Diary




2007年06月19日(火)
好きなもの

 昨日、新しいCDを買った。
 私は音楽を聴くのが大好きなくせに、CDをあまり買わない。
 CDの、千円や三千円という値段が、昔……中高生のころの自分には非常に高額だったのね。
 その頃の意識が刷り込まれていてまだ残っているのでしょう。
 本なら気軽に買うのにね。特に文庫本なんか、平気で毎週数冊買ったりするのに。
 と思って、いいじゃないか良く知らないCDも気軽に買ったりしたって!と意識改革を行いたい次第です。
 社会人になったにあたって。
 抱負。(笑)

 どんどん自由になって生きてゆきたい。
 自らにかけてた枠を、凝り固まった気持ちを、うまく壊して、手を広げてゆきたい。
 じょうずに。じょうずに、変わってゆきたい。

 新しいCDを買うと、ひとつひとつ、新しい恋くらいちょっとどきどきする。(笑)
 でも、本もそうか。新しい作家の本はなかなか買わないものな……
 マンガもそうよね……
 自分でお金を出して手に入れるというのは、おおごとです。

 私の偏ったこの本棚を、将来家族を持って子どもが生まれて、本好きの子どもだったら自由解放してあげようと思うんだけど、そんなに本好きの子どもが育つかなぁ。(笑)
 自分自身について言えば、母はそんなに本を読まないし、父の本は少しあったけど、ほとんどは実家すなわちおばあちゃんちにおきっぱなしだったのかしら……
 今、父の本棚には興味があるなーーー
 少し覚えている分には芥川とか星新一とか北杜夫とかあったな〜。
 (しかも高校のはんこが押してある本もちらほらで、どうやら図書室からカリパクしたまま卒業したらしい。ちなみに私は父とおなじ高校です。図書の先生ごめんなさい(笑))
 やはり太宰より芥川か?それとも太宰には手を出さなかっただけか?
 私は、太宰より芥川だ。だんぜん、太宰より芥川だ。

 私がものすごく好きな、よしもとばななも、出会いは父の本棚で、ただしそれは父がいたずらにフリマで投げ売りされていたばななさんの単行本三冊を買って……それは私が小学生くらいのときだけど、それを本棚においておいただけだったようだけれど。
 TUGUMIと白河夜船とキッチンね。
 私がTUGUMIを手に取ったのは中1か中2だ。私の人生における貴重な貴重な出会いだ。生きる光を、一つ得たのだ、おおげさにではなく。

 高校のときの友達の話などで、親と読むマンガを共有していたりする友達もいて、すごくうらやましかったなぁ。

 あれ、結局本の話になっている。(笑)

 CDの話をすると、私が最初に買ったCDは、TRFのboy meets girlだって言っているけれど、ほんとはそのまえにクレヨンしんちゃんの主題歌だったかを買っていて、それはちょっと恥ずかしいからその事実を隠していたという過去があります。今ここで無駄にカミングアウト!!
 小中学生の頃はもっぱらミスチルが好きで、そしてわりとみんなミスチルが好きだったから、誰か彼かから借りることが出来てた。高校のときも、例えばラルクも、持っている友達から借りていた。そのかわり椎名林檎は自分で買って、私が貸してた。
 そんな感じで音楽を入手していたから、なおさら、人づてに新しい音楽を知るのかな。
 新しい友達や、好きな人から、新しい音楽を知っていく。

____________

 自分が好きなのか、それを好きな人が好きだから私も好きなのか、その辺の区別があまりなくて。
 自分が好きなものを、洗練して研ぎすませてもとめていくのは、難しい。
 それ即ち、自分というものを洗練して研ぎすませてもとめていくことだからだ。
 自分なんてよくわかんないんだから、何が好きななんてなおさら難しい。な。
 新しい好きなものは、新しい自分を見つけたような気分だ。
 だからどきどきするのかなー。


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