■ 日々の歩み。 ■
徒然の考察・煩悩・その他いろいろ発信中。

2005年01月18日(火) 心機一転。

明けましておめでとうございます。

…ってもう1月も折り返し地点過ぎましたが。

クリスマス前からひいていた風邪を持ち越しのまま実家で年を越し、
暴れまくる「我が家の生ける黒い宝石」メリーさんと
傷だらけの死闘を繰り返しながらも、目尻垂れっ放しで戯れ続け、
東京に帰ってきてからは、冷たい雨の中、無事引越しも完了いたしました。

今年も心機一転、頑張ります。(一体なにを)





2004年12月17日(金) ゴッドファーザー

一足早いクリスマスプレゼントのお話。
実家に待望の新しい家族がやってきました。

フレンチブル(♀)が実家にお目見え。

2ヶ月ほど前に妹と一緒に実家へ帰った際、母が日参する勢いで通っている
ペットショップに連れて行かれたのですが。

そこで、白目を剥き出し、半開きの口から舌をチロっと覗かせて
ぷっくり膨らんだお腹丸出しで全身を痙攣させて熟睡する
子犬に遭遇。

ありえないほどのブス可愛さに、まめ一家の視線釘付け。

まさに運命の出会い。

しかし当世流行のフレンチブルはお値段がかなり張る上、以前飼っていた
チコさんという犬が死んだとき、プチペットロス症候群に陥ったお父さんは
新しい犬を飼うことになかなか首を縦に振りません。

ところが先日、あまり乗り気じゃない父を引きずるようにしてペットショップ詣でに
訪れた我が両親の目の前で、あのブスい…じゃなかった、

ちょっと愛嬌の勝った(まめ父による表現)件の子犬が、

初めて起きた姿を見せてくれた上、随分とお愛想を振りまいてくれたとのこと。
すっかり子犬にめろめろになった父、あっさり我が家に仲間入り決定。


ところで肝心の名前ですが。
候補を出すようにとのお達しに、「小梅」という名前を提案したまめ姉妹。
いよいよ子犬が家にやってきた月曜日、母に電話をして確認すると。

「小梅は呼びにくいから、お父さんが『かおり』にしようって」

…なぜなら、父は桃井かおりのファンだから。

姉妹、電話口で半泣きで名前変更を懇願。
いや、桃井かおりは私も好きだけどさ…。もっとこう…。


結局すったもんだの挙句、父が一晩考えに考えまして。
12月に、我が家に幸せを運んできてくれる存在になりますようにとの
期待と祈りを込めて、メリー(MERRY) に落ち着きました。

なんとなく羊っぽいけど、まあ良しとしましょう。
今年の年末に会えるのがとても楽しみです。






2004年12月08日(水) 師走DE迷走。

年の瀬も押し迫って、なんやかんやと慌しく雑務に追われる日々で御座います。
年明けに引っ越す予定なんですが、まだ新居が決まらない。
今週・来週末で本腰入れてなにがなんでも見つけます。
クリスマスに妹と引越し先探しなんて、寂しすぎてやってられない。

<最近の気になるメモ>

・近々観にいってみたい映画。

「ヴィダール」 http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=321369
塚本晋也監督作品。地下道でポスターみて素敵だったわよ。
塚本監督作品といえば、「鉄男」でも「六月の蛇」でもなく、
「双生児」(モックン主演)がマイベスト。
映画館に見に行ったとき予告で流れた、チョコボール向井氏出演の「駅弁」
ビデオが見つかりません。同行者の間では、今でも語り草。

しかし新宿の「K's cinema」って映画館、行ったことないが…。
9日までここで公開してる、ベルナルド・ベルドルッチ監督の
「ラストタンゴインパリ」(完全無修正版)は、渋谷で昔観たわね。
衝撃のバターシーン、絵面も凄かったが台詞も恰好よかった。 

「オペラ座の怪人」http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=320635
もともとこういう仰々しい感じの欧州時代モノ大好きなんで。
「オペラ座の怪人」の話自体は大して好きではないけど、オペラ座は素敵。


・近々行ってみたい展覧会

東京都美術館のミュシャ展、国立博物館の唐招提寺展。
どっちも似たようなの数年前に観にいったけど、好きなものは何度観てもいい。

今日は力尽きたので、このあたりで。





2004年11月15日(月) 生存確認。

長らく留守にしておりましたが(約1ヶ月)、なんとか生きております。
最近は、いっぱしの会社員気取りで忙しく働いておりますよ。
毎日定時で帰って、ドラマと彼氏からのメールのチェックに余念がない
気楽な腰掛OLのはずだったんですが。(時間があってもそんなことしないくせに)

皆さんは知りたくもないでしょうが、自分の記憶メモのために
ここ1ヶ月の出来事を思い出すまま時間順にざざっと羅列。

・誕生日祝いを、各方面より。皆様ありがとうございます。
 リラックマ抱き枕にリラックマぬいぐるみ、リラックマ枕にリラックマほっぺ枕、
 温泉リラックスグッズ、豚のロールペーパーホルダー(紅白)、うまい棒、
 手作りクッキー、手作りレアチーズケーキなどをいただきました。
 27歳なのに随分ファンシーなラインナップですこと。嬉しかったです。

・実家の建て直し完了。新居へ赴きまして、一部屋一部屋トイレから屋根裏まで
 両親の解説つきで案内してもらいました。
 キッチンの棚と冷蔵庫(扉だけ特注)が、本当にオレンジ色だった。
 やっぱり持ち家っていいねえ。維持と管理が大変そうだけど。

・母方の祖父(89)のお見舞いへ。
 もう随分長いこと寝たきりで、ちょっと痴呆も進んできているのですが
 妹の顔は判ったが私の顔は判らなかったらしい。
 「また来るね」って言ったら、「次来るのは、俺の葬式だな」って言ってた。
 ものすごいブラックなジョークだな。
 次の日母が御見舞いに行ったら、「2人はどうした?」って聞いたらしい。
 一晩寝たら、私のことも思い出した模様。

・会社の近くにチェーン店の古本屋が出来たので、中山可穂の本を纏め買い。
 (デビュー作の文庫表紙が、私の素敵センサーにクリティカルヒット)
 この人の話は登場人物のもがき苦しむ心情に物凄く共感できて、
 それ故に感じる反発と併せて、すべてが痛々しく感じる。
 
・知り合い宅の猫が望まない妊娠で子猫4匹出産。
 つがいで猫飼ってりゃ充分想像できる事態なのに、野放しにした結果がこれ。
 ちゃんと避妊手術して、引き取り手に困るような子猫を生み出さないのも
 飼い主の義務であり責任。可愛けりゃいいってもんじゃない(怒)。

・上野科学博物館新館、リニューアルオープン。
 展示内容もちょっと増えて、随分見やすくなりました。
 カモノハシの剥製がとてもプリチー。

・友人の結婚祝いを一緒に買うため、中高時代の友人Mサンとお買い物。
 ついでにダーリンになる予定の彼にも会わせていただきました。
 凄いラブラブで、超くだらないことでジェラシーの炎を燃え立たせて
 プリプリしている彼が、物凄く可愛かった。
 デレデレしながら2人の様子を観察。いいもの見させてもらった。


・中高時代の友人Bサン結婚。アットホームでとても素敵な結婚式でした。
 Bサン、最高に綺麗だった。式はかなり緊張していたらしいけど
 お酒同様、顔にでないので(笑)、堂々として最高に輝いていたよ。
 初対面の旦那様が、想像していたよりずっと可愛らしい方で
 なんだか微笑ましかったです。末永くお幸せに。

他にも色々あったけど、まずはこのへん。
 



2004年10月19日(火) おめでとう自分。

 ものすごくお久しぶり。20日ぶりか。ちょっと潜伏してました。

27回目の誕生日おめでとう、私!
(脳内BGMは、電気グルーヴの「HAPPY BIRTHDAY」でよろしく哀愁。)


20歳あたりで考えていた将来設計では、そろそろ人妻になっているはずでしたが、
大幅な変更を余儀なくされまして、今のところ未来永劫名字が変わる予定はありません。

来年あたまに、今住んでいるマンションの更新が切れるんですが
次も妹と同居することにあっさり決定しましたし。(姉妹会議時間30秒)


日付が変わったところで、お誕生日メールもいただきました。
私もすっかり忘れてたけど、向こうも私の存在など忘れ去ってると
思われた意外な人物が、なぜか一番乗りでメールくれました。

ありがとう。愛してる。
で、そっちの誕生日いつだっけ?(嗚呼無情)

冗談ですよ。システム手帳見れば判るもん。
システム手帳が何処にあるかがわからないだけで。


万事この調子で今年も飛ばしていきますわよ。覚悟はよろしくて?



2004年09月29日(水) デーブ大久保。

4月の日記にも書いたことがありましたが。

新大久保と大久保の中間あたりで、よく太った縞猫に
遭遇していましたが、日向ぼっこポイントだった
お宅の向かいの空き地に、春過ぎからマンションの
建築が始まって以降、姿を見かけなくなっていまして。


もともと野良猫ですから、もしかしたら何処かに旅立ってしまったのかと
心配していたところ、本日、久しぶりの再会を果たしました。


相変わらずの立派な体躯…というか、
明らかに顔が一回り丸くなっている気が。

毛並みもツヤッツヤだったし、どっかでいいモン食べさせてもらって
養われていたのかしら。


なにはともあれ、無事の再会の喜びに、
30秒ほど睨みあってきました。

動物との交流は、動物側の心理はともかく、私の心を癒してくれます。



2004年09月27日(月) 氷見のブリンス。

 富山から帰ってまいりました。
タラソテラピーは、想像以上によかったですよ。
ちょっと健康ランドっぽいノリの施設で、気軽に楽しめる感じ。
海藻入り全身泥パックが、ホコホコ温かくて極楽気分。


ところで今回、氷見漁港にご飯を食べに行ったのですが、
寒ブリで有名な氷見漁港の、ブリのマスコットキャラクター

「ブリンス君」 っていうらしいです。
ちなみに、こんなテーマソングまであった。http://www.exe.ne.jp/~himijc/burinsu/burinsu.htm

この 「ブリのブリンス君」 と、海坊主の子供 「ひみぼうず君」 は、
氷見出身の漫画家・藤子不二雄A 先生のデザインだそうです。


富山の人って、すごく生真面目にものすごい駄洒落を考えつくなあ。



2004年09月24日(金) 秋の遠足。

今日の夜出発で、富山に行ってきます。



昨日の祝日は、一人で新宿で買い物後、初台オペラシティアートギャラリーの
「夢見るタカラヅカ展」見に行ってきました。

ここのところ、秋の気配を感じるせいか購買意欲に火がついてます。
先週も、森で跳ねる兎模様の透かし彫りのシルバーリングと、
60年代っぽい幾何学模様のコーデロイのワンピを購入したばかり。
異常に厳しい残暑のために、買い揃えた秋物は、なかなか袖を通す機会が
やってきません。

指輪は右手の薬指にさっそく装着。
もともと右手の中指には、オレンジ色の石の入った指輪と、
互い違いのクロスの透かし彫り指輪が2本も嵌っているので
見た目が物凄いことになってます。

妹に、「人でも殴り殺しに行くのか」と真顔で聞かれました。



「夢見るタカラヅカ展」は、相変わらずユルイ造り。
オペラシティアートギャラリーは、かなり頻繁に足を運んでいますけど
今までで一番面白くなかった企画だったなあ。

タカラヅカって扱いの難しいサブカルだね。
もっと、あの世界が内包する毒々しいキッチュさを曝け出せたら面白いのに。
そういう意味での本質を一番捉えていたのは、蜷川実佳だった気がする。

売店で、篠山紀信氏が撮影したタカラジェンヌの写真集を立ち読み。
紀信氏は、男役を被写体にするのは好きだけど、娘役撮るのは
あんまりお好みではないらしい。

紀信氏が撮りたいジェンヌの姿って、あくまで男性側からみた
「男装の麗人の滲み出る色気」なので、大半の女性ファンの考える
「男役の格好よさ」とはちょっと違うのが、紀信氏の写真が
ヅカファンにはイマイチ評価されにくい要因なんだろうなあ。
なんか、普通にマニッシュで綺麗なオネエサン、って感じに仕上がっちゃう。


だから、某娘役に男装させて撮った写真は、なんか凄絶にエロかった。
通常の娘役姿の写真は、全然色気なくてイケてないのに。

本人が男装することにかなり難色を示した、という話をどこかで
聞いたことがあったけど、あれだけは、紀信グッジョブ、って言いたい。



2004年09月20日(月) 六本木純情派。

三連休は、妹と外出してました。
姉妹揃って、ともだち少ない寂しい子たちなんです。

六本木ヒルズの森美術館に行ってきましたが、
出来て1年以上経ったはずなのに、相変わらず詰めの甘さが
各所にみられて、あれだけ人が多いのに、色んな意味で勿体無い。
案内標識が判りづらく、無駄にたくさんいる職員も、なんの役にも立たない。

美術館内は、大して混んでいなかったのですが、とにかく展望台と
セットになっていることもあって、チケット買うまでに20分くらいかかる。
だいたい、52階のチケット売り場に登るエレベーター前にたどり着くまでに
10分以上待たせて、ぐるぐる細い通路に並ばせるなんて異常だね。

展示内容は、現代アートを中心に展示するつもりなのかなあ。
今回は、「COLORS」 という色別にブースを区切った服飾系の展示と、
「小沢剛」という現代ポップアーティストの展示。

「COLORS」は、18・9世紀の欧米のドレスが何点か展示されていて
それがかなり興味深かった。
いっそのこと、アンティーク系のドレスで統一してくれた方が面白かったかも。
ただ、展示の仕方と照明が悪くて、一方向しか洋服が見られないので、
せっかく凝ったつくりなのに前飾りが見えなかったり、ちょっと
物足りない部分もありましたが。

「小沢剛」 の作品は、以前オペラシティギャラリーでも見たことがありますが、
さすがに会場の規模が段違いなので、かなりの数出展されてて見応えありました。

ただ、小さなハコ向けというか、身近な素材をつかった懐かしくも
ユーモラスな作品を作る作家さんなので、森美術館の広くて現代的に
綺麗過ぎる雰囲気とはちょっと作風があわないかなあ、って感じもしましたが。


やっぱり、展示の仕方が随所で気になった。
牛乳箱を使ったシリーズの作品を壁に掛けて展示していたんですが、
中が覗き込めない、高い位置にまで展示してあったり、展示用の
設置壁の裏の骨組みが、まる見えだったり。


個人的にはかなり好きな部類の作品でしたが、あれを国内最大規模を誇る
私営美術館で、3ヶ月近い長期展示でやる意味は、あんまり感じないなあ。

どうやら、私営美術館は有名な作品を外国の美術館から貸し出してもらうのに
さまざまな制約があるし、53階という高層階に美術館があるため、
搬出搬入の制約も多いらしい。

現代アート系で売り出す美術館としては、それって致命的だと思うんだけど。
まあ、展示内容がイマイチでも、場所柄放っておいてもお客さんが入るから
あんまり気にしてないのかなあ。


唯一、私の心を捉えて離さなかったのは、51か50階のエレベーターホールの
アートギャラリーで売ってた、ボス(Hieronymus Bosch) のフィギア。  【こんなの】

すごく好きな画家なんだけど、こんなの売ってるの初めてみたよ。
財布事情からちょっと今回は買えませんでしたが、近いうちに。



2004年09月19日(日) 雀の墓標。

ウチのベランダで、雀が1羽死んでいました。
特に目立った外傷はないようでしたが、小さな身体は黒ずみ縮こまり
死んだ生き物特有の違和感を感じさせる姿で、ベランダの隅に
横たわっていました。

この場所で命が尽きたのもなにかの縁なので、タオルに包んで、
ちょうどいい大きさの箱を棺代わりに、お墓をつくりました。


都会で一人暮らしをしていると、生き物の死に目にはなかなか
立ち会う機会が少ないですけど、人でも動物でも、死ぬ瞬間や
亡骸を目にした時の、あのなんともいえない違和感や、足が竦むような
恐怖感というのは、やっぱり本能的なものなんですかね。

死という概念は、人間だけが持っているものだと言われていますが
すべての生き物は、死に直面すると必死にその腕から逃れようとします。
死への恐怖は、生あるもの全てが共通して本能的に感じるものですが、
理性を持った人間は、宗教や思想によってその恐怖を克服しようとしたり
また恐怖を超えて、逃避や安寧の場所を死に求めることもあります。


死んだらどうなるのか、死ぬ瞬間はどんな気持ちなのか。
そんなの死んでみなくちゃ判らないんで、聞いて正確に答えられる存在は
この世に存在しない訳ですが、たまにはそういう哲学的なことを
考える時間を持つのも、大切なのかもしれないですね。


雀さん、やすらかに。


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