日々記
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ゴールデンウィークだからといって歯車みんなが休んでいたら動いていかない。働いております。 遼くんすごいなあ。
明後日はコミティアに出ます。詳しくはオフラインのページで。 新刊は小話にある「栄冠は君に輝く」という場面を思い切り膨らませた話になります。 お出かけのついでにでもお立ち寄りいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
4月は恋愛小説をたくさん読みました。 おすすめいただいたものを中心によみあさったので当たりばかり。豊作でした。ほくほく。 どれもかわいらしいカップルでしたが、一番変わっていたのでは、木地さんの悦楽の園かな。これはまあ恋愛小説とちょっと言いがたい部分もあるんだけども。 ちょっといろいろ感じたことがあったので、また後日言葉をまとめたいなぁと思っています。 またおすすめしていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。
4月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3030ページ
小説道場〈1〉 小説を書くためのハウツー本。見事な上から目線の書き方は当時の中島さんなら許されるんだろうなあ。主にJUNE小説向けに書かれてますが、一人称と三人称、視点の話がわかりやすかった。 読了日:04月30日 著者:中島 梓
左京区七夕通東入ル 可愛い格好をした女子が自転車で走っているというだけでときめいてしまう京都マジック。恋愛に関してはブルーベリーの甘やかさ。もうちょっと読みたいなという気持ちを刺激されました。京都から飛び立った二人はどうなるのか。織姫彦星のように一年に一度しか会えなくても満足していそうで、ほほえましい。アンドウくんとヤマネくんも囲んで四角関係がずっと続いてほしいな。 読了日:04月27日 著者:瀧羽 麻子
九つの、物語 食というのは生の象徴であるような気がするので、幽霊の作ったご飯を食べる場面の豊かさに不思議な魅力を感じました。すげえうまそう。引用される九つの物語は近代文学あたり、妹の心情とクロスして物語に深みを与えてくれます。読みたい本が増えました。 読了日:04月25日 著者:橋本 紡
ぼくのかみさん 息子がつれてきたかみさんは男だった。現実に起こったら面白そうな題材に惹かれて読みました、親父さんの苦悩は計り知れないものだろう。でもだからこそ、きれいな部分をなぞるだけでなくもっと踏み込んでほしかったなー。ちょっと物足りない。おじいちゃんがとてもチャーミングでいい味出してました。 読了日:04月21日 著者:咲乃 月音
流れ星が消えないうちに (新潮文庫) 三人で生きていくという考えに不自然さはないように思った。時間がゆっくりと解決してくれるんだろう、加地くんの存在はそのうち二人の頭上でずっと輝く星みたいなものになるんだろうと感じた。年をとるのっていいね。そう思わせてくれる父親の存在に救われます。 読了日:04月18日 著者:橋本 紡
お釈迦様もみてる 自分応援団 (お釈迦様もみてるシリーズ) アンドレ先輩いい人だなー。ユキチと柏木先輩との関係は好きだな。あっさりして読みやすいのはいいけれどもうちょっとハラハラしてみたい気もしてきた。 読了日:04月17日 著者:今野 緒雪
バッカーノ!1710―Crack Flag (電撃文庫) モニモニの最高の笑顔きれいだったろうなあ、と思ったら涙が止まらなくなりました。ヒューイがちょっとかっこよすぎて後の年代で何をやっても許してしまいそうな勢いである。成田さんの作品の中で一番の恋愛小説だと思った。 読了日:04月09日 著者:成田 良悟
世界が終わる夜に奏でられる音楽 13歳の男の子と19歳の女の子が一緒に暮らすお話。莉絵が、逆紫の上計画を成し遂げようと保護者魂を燃やしていましたが、冷静に考えると二人ともまだ立派に子どもです。将来に無限の可能性がある、まぶしい存在。そんな、やや非現実的な設定ですが深く引き込まれました。莉絵はとびきりいい女になると思うので、耕太くんは大変そうです、なんとしてもがんばってもらいたい。前途は、物語上で描かれるほどきれいばかりじゃないだろうけど、二人ならどんな選択をしてもいいんじゃないかな。幸あれ。 読了日:04月05日 著者:楡井 亜木子
悦楽の園 「普通」ということはすばらしいことだと思っている自分としては木地作品に完全に共感することはできない。でもたぶん問題はなくて、私はこの作品がとても好き。「普通でない」ということもすばらしく、彼が彼であるだけで物語が生まれるのは当然だろうなと思う。真琴も南も魅力的だし、個人的に、親友であろうか危うい葛藤を続ける染谷くんには喝采を送りたい。大好きだ。いつも単なる敵として描かれる周りの普通の中から、今回はぽつぽつと面白い人物が出てきていたのが嬉しかったかな。 読了日:04月01日 著者:木地 雅映子
薔薇色の人生 (ビーボーイノベルズ) 立場やら性格やら外見からだけ判断するとうまくいきそうにない二人ですが、ぴたりと合わさるものだなと思いました。二人の置かれた境遇は暗い、でも案外周りの視線はあたたかい。二人の人生薔薇色であってほしい。木原作品初読でした。 読了日:04月01日 著者:木原 音瀬
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