# 11万HIT御礼 (題1-6)
2005年10月16日(日)
11万HITありがとうございます。
昨夜の日記を書いた時点で実は到達してたのに気付いてはいたのですが(笑)
なんか凄いね、11万て。

本日の作業報告。B37、B36修正完了。ソースもUPしておきました。
一応、修正完了ソースは順次UPしていく方向で。
B37は殆ど修正していないので、バージョンアップなしという記載になってます。

■ お題雑文

6.「ごめん」

それは、さらさらと流れる空気みたいな自然さで零れた音だったのに。
なのに、僕の心はぐしゃりと一握りに潰されたみたいに縮まって、壊れてしまうかと思った。
君はただ、僕に謝っただけなのに。
いいんだ、勿論わかってる。その言葉にそれ以上の意味はないんだ。
僕の方なんだよ、特別な響きを見出してしまうのは。
本当なら僕はただ、「いいよ」と笑って頷ける言葉のはずだったんだ。
心の奥底に刻み込まれた傷跡が、怯えた悲鳴をあげなかったなら。

「ごめん」

あの日あの時。
その後に続いた決別の宣告。
僕を絶望の淵に突き落とし、日常から非日常へと僕をいざなった、
そのたった3文字の言葉。
耳にこびりついたその響きは、僕の胸をえぐって傷跡を残していった。
傷は、再び君と共に居られるように戻ったあとも、消えてはくれなかった。

君はどうしてだかわからないかもしれない。
僕が何故そんなありふれた日常の言葉一つに、滲む涙を堪えられなくなるのか。
知らなくていいんだ。
知ったら、君のほうこそ傷ついてしまうから。
君の言葉に傷ついたなんてことは、僕は消せるなら消してしまいたい。
この傷を消せないのは、ただ僕が臆病で弱いだけなんだ。

消せないのならせめて、愛しい傷跡として残ってくれたらいいのに。

(ココロの10題 / 6.消えない傷跡 / お題配布先様『ココロ』)


2004年10月16日(土) MILKTEA
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