戯言 目次|過去|未来
君と出逢ったことが 運命でも 必然でもなくて ただの偶然で それが誰かの悪戯だとしても あたしは 君との出逢いを 運命だと信じる この出逢いが あたし達を 不幸にしたとしても あたしは 君と出逢ったという現実に 心から感謝するし 絶対この運命を 後悔することはない これから先 君と一緒に歩いていく この先 何が訪れるかわからない あたし達には 越えなければいけない 壁がたくさんあって それを越えられる自信なんて 全然ないけど 今はただ君と一緒にいたくて それがあたしにとって 何よりの幸せで 今の幸せに 浸ってるだけでは あたし達に 本当の幸せは 訪れることはないことも それもわかっているけど だけど 君と一緒に抱き合うことが 愛し合う快楽に溺れていくことが あたしに何もかもを 忘れさせてしまう 君との出逢いは きっとあたし達を不幸にする 幸せなんて 掴めそうもない あたし達は そんな事実を そんな悲しい運命を 一瞬でも忘れられるよう ただ夢中で抱き合う あたしは 君と出逢って そこには愛が芽生えて その愛は あたし達を繋ぐことはできたけど 幸せにはしてくれない だけどあたしは この運命を 受け止める 君と出逢ったこと それはきっと 何にも劣る事のない 最高の運命
藍音
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