想い出の樹

2005年01月12日(水) ピアノパラリンピック

9日10日と、横浜みなとみらい小ホールにて、
ピアノパラリンピックが開催されました。
私はボランティアの1人として、
受付と誘導を当日お手伝いさせていただきました。

ボランティアはとても忙しく、
演奏を聴く余裕が持てなかったのですが、
私はBコース評価委員にもなっていたため、
一部の方の演奏を聴くことができました。

一番印象に残っているのは、
1音1音に対する意識の高さです。
ピアノは鍵盤を下げれば音が鳴る楽器なので、
1音1音への意識を持つことを忘れてしまいがちです。
しかし、みなさん丁寧に1音1音心を込めて演奏なさっていました。
心のこもった演奏というものは、とても心地がよいものです。
ほんの一部の演奏ではありましたが、
とても気持ちよく演奏を聴くことができ、嬉しかった!

残念なのは、研究会会長の障害者への理解のなさです。
ここ1年研究会をやめるかやめないかでずっと悩んできましたが、
退会する決心がつきました。
今回のパラリンピックも、障害者への負担がかなり大きいものでした。
障害者&障害者を教えているピアノ指導者のための研究会にもかかわらず、
一体なんのための研究会なのだろうと悲しくなります。

この研究会からは素敵な出会いを享受させていただきました。
それだけが救いです。
たくさんのすばらしい先生方と知り合うことができたのです。
今後はそういった方たちと個人的にお付き合いさせていただき、
有意義な形でレッスンに生かしていきたいと思います。



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中嶋 [HOMEPAGE]

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