いってきましたよ!!!!
バセットハウンド WITH 押井守 イベント!! http://www.ntv.co.jp/oshii-event/
高鳴る心臓を宥めすかして、足早に会場へ行ってみると、
そこにはこの世の桃源郷が。
吹きっさらしの寒くて狭い会場(ただの日テレ建物前広場です)に 所狭しと犇き和やかに談笑する、犬馬鹿…もとい、飼い主と、 待望のバセットハウンドの群れ!!!
その数、およそ40頭。 右を見ても左を見ても前も後ろもバセットバセット。
私は、初めて動くバセットの実物を見ましたが、意外と動きが機敏。 (あくまで想像より、というレベルですが) そして、大きい。
5ヶ月の子犬で、ビーグルの成犬とほぼ同じか、それ以上の体格。 成犬のオスは 歩くドラム缶 といった感じの、堂々たる風格。
メスはオスと比べれば、若干、小柄で華奢な犬が多いですが、 ぶっとく逞しくも短い前足は、まるで熊の手。
成犬で、だいたい 20キロ超 の重さらしいですが、 性格が温厚で、とても甘えん坊が多いので、人間に触られるのが 好きな犬が多いらしく、あの巨体を抱えてる人がたくさんいました。 バセットの飼い主には、力持ちが多い。
ゴツイ見た目に反して、本当に、おっとりのんびりした犬種。 犬が40頭も集まれば、大乱闘やら大混乱が起きても なんの不思議もないですが、お互いに興味は示すものの、 大きなけんかは、ほとんど起こらず。
あまりにしつこくちょっかい出されれば怒って、「バウッ」 と 吠えますが、吠えた次の瞬間には、
「あれ? なんで吠えたんだっけ?」
といった怪訝げな表情で、もそもそ動く。なんて平和な…。
今回は、映画の宣伝イベントとして日テレがぶち上げた企画なので、 一応、バセットのパン食い競争 がメインイベントでして。 ちゃんと日テレのアナウンサーが司会で仕切ってましたが、
バセット(とバセット信者)の前では、 スピーディーな進行予定など、風の前の塵に同じ。
バセットはひとつのことに興味があると、他のことなど眼中になくなる という、 大変頑固な性格なので、うまくパンに興味が向かないと、なかなか手をつけない。 というか、パンまで辿りつけない。
うまく辿りつけても、そこからがまた一仕事。 本当に食いしん坊なバセットならば、瞬時に完食してましたが、 基本的にあまり器用な犬ではないので、まるごと一個のミルクパンを 食べるのも、なかなかうまくいきません。
犬の習性として、大きな獲物(パン)は、前足で押さえて、 小さく噛み千切って食べるのですが、
長い耳をパンの代わりに踏んで、うまく食べられない
という、なんとも愛らしい光景が、目の前で次々と繰り広げられる訳です。 見るに見かねた飼い主達が、長い耳を頭の上に纏め上げて、 やっと落ち着いて食べられる、という次第。眼福。
途中参加のバセットもどんどん増えて、結局最終的には およそ、50頭のバセット が結集。
レース待ちの犬たちの間を、終始うろうろして飼い主に話しかけ 撫でさせていただきましたが、本当に人懐こくて、知らない人でも 嫌がったり唸ったりしない。
むしろ歓迎しすぎて、よだれを撒き散らす犬、多数。
バセットは皮が弛んでいるので、もともとヨダレが垂れやすいんですね。 特に喜んだり興奮すると、ヨダレも倍増 するので、
キラキラと光の糸(結構太い)のように舞い散るヨダレの洗礼は、 バセットと親しくなるための、一種の通過儀礼です。
飼い主のみなさんは、ヨダレ拭き用タオルを常備してました。 (バセットの口を拭く。人間の服を拭うのでは非ず)
バセットの飼い主の方も、お友達同士や家族で参加してる方が 多かったんですが、お一人で参加している中年のご婦人がいたのね。
レース前にポツンと犬と座っていらっしゃったので、 たまたまこちらから話しかけて、犬に触らせてもらったのですが、 とても小柄でおっとりした犬。 もう10歳のお婆ちゃん犬で、最近は顔も白くなってきちゃって、 などと、撫でながら世間話をしていたのですが、なんとこの犬、
押井守監督の愛犬、ガブリエルだったらしい。
どうやら、飛び入り極秘で参加していたようで。
とにかくバセットという犬は、本当におっとりのんびりしていて その姿に癒されるだけでなく、人間が考えさせられる部分が たくさんある犬だということが、ひしひしと実感できたイベントでした。 ますます一緒に暮らしたくなった。 私もバセットの飼い主に相応しい人間にならなくては。
バセットに興味がある方は、押井守監督の著作でも読んでみてください。 『犬の気持ちはわからない −熱海バセット通信−』http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757702612/ref=pd_bxgy_text_1/250-0527252-7777843
私が最近読んだ犬関係の本では、群を抜いた名著でした。 犬を愛し、ともに暮らすとは、こうあるべきだと思った。 なかなか実現は難しいけどね。
料理強化月間 ということで。(気分でいきなり決定) さっそく、煮物を作ってみました。かぼちゃとひき肉の煮物。
見た目もそれっぽいし、匂いもそれっぽいし、 ものすんごい奇妙奇天烈な味がする訳でもないんですが。
これって美味しいのかなあ?
煮物がイマイチ好きではなく、味音痴気味の私には、 煮物の美味判定は難しい。不味くはないのは判るが。
大抵のものは、食えるという理由で美味しいと判定する 妹の味覚も、毛頭あてにならない。
…あんまり料理の腕の上達する環境じゃないかも。
発疹の方は、一週間経ちましたが、快復の兆しはなく むしろちょっと悪化してます。 顔と耳だけだった発疹が、首と手の甲に拡大。
なにしろ原因が特定できないので、防ぎようがないんだけど。 医者も首を捻りつつ、先日もらった塗り薬の効きが芳しくないので この前よりもう少し強力な薬を処方。
どうなることやら。 失ってはじめて気づく健康な肌の有難さ。とほほ。
一人暮らし(今は妹と2人だけど)を始めて結構経ちますが、 作るのは好きなものの、一向に上達しない、私の料理の腕前。
焼き物炒め物ばかり作っている人は、料理が下手 と とある雑誌で読んだのですが、そ、それ、私のこと…。
仕事終わって病院行って(私は週2回は会社帰りに通院する持病もち) 帰り道のスーパー寄って、どんなに早く帰っても8時、そこから 料理を作り出すのでは、時間も遅くなるし疲れてるし、なかなか 凝った料理は作りにくいわな。
そもそも、自分と妹のためだけに、餌つくってるんじゃあなあ…。
煮物が得意だと殿方に喜ばれる、というベタな神話も 未だに根強く健在のようですが、 私が煮物食べるの、好きじゃないんだよね…。
そんな私の最近の得意料理は、ゴーヤチャンプルー。
豪快な一皿料理で、おひとついかが。
先週水曜から、顔と耳限定で発疹が。
火曜日に珍しく シメ鯖 なぞを食べたので、 あんまり体調良くなかったし、光モノの生魚系は 幼少のみぎり、鰯の刺身で蕁麻疹の前科持ちだし、 こりゃ、鯖アレルギーに違いないと思ってたのですが。
数日経過するうちに、だんだん酷くなってきたので 皮膚科に赴きましたところ、鯖ではない、と。
鯖は、手などの末端にも発疹するので、顔だけ発疹なんて 器用な芸当はしないらしい。
結局、特定にはいたらなかったのですが、 患部が頭周辺に集中しているのと、最近種類を変えた 肌につくものということで、
原因はシャンプーではないかと。
いつも使っているものは、ちょっと珍しい種類のもので 家の近所の薬局で売っておらず、あいにく切らしてしまったので、 結構前に買って数回使ったものの、そのまま放置のお徳用激安シャンプー を貧乏根性丸出しで使っていたのが、アダとなったらしい。
今は、塗り薬と飲み薬で症状をみてますが、 会社の空気乾燥と油分過剰分泌のダブルパンチで、 あんまり回復の兆しなし。
もともと綺麗ではない肌が、ブツブツボロボロで 自分でも切なくなってきます。
治るまでメイクも化粧水も禁止で、軟膏で顔がテッカテカに なっているので、いっそ、会社も休んで家で引きこもって いたいくらいですが。
このまま治らなかったら、と思うと、背筋も凍るね。 体調的に肌荒れが酷い時期でもあるので、野菜を多めに とるように心がけてみる。嗚呼、切ない…。
今日の昼間は、なんだか一足飛びに春になって しまったような暖かさでしたね。
うららかな陽気に誘われて散歩をしておりましたら、 あまりの暖かさに冬眠中のカエルも寝とぼけたのか、 モタモタヨタヨタ早くも地上に出てきているのを 2匹も見かけました。
かと思っていたら、夜からの突風と横殴りの雨。 ビル風で強度二倍の中野坂上駅周辺は、大変なことになってました。 冗談でなく、目を開けて前に進むことが不可能な強風。
駐輪してあった自転車が倒れるだけでは飽き足らず、 タイル舗装された広場を、横滑りしてました。怖っ!
普段、都会暮らしをしていると、自然の移ろいにも 鈍感になりがちだけど、たまにこういう脅威を感じることが あると、人間ってちっぽけな存在だよな、と哲学ぶりたくなる。
スタジオジブリが制作協力で、日テレが提供という 珍しく公開前から、一般大衆に向けた話題性に事欠かない 押井守 の最新監督作 「イノセンス」 http://www.innocence-movie.jp/staff/index.html
スポンサーがデカイと宣伝も大々的でして、 映画自体の公開は3月からですが、関連イベントが 目白押しで、今回も、そんな関連イベントのひとつ。 木場の現代美術館で開催中 「球体関節人形展」 http://www.ntv.co.jp/event/kyutai/
日テレがらみで現代美術館というと、去年の9月に行った 「ジブリの立体模型展」の苦い思い出があるので、 あんまり期待しないで行ったのですが、想像よりは全然よかったですよ。
今回、複数の作家さんの作品が出展されていましたが、
やはり、四谷シモンと天野可淡は偉大だ。
自分が多感な時期に多大な衝撃を受けて影響されてる、という点を 差し引いても、あの二人は別格。
日本の球体関節人形の主流となっている 耽美・退廃・アリス的少女礼賛世界 という主題自体、上記2名が作り上げた世界観の併せ技だと思うもの。
不勉強な私の知らない、比較的最近の作家さんの作品を見ても、 どこかで見たような、シモンや可淡のコピーみたいな なんだか独創性に欠ける印象を受けるものが結構多いし。
まだまだ日本では歴史の浅い分野なので、これからどんどん 変わっていく世界なのかも知れませんね。
で、先ほどから何度か出ている 天野可淡 ですが、 37歳という若さで、15年ほど前に夭逝された人形作家。 不思議の国のアリス的な、不気味な異形の少女人形、という 一般的な球体関節人形のイメージを定着させた、立役者でしょう。
諸事情から、作品の実物公開はおろか、3冊しか発売されていない 写真集すら絶版で入手困難のため、すでに、伝説・幻の領域にまで なっているとかいないとか。 幸いなことに、私は彼女の写真集を10年ほど前の増刷時に 偶然入手しているファンですが、今回初めて実物を目にしました。
写真集が、ストーリー性を感じさせる、比較的作りこまれた 世界観で撮影されているので、実物をそのまま目にしたら、 ちょっと印象が違うかな、と思ったのですが、とんでもない。
すごい存在感。ホンモノだ。
人形の放つオーラが、空間を圧倒的に支配しているのですよ。 (なんか、イタいオタクファン的嫌な表現で申し訳ない。)
10年前に偶然とはいえ彼女の作品に目をつけた、高校生の自分に 拍手喝采を贈りたかった。あんたの目に狂いはなかったよ。
そういう面も含めて、すごくノスタルジックでセンチメンタルな 気分にさせられる展覧会でした。行ってよかった。
妹と、夕飯を食べつつ日本アカデミー賞授賞式を見る。
日本アカデミー賞という制度自体は、 ちょっとこっ恥ずかしいというか、背筋がモゾモゾしてくる 感があるのですが、だって他に見るものがなかったから。
宮沢りえは、女優としてはともかく、三十路だっていうのに 噛みまくりつっかえまくりの、稚拙を通り越してすでに失礼の領域の あの頭の悪そうな司会はなんとかならんのかね、とか、
西田敏行は痩せたらより一層、ダチョウ倶楽部のリーダーに激似 だとか、どうでもいい感想をグダグダ言いながら見ていたまめ姉妹を 黙らせたものは。そう!
最優秀主演男優賞での、佐藤浩市(ちょっと酩酊気味)の涙。
自分が受賞して泣くんだったら、そんなに嬉しいか?とか 斜めに見たくなるんだけどさ。
受賞したの、共演の中井貴一なんだけど…。
比較的平然としている貴一の横で、既にワインで赤ら顔の佐藤浩市が、 感極まって泣いてるのを見て、お前じゃないだろ、と突っ込む前に、
この2人、出来てるのか?
と疑ってしまった私をお赦しください神様。
突然ですが。
↓ まめ画。「パソ」 (作画所要時間15分)
結構それっぽく見える…よね?(脅迫的疑問形)
来週、このイラストがどこかにチョロッと載った某雑誌が 発売される…かもしれない。 (希望的観測)
ある意味、メジャー・デビュー。
夢は広がるばかりですな。
お昼休みを利用して、新宿御苑 へお花見に。
新宿御苑には、日本庭園付近と園内のレストラン前に 梅がまとまって植えてありまして、日本庭園付近では 若干開花時期の早い梅が、今の時期から咲いています。
紅・白・桃色、ほのかに甘い薫を漂わす花と プックリと丸く膨らんだ蕾で彩られた梅の木は、 砂糖細工のお菓子のようで、なんだか美味しそう。
日本庭園の茶室の脇を池沿いに歩いていくと、 今度は満開の桜のお花見。
新宿御苑といえば、ソメイヨシノの開花時期には お花見の人でごった返していますが、実は多様な 種類の桜が植えられているため、2月から5月頃まで 色々な桜が楽しめるのです。
今の時期に満開を迎えるのは、寒桜。 新宿御苑では立派な寒桜が2本並んで植えてあり その一画だけ一足早く春が訪れたよう。
まだ冬の名残を残す、春よりは色の深い澄んだ青空と、 若干桃色の濃い寒桜の花の、はっと目を引く鮮やかな対比が、 なんとも贅沢な気分にさせてくれます。
白木蓮の巨木の蕾もずいぶん膨らんでいましたし、 本格的な春も、もうすぐそこですね。
春一番が吹きすさんでいますね。 川沿いの桜並木も、寒そうな裸の枝に 用意周到に硬い蕾をつけて、気の早い梅が 綻び始める季節になりました。
会社の日当たりのよい窓際で育てている 私のサボテン(命名:まめ3世)にも 1年ぶりに小さな小さな赤い花の蕾を発見しました。
冷たく寒い冬の季節の緩みを、ふとした拍子に 感じられると、なんだかワクワクしてきて どこかに出かけたくなります。
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