戯言 目次|過去|未来
君と想い合えなかった事を嘆くより 君と出逢えた事に感謝しようと思えた 自分に問い掛けてみて分かった 君と出逢えて 悲しい事ばっかりじゃなかった 確実にそこには幸せもあった 想い合えなかった事 それはとても悲しい事だったけれど 想い合えなかったからって 君と出逢ったことに意味がないなんて思えない 初めから分かってたわけじゃなかった 想い合える日を夢見てた時だってあった その夢は現実にはならなかったけれど その夢を見てる時間は幸せだった 君を好きだって思えたこと 自分でそう認められた時 新しい気持ちを感じた その瞬間はとても幸せだった 君に名前を呼ばれたこと 君と話したこと 君の話を聞いたこと 君が笑ったこと 君の目に映ったこと 君と手が触れたこと 何もかも幸せだった 幸せはいっぱいあって 切ない夜もあって あの最後の悲しみを 君への想いの一番終わりに記してた だから君への想いは 今までずっと 悲しい記憶のままだったけど 時間が経って 自分にもう一度問い掛けてみた 今頃やっと分かった もう一度 君への想いの最後を 新しく記す時がきたんだって 君への想いの終わりは 新しく書き加えられた 「悲しかった。 だけど 君と出逢えたことが 何よりの幸せだった。 ありがとう。」
藍音
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