無責任賛歌
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2003年08月17日(日) |
穏やかな休日/映画『宮本武蔵』『續宮本武蔵 一乗寺の決斗』『宮本武蔵完結篇 決闘巌流島』 |
アニメ『鉄腕アトム』第19話「ロボットボーイ」。 今回えらく線が固いなあと思ったけれど、やっぱり作画監督が杉野一夫だった。杉野さんの『ブラック・ジャック』も相当違和感があったけれど、『アトム』にまで起用するのはどうかと思う。名作をたくさん作ってる人にこういうことを言うのは何なんだけど、昔はまだしも、今やすっかり柔らかい線が描けなくなっちゃってるんだからねえ。 チックとタックをロボットにして出演させるのも、原作ファンはあまり嬉しくなかろうねえ。
NHK‐BS2で映画『宮本武蔵』『續宮本武蔵 一乗寺の決斗』『宮本武蔵完結篇 決闘巌流島』の三本を立て続けに見る。 ちょっとした映画通なら、宮本武蔵の決定版は内田吐夢監督・中村錦之助主演版『宮本武蔵』五部作を挙げるところだろうが、私はこの稲垣浩監督・三船敏郎版の三部作も嫌いではない。だいたい戦前からの映画ファンは「宮本武蔵」と言えばたいがい片岡千恵蔵を挙げる。世代により、武蔵観の違いにより、好みは分かれて当然だろう。 この三本も見返すのは随分久しぶり。嫌いではないと書いたが、原作を後半はしょったために、欠点は随所に生まれている。 ある種群像劇の要素もあるシリーズだが、前半の主要人物である本位田又八(三国連太郎→堺左千夫)やお杉婆(三好栄子)、沢庵和尚(尾上九郎右衛門)と言った面々が完結編では影も形も現れないのはやはり始末がついていない印象を与える。 お通(八千草薫)も、美しくはあるのだけれど、どうもお嬢様演技が抜けきれていなくて、もう一つ心に迫るものがない。お前さあ、自分から武蔵追っかけといてよ、いざ武蔵が襲いかかったら「いけません!」って拒絶してさ、それで武蔵が決闘に赴くと「私より剣の方が大事なのね」って、ただのやらずぶったくりのバカ女じゃん(-_-;)。 これ、アカデミー外国語映画賞を取ってるんだけど、外国人はこれのどこにどう面白さを見出してるんだろうか。それほど凄いとも思わんのだが(ウィリアム・ホールデンが強烈にプッシュしたとの説あり)。 それでもやはり三船敏郎の殺陣の豪快さは一見の価値があろう。三船はやはり稲垣監督の『佐々木小次郎』でも既に武蔵を演じていたし、この映画が作られた昭和29(1954)年から31(56)年にかけては、『七人の侍』『生きものの記録』などの黒澤明作品に出演していて、脂の乗りきっていたころだった。
今日も一日中、日記書き。過去の記憶を引きずりだしながらだから、既に正確さは失われてるとは思うが、まあ公開日記なんてものは虚実皮膜なところが面白いんだから、真実をご存知の方も薄目で見ていただければ幸いなのである。
夜、パソコンを使い始めたら途端にフリーズ。 ウィンドウを10個ほど開いたらそうなっちゃったんだが、スタートボタンすらクリックできなくなっちゃったのには参った。仕方なく電源コードから抜いたけど、そのうち壊れたりせんかな、このパソコン。
2002年08月17日(土) しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん/アニメ『プリンセスチュチュ』第1話/映画『ピンポン』 2001年08月17日(金) 代打日記 2000年08月17日(木) 明日から仕事/『夜刀の神つかい』(奥瀬サキ・志水アキ)ほか
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