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■ 2009年05月02日(土) いざばんえい! <画像あり>
さてGWも本番、北海道にいるからには是非一度は見てみたい(馬好きなら)、帯広はばんえい競馬@帯広競馬場に行ってきました。サラブレッドの約2倍の馬体重、即ち1tくらいの大きな馬が、重りと騎手を乗せたソリを曳きながら、直線200mを競います。
到着したのは第6レースの発走前。取り敢えず「エキサイティングゾーン」(「BANEI TOKACHI OFFICIAL GUIDE BOOK 2009-2010」より)こと、馬場の前へ。
ばんえい最大の山場、高さ約1.6mの第2障害です。すっごい迫力! でもこの写真じゃあまり伝わりませんね。画像クリックで大きな画像が出ます(別窓)。
どうでしょう。大きな写真だと少しは迫力が伝わるでしょうか。
ゴールはこんな感じ。普通の競馬だと馬の鼻先がゴールラインを通過した時点でゴールですが、ばんえいはソリの後端が通過したらゴールです。
競馬場に行ったら取り敢えず馬券を買う派の相方が買ったばんえい初馬券(7R)、当たりました☆ ちなみにフルゲート10頭、枠は8枠まであります。コースは直線のセパレートなので、内枠とか外枠とかは関係なさそう。
ばんえい競馬ですが、ニュースとかでは見たことがあります。第1障害を越えた後、第2障害までの直線で馬が止まるんですが、あれは馬が疲れて止まっちゃうのかと思ってたら、騎手が止めてるんですね! どこでどれくらい止めるか、というのも騎手の駆け引きみたいです。 あ、勿論フツーの競馬みたく、馬は襲歩(全力疾走)なんかしてません。スタートから第1障害までと、第2障害越えてからゴールまでのところで駈歩になってたりはしますが、他は基本常歩です。700kgとか800kgとかのソリを曳いてるんですから、それも当然ですね。
さて、レースの様子を見てみますか。 スタート。出る時は駈歩ですね。スタートの仕方は中央競馬なんかと同じ。
第1障害(高さ約1m)は駈歩の勢いに乗って、みんなスムーズに駆け上がります。上まで行けば下りは重みで楽に下りられるので、そのまま駈歩。
第1障害と第2障害の間、ここが最大の駆け引きの場です。何処で馬を止めるか、強い馬や人気の馬なんかとかなり駆け引きしてるみたい。
最大の山場、第2障害。これは流石に簡単には越えられないよう。なかなか上ろうとしない馬、途中で止まっちゃう馬。前脚で坂の上をしっかりと踏みしめるまでは、相当な力が必要と見えます。9番の馬が今まさに上りきろうとしてますね。
9番の馬が無事障害を越えていきました。一方、10番(一番手前)の馬が上りきるまであと少しのところで前脚の膝を付いてしまってます。これを「膝を折る」というそうで、ものすごくロスになり、スタミナも消耗しちゃうそうです。このまま起き上がれず、失格になる馬もいるとか。
第2障害を越えた直線からゴール。ここでスタミナが残ってると、駈歩でずんずん前の馬を抜いていったり、逆にスタミナがないと抜かれていったりします。
直線200mのばんえい競馬、面白いのは、馬と一緒に「人も走る」こと。 コースの向こう側に、黄色いヘルメットに黄色い上着の人たちがいるの、見えますか? あの人たち(調教師さんなのか厩務員さんなのか)が、レース中、馬を追いかけて「行け!」などと檄を飛ばしていました。騎手だけでなく他の人も近くで馬を追う競馬。 馬と一緒に走るのは、何も関係者だけではありません。 コースの手前、一般のお客さんたちも馬を追って走ります。スタート付近や第1障害の辺りにいたお客さんも、馬が進んで行くにつれゴール方向へと走るのです。200mを2分とか3分とかかけて走るので、人も無理なく付いていけます。これは面白い! 私も1Rだけ一緒に走ってみました。まあ200mを2分とか言っても、途中止まったり障害があったりでずっと同じペースで走ってるワケじゃないから、ところどころ追いかけるのがしんどかったりもしますがw
こちらが輓馬です。重さはサラブレッドの約2倍、1t前後。ずんぐりとした馬ですが、間近で見ると(私としては)思ってたより大きくなかったです。最近間近で馬見てるからかしら。相方は「やっぱり大きい」って言ってました。でもやっぱり大きくても可愛い。 たてがみが長いので、結んだり編んだりしてる馬が多かったです。特にメインレースに出るような馬は、かなり手の込んだ編み込みされてる馬も。いいですね、可愛いですね。
この写真はパドックで撮ったものですが、レースではソリに乗る騎手が、パドックと入場の時には馬に乗ります。でも鐙はありません。手綱も輪になってなくて、右手の手綱と左手の手綱は繋がってません。これでこんな大きな馬を操るってすごい。万が一暴れたりとかしても大丈夫なんでしょうか。あんまり暴れないんでしょうか。 ちなみにパドックや入場行進する馬場、馬と観客との距離がすごく近くて、外側を歩く馬になんか手を伸ばしたら届きそうなくらいです。
女性騎手が複数名いるのにも驚きました。輓馬の毛色がフツーに鹿毛とか芦毛とか青毛とかなのも意外でした。斑毛とかいないんでしょうか。馬齢も4歳とか5歳とかで、サラブレッドの競走馬と変わりません。馬術みたくもっと年取った馬もいるのかと思ってた!
途中から日が陰ってまだちょっと寒かったですが、結構楽しいです。また来たい、と思えました。取り敢えず道東道が全線開通してくれれば、もっと行きやすくなるのに!
あ、帯広名物の豚丼も食べました。六花亭の本店にも行きましたが、限定商品は売り切れてました(´・ω・`)ショボーン
あと行きは高速でキツネを、帰りは一般道で鹿を見ました。北海道にいるキツネはみんなキタキツネですか? 鹿はエゾシカですか? その辺はよく判らないのですが、とにかくキツネと鹿でした。キツネは高速の路側に斜め後ろ向きに立ってました。鹿は夜の歩道に立ち、歩道と車道の間の草を食んでました。 野生の生物だと、あとはクマでも見ればいいんですかね。タンチョウとかアザラシとかはちょっと難易度(?)高そうなんで。あ、北海道にいるクマはみんなヒグマですか??
こんな私でも生物はトップクラスの成績だったんですが。暗記物得意だった小中高校時代。
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・過去の「今日」。
2007年05月02日(水) 758MB <画像あり> 2006年05月02日(火) 旅支度 2004年05月02日(日) 仏事あれこれ。
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