその人達が出演しているものだった) スターっていう看板で客釣っといて、あれはないっしょ。
いい作品も勿論たくさんあるけど、今のような玉石混淆、 しかも石の粗が目立ちすぎるような状況じゃあ、いつまでたっても なんとなく好きだと公言するのが憚られる宝塚、という イメージは払拭できないよ。センスないしね。
メインの舞台は、「望郷は海を越えて」というタイトルでしたが、 好きだから許せるラインすら越えてた、イタイ舞台でした。
ひっさびさに、なんの予定もない週末。 土曜日だというのに、午後3時まで寝腐っておりました。
で、風花舞い散る中、夕方からやっとお出かけ。 クリーニング屋さんに行って、古本屋で「シーマン語録」を 立ち読みして、シュークリーム屋さんでミニチョコシューを買って、 蔦屋が100円レンタルをしていたので、ビデオを3本借りて、 スーパーで食材の買出しをして、2時間ほどで帰宅。
朝食兼昼食兼夕食として、温野菜とソーセージのジェノベーゼ和え、 ワカメと長ネギとゴマのスープ、デザートに、ミニチョコシュー2つ。
借りてきたビデオ、1本目鑑賞。 若干12歳の ブルック・シールズ が、少女娼婦役で主演、「プリティ・ベビー」
ブルック・シールズ演じるヴァイオレット、超絶美少女 っすよ。 前から見ても横から見ても脱いでも着飾っても、寸分の隙もない美少女っぷり。 大人になったら、ちょっとゴツくなっちゃったけど、少女期特有の 不安定で危うげな雰囲気が、美貌を引き立てていますな。
ヴァイオレットに惚れて結婚までしてしまう写真家役の キース・キャラダイン が、小悪魔的美貌の少女に 転がされる、几帳面なオッサン役に嵌りすぎ。 整えられた若干禿げ気味の頭と、きっちりした服装に、 オッサンの抑圧されたエロスが滲み出てました。
話の筋自体は、大して面白い映画ではないけど、 娼館で生まれ育ち、外の世界をまったく知らない少女を愛する 男の悲哀や、少女の純真な無知さが生じる魅力と無邪気な罪深さが、 なんとなく切なく胸にきた。
映画観終わったところで、お風呂。 入浴しながら読書。有吉佐和子著、「和宮様御留」 ドラマ「大奥」でも安達祐実が演じていた、公武合体のため、 京より徳川将軍家に降嫁した和宮が、実は替え玉だった、という話。 実際に、史実的にもそういう説があるそうで、なかなか興味深かったです。 ちょっと、後半が走りすぎだったかな。
お風呂から出て、一休みしたところで、ビデオ2本目。「女性上位時代」
60年代後半のお洒落なイタリア映画(らしいよ、一応)。 主演のカトリーヌ・スパーク の白痴的・小悪魔的な愛らしさと それを引き立てる、ミニスカートを主としたキュートなファッション、 モダンなインテリアの数々が、とにかく目の保養。
話の中身はただのエロティックコメディなんですけど、 突き抜けた馬鹿馬鹿しさと、底抜けのあっけらかんとした明るさが、 なんともラテン系って感じで、ポップでした。好きだ。
そんな優雅(?)で自堕落な休日。
新ドラマで、「エースをねらえ」が始まるそうで。 ドラマ化で岡ひろみ役が上戸彩と聞いた段階で、 我が家のオタク姉妹の最重要トピックスは、
お蝶夫人を演じるのは誰か?
個人的な趣味としては、ぜ…是非、中谷美紀サマに 縦ロール+ピンクのテニスウェア+背景はもちろん真紅の薔薇で、 「岡さん!」と眼力満点アップ撮りで仰っていただきたいところですが。
仮にも登場人物が全員高校生の学園ドラマですから。 さすがにそれは無理だし。
でも、どんな美麗美句にも負けない、崇高高潔ストイック 名前からして絢爛豪華な、竜崎麗華嬢役を演じられる 若いお嬢さんなど、そうそういる訳ではございませんことよ。
で、その段階でのまめ姉妹の大予想では、
安達祐実、松本莉緒の「ガラスの仮面」コンビのどちらか ではないかと。
ただ安達祐実は、「ガラスの仮面」でも主役とはいえ庶民派マヤ役 だったし、あんまり運動神経よさそうに見えないし、最近大人な女優への 脱皮を目指してるし、上戸彩より小っちゃそうだし、一応主役は岡ひろみだし、 という諸々の状況判断から、
まあ、松本莉緒だろうな。縦ロール似合うし。
との結論で落ち着いたんですが。
本当に松本莉緒だった!!!!!
今、私たち姉妹は、確実に時代の風を掴んでいるわ!!!
どもども。ご無沙汰しております。 なんだかんだで公私共に慌しい日が続いていまして 自宅のPCも触らず終い。
この三連休も、結局連日外出しておりまして、 そろそろ体力の限界かしら、ものの見事に風邪引きました。
ここのところ根回ししていたことに、そろそろ 結果が出そうなので、もうひと踏ん張りしたいところなんだけど。
人生、思うようにはいかないよなあ。
年明けは、何をするにつけても、「今年最初の」という 冠がつくと、貧乏性のワタクシなぞは、なんとなく ワクワクいたしますよ。
初詣、初日の出、初夢、書初め、姫初め。(言うと思ったでしょ…。)
で、今年の初ビデオ鑑賞。「時計仕掛けのオレンジ」
5年ぶりくらいに観たんだけど。 なんとも貧困なボキャブラリーで申し訳ないが、 すんげえ映画だよ。あれは。
スタイリッシュで美しい映像と、シュールで皮肉なメッセージ。 暴力シーンのことがよく取沙汰されるけど、暴力描写が出尽くした感の ある今から比べたら、大したものではないですよ。
むしろ、精神的に痛い。どこを取っても。
音楽もシンセサイザーやクラシックなど多種多彩な音楽が 効果的に使われていますが、有名な「雨に唄えば」の インパクトもあるけど、今回観たら、ベートーヴェンの第九の方が 全然衝撃的だね。なんなんだろう。あれは。
「ルードヴィッヒは悪くないのに!」っていう アレックスの台詞に、激しく萌えたね!! ←変なツボ。
底が浅いと嘲笑されようが、あの映画から受けた衝撃は そうそう忘れられるものではありませぬ。
それにしても、我ながら本当に判りやすくて浅はかな趣味嗜好よね。
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