無責任賛歌
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2000年08月16日(水) |
橘外男&中川信夫ワンダーランド/映画『女吸血鬼』ほか |
朝から倉知淳『占い師はお昼寝中』読み始める。自分の感性にあった小説でスラスラ読めるが、それだけに一気に読み終えてしまうのが惜しい。今日は2話だけ読む。
突然、女房が悲鳴。 「ひいいいいいいいいい!」 まるで楳図かずおの『ママが怖い』。 「な、なんだ?!」と血相変えて女房を見ると、きょとんとして、 「……あくびしただけだけど?」 ……どこがじゃあ! 俺、確実に寿命縮められとるな(T_T)。
NHKで『ふしぎの海のナディア』映画版見る。 公開当時、テレビシリーズに比べそのクオリティが各段にダウンしていたので激怒したが、さもありなん、制作がGAINAXからグループ・タックに移り、しかも外注出しまくりだったのである。 しかし今見てもナディアのキャラクター造形って嫉妬深い馬鹿女の典型。こんな女、現実にいくらでもいたぞ。そんな女に限ってナディア嫌いだったりするが、これって、近親憎悪じゃねえのか? 伊藤つかさがヒロインの声やってるが、結構艶っぽい。ああ、あの『少女人形』の可憐な少女も今はおばさん……なんてことを書くからロリコンなんて言われんだな。
映画三昧だったので今日は一休みしたかったが、結局女房に連れ出される。 シネリーブル博多駅で『女吸血鬼』。どうせキワモノ、と思って見たら堂々たる正統派吸血鬼モノで驚き。原作が……橘外男?! 戦前から戦後にかけて活躍した怪奇・幻想小説の第一人者じゃないの! 映画化作品があることを知らなかったとは不覚。 監督の中川信夫には更に橘作品として『亡霊怪猫屋敷』がある。もしかしてこの組み合わせ、黒澤明+山本周五郎なみの名コンビかも?
映画帰りにゲーセンで、ミニ扇風機、たれぱんだのソーメンセット、おじゃる丸のミニバッグ、アルプスの少女ハイジのオルゴールをゲット。千円ちょっとしかかからなかったから、結構お得か。 女房、欲しいものが手に入って嬉しいのか、帰宅するなり早速扇風機に乾電池を入れ、回して喜ぶ。でもミニの癖に音がうるさい。
二見文庫『仮面ライダー大研究』読む。全百話の裏話を一話ずつ解説という馬鹿丁寧なモノ。藤岡弘が出ない回が何回かあったが、ケガの他に失踪もあったのか、と初めて知ったこともあり楽しい。 ゾル大佐役の宮口二郎は今日見た映画で吸血鬼を演じた天知茂の弟。二人とも今は故人だ。寂しいなあ……。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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