私は、また、変わらず、
静かにその身を投げ打って生きてる。 腕を切り落として、眠ってしまえばいいというのも、 ただの逃げで。 逃げてばっかりで。 醜い私は、きっと色々な味がします。 内腑の腐った甘い匂いがします。 地にへばりついて、びしゃびしゃに汚れて、 それでもこの目が見ているものは 高い高い空で、 美しいものを、こんなにも愛して、 胸が震えているなんて。 こんなにも、美しいものを愛しているのに、 何も変われず醜いままでいることを、 是 と 思っているなんて。 なんて矛盾だ。 |
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朔月
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