「おい!ロイエンタール、どうしたんだ?」 「…………?」 なんだかターさんの反応がイマイチのご様子。 そっかー…そうだよなー たまには仕事休みたい時だって、あるよな。 もう何も問いつめまいっ。息抜きがひつようなのだっ。 こやつは今、落ち込んでいたりするのだっ。 「な、入れよ!昼飯作ろうと思っていたのだ 卿も食うだろう? 」 「………………」 調理、できますた。 「3レーンに引っ越してきた家族の事なんだけどー」 「…………………」 「そこの家の子が、可愛い女の子でさー」 「…………………」 「でー……………」 もぐもぐ。むしゃむしゃ。 食器の音だけが部屋に響いている、静かなる食卓。 投げたボールが返ってこない会話。 オレはロイエンタールのやつに無視されているんだろかー…。 だいたい卿は、なんでそんな離れた場所に座ってんだよー いつもはもっと近くでさー………しくん。 い、いかん、オレはめげんぞ 卿を元気にさせるのはオレなのだっ。 「家の前に花壇あったろう 午前中、オレが作ったのだ」 「………そうなのか」 「毎日綺麗な花が見られるぞ」 …こいつぅ〜〜腕組みなんかしちゃって〜〜〜っ 本当にいつになく気難しい感じになっとるな。 いったい何があったというんだロイエンタールよ 聞かぬと決めていたが、気になるなあー…。 いいや、いいや、ここで退いてどうする 卿を元気にするのはオレなのだ。あきらめんぞ!。 「テ…テレビでも観んか?ロイエンタール 笑ってイイとも!はじまる時間だぞっ。」
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