NORI-☆
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三人暮らし
今日から6日間、パパがアメリカ出張で家を空ける。 折悪く、昨日ヨシキが保育園で熱を出して早退、 周辺で流行している熱が長引く夏風邪らしく、 昨日薬をもらって飲んだものの、熱は今朝も9度近い。 それでも朝7:30にパパが家を出るときには 子供たちは元気いっぱいで、 大きなスーツケースに二人してまつわりついて、 大玉転がしよろしくゴロゴロと押しながら マンションの玄関までお見送りに出たものである。 単身子供たちの朝食と朝の支度とザリガニの世話と 自分の身支度を整えて慌しく登園&出勤、 の修羅場を覚悟していたママだったが、 ヨシキが保育園をお休みせざるを得なくなり、 結局祖父母に家でのお留守番とヨシキの世話を頼むことになり、 形勢は一気に「楽」の方向へ傾いた。 前夜から頼んであったので、8時過ぎにはじぃじが到着、 ママにかまってもらえなくて機嫌が悪くなり始めていたヨシキを 全面的にフォローしてくれ、大助かりである。 じゃあ、サトと一緒にでかけるか…と身支度を進めていると、 そこへばぁばが到着、「ヨシくん、大丈夫〜?」と声がかかると、 ヨシキすかさずじぃじからばぁばへ飛び移り、 手があいたじぃじが、「どれ、サトを送っていこうか?」と立ち上がる。 ええっ?いいの?(^^;) というわけで、サトシはじぃじとともに楽しく先に家を出、 ヨシキはばぁばとご機嫌で「いないいないばぁ!」を見ている。 なんか急に手持ち無沙汰になってしまったママは、 拍子抜けした気分で身支度を終え、 ヨシキの薬や食事、着替えなどのことをばぁばに伝え、 かえって普段より早いくらいの時間に家を出たのであった。 実は、パパがいなくて淋しいので、今日の夜から日曜まで、 子供たちと実家にお泊りに行く計画にもともとなっていたのである。 …つまり、ママは今日の朝さえクリアすれば、 とりあえず週末は楽できる予定だったのだが、 それがヨシキの風邪で計画が繰り上がりスタートになった感じ。 心配ごとはヨシキの熱だけになったので、 パパの留守を預かるママの肩の荷は一気に軽くなった。 お昼過ぎにヨシキだけ先に実家に移動し、 夕方じぃじが保育園から早めにサトシを連れて帰り、 ママの退社時間には二人はすっかりじじばばの元でくつろいでいた。 会社を出る前にママが電話を入れると、 ヨシキも熱はあるものの食欲もあり元気に遊んでいるとのこと、 すっかり安心して、ママはまた一つ自分のためにポイントを使う決意をした。 会社帰りに自宅近くの美容院を予約し、 ここぞとばかりに髪を短くしてさっぱりし、 コンビニでジャンクなエスニック弁当とデザートを購入し、 家に帰ると読みかけの文庫本を片手にお食事。 その後、おもむろにずっと積み上げっぱなしになっていた クリーニング済みの冬物衣料の片付けをはじめたのである。 結局はじめて見ると、衣替え作業はかなり大変だということがわかり、 実家に再び電話を入れ、今日は行かないからよろしく、と連絡をする。 さて、夜は長いぞ!とばかりに片付け、掃除に精を出す。 BGM代わりにテレビをつけて、ゴールデンタイムのドラマを目の端でみながら、 冬服をたたんで箱にしまい、防虫剤を入れ、夏服を引き出しに移す。 途中意を決してザリガニの水替え作業に取り組み、 案外簡単にできたことに満足したり、 ちょっと休憩して買っておいたデザートを食べたり。。。 子供がいると思い通りに時間を使って何かをすることは難しいけれど、 在宅時間がそもそもとても短いワーキングママにとってはなおさらだ。 たとえ家事とはいえ、思う存分取り組めるということが これほど快感だとは!!! (溜めないで普段からマメにこなしとけよっていう批判は、この際ナシ。。。(^^;)) 自分としてはかなり「やった!」という満足感と心地よい疲労感を伴って、 日付が変わって約2時間後に床についた。 。。。。なんか、スカスカ。。。。 3つ並べて布団を敷くスペースに、ぽつんと一枚置かれた布団の なんと頼りないことか。 縦横無尽に転がってくる子供たちの圧迫のない眠りは、 かなりのびのびとして気楽なものだけど、 やっぱり4人暮らしの家に一人で眠るというのは、 とても淋しいことなのだと気がついた。 明日はなるべく早く実家に行って、子供たちに会おう! その日最後に頭に浮かんだ思いは、なかなかママらしく立派な思考だった。 ちなみに、この日は父方の祖母のお誕生日で、 子供たちはママの示唆により、実家からばぁばにお祝い電話をかけたらしい。 その電話で、パパの出発を報告したサトシ、 ばぁばにこんな感想を漏らしたという報告が、消息筋から伝わっている。 「今日から三人ぐらしだからさぁ…サト、いろいろたいへんなのよ。。。」
2001年06月22日(金)
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